CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2020/09/26号
安い失点は厳禁
ヴィッセル神戸 4-0 北海道コンサドーレ札幌
- ヴィッセル神戸
- 19分 古橋 亨梧
- 45分 郷家 友太
- 62分 古橋 亨梧
- 90分 小田 裕太郎
- 北海道コンサドーレ札幌
- なし
第19節 9/27 現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | |||
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10 | ヴィッセル神戸 | 26 | 21 | 6 | 8 | 7 | 35 | 1.67 (3) | 35 | 1.67 (14) | 0 |
15 | 北海道コンサドーレ札幌 | 17 | 20 | 4 | 5 | 11 | 23 | 1.15 (14) | 40 | 2.00 (17) | -17 |
小柏 金子 荒野 菅 ルーカス (白井) フェルナンデス (宮沢) 田中 駒井 (右CBへ) (檀崎) 高嶺 キム 進藤 ミンテ (ドゥグラス オリベイラ) 中野小 sub:菅野 早坂 藤村
話題満載の試合です。あっ、ウチらは監督は代わっていないですよ。大卒ルーキートリオだけでなく、特別指定選手が二人も先発。明大4年の小柏に続いて、法大4年のGK中野小次郎がいきなり先発です。J1初の2メートルの長身でもあります。数年後には主力となるべき選手を、今のうちにしっかり見ておきましょう。
その中野小次郎は、FWドウグラスの決定機を 3度も阻止。特別指定選手にもかかわらず即先発にできるだけの、素晴らしいプレーを見せてくれました。ただし、自分の責任失点は見受けられなかったものの、4失点はキーパーとしては厳しい結果です。
試合経過
開始から菅のシュートや金子や小柏の奮闘で、相手に攻め込む。次第に相手が攻める時間が増え、右サイドから攻め込まれ、ゴール前で左右に揺さぶられて先制点を許す。前半終了間際には、相手自陣からのロングパスに抜け出され、進藤がスライディングで阻んだが、そのこぼれ球に反応されて2失点目を失った。
後半は、17分に再びロングパスから、45分にはパスミスからドリブルで抜け出されて、無人のゴールに流し込まれた。24分に、宮沢、ドゥグラスオリヴェイラ、白井を投入。さらに、35分に檀崎を入れて反撃を図ったが、ゴールは遠く、3試合連続無得点で3連敗を喫した。
この試合の収穫
もう一人の特別指定選手、小柏がついにフル出場できました。スピード、ドリブル、前線からのプレス、質の高いプレーでした。あとは初ゴールだけ。後半6分、ゴール前で GK との1対1は相手に処理される前にシュートを撃ちたかったですね。
そしてもう一人、出場時間は短かったのですが、檀崎がようやく今季初出場。右からペナルティエリア内へ果敢に仕掛けました。次につながったでしょう。
この試合の着眼点
この試合で、チャナティップが欠場した5試合とも無得点。攻撃サッカーを掲げながら、実は、特定の選手の技量に頼っていたことが解ります。個々のレベルアップは当然必要ですが、誰かがいなくなっても得点力が落ちないようにしないといけません。 そう考えると、期待されながらなかなか目に見える結果が出ていない、ドウグラスオリヴェイラは早く初ゴールがほしいです。ゴール手前までの動きが良いだけでは、日本人選手に取って替えられかねません
それでも苦言をいわせろ
安い失点はやめましょう。2点目は、最後に進藤がかわされましたが、元々は自陣からのロングパスからで、抜け出しに対してフリーにしていたため。後半17分は、もっとひどい。セットプレーの流れで前掛かりになっている中、ボールを収められました。ロングボールを入れられて、完全にフリーの状態でハーフウェーライン付近で受けられると、ドリブル独走。中野小次郎との 1対1 で股下を抜かれました。終了間際はパスミスから。前方に流されると走り込んだところに拾われて、再びドリブルで独走されました。中野小次郎は飛び出しましたが抜き去られて、無人のゴールに流し込まれました。
楽天市場でもめったにない得点の大バーゲンを見ていくと、無策につきます。攻撃のためにハイプレスを掲げていますが、プレスなし、リスク管理なしでは困ります。
9月と共に、連戦が終わりました。10月は勝負の2連戦からです。10.3(土)14時ドームで、今節17位のベガルタ仙台戦。10.10(土)14時厚別で、18位の湘南ベルマーレ戦。ここはさすがに取っておかないといけないでしょう。言い訳はできません。準備万全でお願いします。
(30日 0:00)