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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/03/20号


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ハットトリックも逆転負け
うっせぃうっせぃうっせいわ

北海道コンサドーレ札幌 3-4 ヴィッセル神戸

順位 第5節 3/17現在 得点 失点
14 北海道コンサドーレ札幌 4 5 1 1 3 9 1.80 (8) 8 1.60 (10) 1
7 ヴィッセル神戸 11 6 3 2 1 10 1.67 (5) 8 1.33 (10) 2

   アンデルソンロペス
 
  チャナ      金子
 ティップ  (右サイドへ)
  (高嶺 >ボランチへ)
 
  菅         ルーカス
(青木)   フェルナンデス
(右2列目へ)  (左サイドへ)

     宮沢      駒井
             (中島)
         
   福森   キム   田中
         ミンテ
         
         中野小
         
sub:菅野 岡村 中野嘉 小野 

オセロで四隅をすべて取ったのに負けた時の心境ですね。3-0でリードをしているチームが、逆転して負けるというのは、プロのチームとしてあってはならないこと。我々にとって非常に痛い敗戦になったと思います。この監督のコメントにつきますよ。J1リーグ戦で3点差逆転は、8年ぶり史上9度目(4点差逆転は過去になし)。J1でハットトリックを達成しながらチームが敗れたのは、16年ぶり9度目。屈辱で炭酸の抜けた炭酸水になってしまった方も多いでしょう

前半と後半が、全く真逆です。シュート数は相手の10本に対して13本。前半は相手がシュート2本なのに、後半はウチラがシュート2本。しかし、シュート13本中枠外が10本ですよ。素晴らしい前半だったけれども、明らかなパスミスがあったことを含めて、この現実を見つめないといけないですね。

暗転の後半

後半が開始して追加点を取る直前に、FW古橋が最終ラインに対して猛然とプレスを仕掛けてきました。相手は2点リードされていて、修正を加えてくることは間違いなく、それが早速現れました。直後の3点目で、プレスを受けた印象が薄れてしまったのでしょうね。ボールを拾えずに相手に回される時間が増えてきます。寄せが甘くて、フリーから1点を奪われたのは、必然の結果です。結果論になるのは承知ですが、1失点目が選手交代のタイミングでした。前に運べても、ボールを奪われてロングボールを放たれます。これは、昨年までの悪いときといっしょです。

最もショックだったのは、2失点目ですね。田中が宮沢から受けたパスをバックパス。このバックパスを狙われて奪われました。プレスしに来ている傾向なら、カバーするなり、すぐに前に運ぶなどの対策は必要でしょう。このあとも右を取られて危うい場面があり、たまらず後半17分に高嶺を投入。駒井を前へ移しましたが、高嶺に奪取させないといわんばかりに長いボールを使って前に運ばれました。後半22分の 3失点目もそういった流れです。中野小次郎は止めてPKにするしかなかったのです。カードが出なくてよかったと、思うしかありません。

後半27分にアンデルソンロペスが放ったシュートが、この試合の最後のシュートになりました。34分に青木が入ってからは多少落ち着き、チャンスを作りかけましたがシュートには至りません。押しかけていたところで、再びロングパスと抜け出しにやられました。左を抜け出されて、シュートやクロスの選択肢がある中で、中央後方への折り返し。丁度フリーになっているんですね。真ん中に決められて万事休すです。90分になって中島を入れても、時間がないだけです。

選手交代は意図があって遅くなったと思いたいですが、中2日の連戦は考慮してほしいと思います。しかし、もっと問題なのは、相手の飛び出しやプレスに対応できず、ロングボールからの展開に全く対応できていないことですね。これこそ、オールコートマンツーマンディフェンスならば、前線から対応できてほしいです。ハイプレスの強度が交代の目安になりそうです。そんなに簡単なものではないことは承知ですが、いかがなものでしょう。

アンデルソンロペス ハットトリック

ルーカスフェルナンデスがしかけて、倒されて一つ目の PK獲得。2つ目は、FK の競り合いで福森が倒されたもの。どちらも独特の間合いから蹴って確実に決めるところは PK 職人でしょう。後半開始直後は、福森のカットから、アンデルソンロペス、ルーカスフェルナンデス、金子とパスが回って、最後に左足でトラップを右足でシュートを決めました。こういった、流れからの得点を待っていたのですよ。ところが、これで勢いが止まってしまうとは、思っていませんでした。

この試合の収穫

歴史の目撃者になりました。めったに体感できるものではないでしょう。貴重な経験を得られたのはまちがいないですよ。

3敗目になったことで、目が覚めてほしいです。開幕戦のような一方的な試合は望めません。むしろ、弱点をあぶり出してくれたことは、決して悪いことでありません。2週間リーグ戦がなく、有意義に対策を取れるはずです。

日本代表戦があるので、3月のリーグ戦はこれで終り。田中駿太は、U-24日本代表に招集です。3.27(土)14時からの駅スタで、ルヴァンカップ 第2節サガン鳥栖戦で、3月の試合は終わり。4月は、3日(土)14時アウェーのアビスパ福岡戦から。4.7(水)19:00味スタでFC東京戦。そのあとはドーム2連戦で、4.11(日)13:05鹿島アントラーズ戦と、4.16(金)19:00ドームで横浜F・マリノス戦。立て直しの時間はありますよ。これまで出場機会の少ない選手は、来週でアピールを期待。新鮮力を待つ。

(23日 0:10)