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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/10/8号

相手の術中にはまった
無失点はよし

北海道コンサドーレ札幌 0-0 アビスパ福岡

順位 第33節 10/24現在 得点 失点
11 北海道コンサドーレ札幌 43 33 12 7 14 41 1.24 (8) 45 1.36 (14) -4
8 アビスパ福岡 47 33 13 8 12 38 1.15 (10) 34 1.03 (7) 4

       ジェイ
    (ドウグラス
     オリヴェイラ)

  チャナ      小柏
 ティップ     (柳)

 青木           金子
(トゥチッチ)

    駒井     荒野
            (深井)

   菅   高嶺  田中駿

        菅野
        
sub:中野 西野 小野

試合前に、9月26日に亡くなったクラブ最高顧問・石水勲氏(享年77)へ黙とう。この場に、前寛之と奈良がいたのは縁を感じますが、試合は別。ルーカス・フェルナンデスの右眼窩(がんか)底骨折と、宮沢の左腓腹(ひふく)筋(ひふくきん)肉離れが発表になりました。福森は出場停止。メンバー構成が厳しいことには代わりありません。クリーンシートはよかったのですが、ホーム5戦連続で無得点に終わりました。

長所を消された

互いに、3-4-2-1 の布陣。相手は、今季初めての選手配置で試合に入りました。ミラーゲームなると劣勢ぎみになるところを狙われましたね。開始から潰し合いでなかなか攻めれません。なにせ前半のシュートゼロなのは驚きです。ピンチがほとんどなかったせいか、もどかしさをあまり感じなかったのが救いでした。相手の長谷部監督は、相手の長所を消すところ。攻撃が多彩なので、そこで簡単に自分たちがやられないように、相手が気持ちよく攻撃できないように、準備して当ててみました。、と、語っています。守られて攻めきれなかった試合を思い起こしました

シュートを打てなかった

希望がなかったわけではありません。高嶺は体を張って守り、荒野は動き回って、気の利いたプレーを心がけようとしていました。チャナティップの抜け出しは脅威を与え続けていました。決定機は前半31分。青木が自陣から縦パス。これに小柏が反応して、相手のディフェンスラインの裏へフリーで走り込んでキーパーをかわしたところまではよかったのですが、ペナルティエリア右で足を滑らせて、シュートを打てません。後半2分には、相手のキックミスをチャナティップがカットし、ドリブルで駆け上がってシュートを放つが、ゴール右へ。貴重なチャンスをモノにできないと厳しくなります

菅野がビッグセーブ

この1分後には大ピンチ。抜け出されて1対1になったところで撃たれたシュートを左手でセーブ。これは、反応だけで止められるものではありません。かけひきや、自らの動きを我慢してのセービングです。このプレーで勝ち点を拾ったと言っても、言い過ぎではありません。

スコアは動かず

後半17分に柳が入り、30分には、深井とディエゴオリヴェイラを投入。果敢な動きも好機は生まれず。44分には、トゥチッチが入りました。相手の11本を下回わる、シュート4本は、相手の出来を考えると仕方なかったのかもしれません。スコアレスで終えて、勝ち点1を拾えただけで上出来なのでしょう。

この試合の着眼点

深井が戻ってきました。全般的に運動量が落ち気味のときに、守備面で貢献してくれたのは大きかったです。こうして見るとゼロに抑えるには、最後まで守備の強度が落ちないことですね。この試合では、前寛之にいいところで抑えられました。そういった場面を見せられると、ボランチと最終ラインの選手層を厚くしておきたいですね。

試合間隔が変則になります。11.3(水)16時からドームで湘南ベルマーレ戦。その3日後の11.6(土)14時から、アウエーで清水エスパルス戦。さらに間隔があいて、11.20(土)14時、アウエーでサガン鳥栖戦。残りは5試合。大切に戦いましょう。

(26日 20:30)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/10/16号

残り10分の暗転
勝って終えないと

横浜F・マリノス 2-1 北海道コンサドーレ札幌

順位 第32節 10/17現在 得点 失点
2 横浜F・マリノス 72 32 22 6 4 69 2.16 (1) 29 0.91 (3) 40
11 北海道コンサドーレ札幌 42 32 12 6 14 41 1.28 (6) 45 1.41 (15) -4

        小柏
      (ジェイ)

  チャナ      金子
 ティップ  (トゥチッチ)
(ドウグラス
オリヴェイラ)

  菅        ルーカス
        フェルナンデス
            (青木)

    荒野     駒井
    (柳)

  福森  高嶺  田中駿

        菅野
        
sub:中野 小野

残り6分で勝ち点2を失い、残り2分で勝ち点を完全に失いました。少なくとも、80分まではいい試合でしたが、天国から地獄ですね。選手層ばかり見てしまうのですが、優勝争いするなら、こういった勝ち方もできないといけません。またまた勝てる試合を失いました。

5分で・・

福森とチャナティップが復帰。これで菅が本来の左サイドに戻りました。菅が高い位置を取ることで、左右どちらからも分厚い攻撃を仕掛けられました。立ち上がりから主導権を握れた一員です。悪くなかったスタートだけに、ルーカスフェルナンデスが5分で負傷交代は痛かったです。早期に交代枠を使うことになり、宮沢の負傷欠場と共に、後々で響きました。

攻めて先制

攻撃の手は緩まず、優位に時間を進めます。そのような中で、セットプレーから先制できました。金子の左コーナーキックは、ショートコーナーを選択。菅が受けて、左足で決めました。フイにパスが来て、慌てた結果がああいう形のトラップになったので、偶然が重なって打てたシュートだったと語ってましたが、そういった予測不能なことでないと得点できないですよ

追加点奪えず

勢いは止まりませんでしたが、得点は止まりました。 29分のセットプレーから決定機は、左CKを高嶺が頭で合わせるも、GKがセーブ。そのこぼれ球に福森が詰めるも、ゴールライン際でクリアされました。39分には、荒野のパスを受けたチャナティップが、ディフェンスラインの裏へ絶妙なスルーパス。これに青木が抜け出して、1対1 をゴールに流し込んだがオフサイドの判定。後半も勢いは止まらず、10分に、荒野からの右クロスをフリーのチャナティップが合わせたが枠外。その1分後には、ペナルティーエリア内でフリーの小柏がシュートを放つも、相手のブロックで阻まれました。こうして見ていくと、相手は枠に行っても必死に守ってくるのですよ。対して、うちらの守備の甘さを痛感させられました。24分に、柳とディエゴオリヴェイラを投入します。

ラスト10分で

後半34分に、三度目の交代。トゥチッチとジェイを入れます。この交代は裏目でしたね。前線に張っているだけで、運動量はありません。むしろ、全体としての運動量は下がりました。3トップは人間山脈なのに、高さを生かした攻撃を仕掛けません。これでは、相手は守りやすくなり、反撃に出られます。ヘッドで合わせられて同点、ゴール前へ走りまれて逆転されたのは必然でした。あとは固められて、笛を聞くのを待つだけでした。

この試合の収穫

チャナティップが69分間出場。福森がフル出場。メンバーのやりくりはラクになりました。しかし、福森がコーナーキックやフリーキックを蹴ることはなく、まだ様子を見ながらの90分間でした。

ドームで連戦になります。次は10.24(日)14時よりアビスパ福岡戦。ルヴァン杯決勝を30日に挟んで、11.3(水)16時から湘南ベルマーレ戦。残りは6試合。1つでも多くの勝利を。

(19日 01:00)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/10/30号

何が何でも勝ちたかった
5発で快笑

ガンバ大阪 1-5 北海道コンサドーレ札幌

順位 第31節 10/3現在 得点 失点
14 ガンバ大阪 33 31 9 6 16 25 0.81 (16) 39 1.26 (11) -14
11 北海道コンサドーレ札幌 42 31 12 6 13 40 1.29 (6) 43 1.39 (14) -3

     トゥチッチ
    (ドウグラス
     オリヴェイラ)
 
   小柏      金子
 (ジェイ)    (柳)

 青木       ルーカス
(小野)  フェルナンデス

    高嶺     駒井
            (岡村)

   菅   宮沢  田中駿

        菅野
        
sub:中野 中島

石水勲 株式会社コンサドーレ最高顧問(石屋製菓株式会社 名誉会長)が9月26日(日)に、ご逝去されました。クラブ創設に貢献し、クラブへの愛情に感謝するとともに、ご冥福をお祈りいたします。そして、喪章を左腕に巻いて臨んだ試合です。

早い時間に先制

前節は早い時間に失点を喫して苦しくなりましたが、真逆になりました。相手 DF のパスをカットした駒井が、そのまま自ら持ち運び、ペナルティエリア中央へ。落ち着いて右足を振り抜いて、先制しました。2試合連続完封負けだったのに、開始5分で得点は信じられなかったです。

うれしい追加点

その後は、得点できそうでなかなか取れませんでした。13分に小柏がパスカットからドリブルで持ち込むが、打ち切れず。18分のトゥチッチのシュートのこぼれ球は、小柏が押し込んだところを GK に阻まれました。さらに、22分には、金子が相手に囲まれながらもネットを揺らしましたが、オフサイドの判定。飲水タイムまでに追加点をとらないと危険と思っていましたが、ルーカスフェルナンデスが払拭してくれました。右からのドリブル突破で2人をかわして、グラウンダーのシュートでゴールです。続いたのは高嶺でした。ルーカスフェルナンデスからペナルティエリア手前の中央でパスを受けると、すぐさま左足を振り抜き、強烈なシュートはゴール右隅へ。この豪快ミドルが初ゴール。3点リードで折り返えせるのは、夢のようでした。

後半も早々に追加点

しかし、3点リードは危険な点差ということを、忘れてはいません。ところが、早々に払拭してくれました。後半2分に、相手のクリアミスとなったボールをペナルティエリア右で金子が拾い、GK の股を抜いて追加点。4点差はセーフティリードでしょう。VAR チェックで認められました。

押し込まれても5得点目

後半19分に、トゥチッチに代わって、ディエゴオリヴェイラが入ります。この直後にフリーキックからヘッドで合わされて、再び3点差。息を吹き返してきた相手に対して、33分にジェイと柳を投入。38分には決定機を作られましたが、菅野のファインセーブでしのぎました。そうなると、めぐってくるものですね。43分に、駒井がハーフウェーライン付近からボールを大きく蹴り出し、ボールはペナルティエリア右脇へ。ディエゴオリヴェイラが走って追いついただけでも十分なところでしたが、マイナスに近い角度からシュートを撃つと、勢いはなかったものの、GK の処理が遅れたこともあって、ボールは無人のゴールに入りました。ファインゴールではなくて、泥臭いゴールなのがニクイ。直後の44分に、小野と岡村が入って、悠々と逃げ切りました。

それでも苦言をいわせろ

ガンバ大阪創設30周年記念マッチのご祝儀はさておき、またまたセットプレーから取られたのは問題です。頭一つ抜け出されていました。

日本代表のアジア最終予選とルヴァンカップ準決勝があり、次は一週空きます。10.16(土)19時、日産スタジアムで横浜F・マリノス戦。10.24(日)14時よりドームでアビスパ福岡戦。早いもので、残り7試合です。1桁順位の可能性十分です。7位までは、手の届くところに位置しています。勝ち進みましょう。

(5日 0:40)