football 予想・投票室CS Tweet






CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2023/12/09号


アウェー観戦は【JTB】国内宿泊予約

チョンソンリョンに経験あり
マツケンに未来あり

川崎フロンターレ 0-0(PK8-7) 柏レイソル

PK 戦 川崎フロンターレ(PK8-7)柏レイソル

  1. ○ 家長 昭博 − ○ マテウス サヴィオ
  2. ○ 瀬川 祐輔 − ○ 細谷 真大
  3. ○ 山村 和也 − ○ 戸嶋 祥郎
  4. ○ 橘田 健人 − × 仙頭 啓矢
  5. × バフェティンビ ゴミス − ○ 武藤 雄樹
  6. × 登里 享平 − × 片山 瑛一
  7. ○ 遠野 大弥 − ○ 山本 桜大
  8. ○ 山根 視来 − ○ 川口 尚紀
  9. ○ ジョアン シミッチ − ○ 立田 悠悟
  10. ○ チョン ソンリョン − × 松本 健太

方や思うようにいかずに中位で終え、もう片方は最終節まで残留が決まらなかった、モヤモヤなシーズンで終わった同士の決勝戦。フロンターレが無冠に終わらずに面目を保った結果になりました。レイソルも同じくらいの賛辞を与えられるでしょう。しかし、勝者のイスは一つ。引き締まったいいゲームをいくらでも見ていたくなりましたが、明と暗を分けなければいけないのが酷に感じました。

終始押す

レイソルは、残留が危うかったチャレンジャーです。最初から果敢に挑んできました。細谷と山田の若きツートップに意識的に長いボールを入れます。相手のラインの裏を狙い続けることで、守備ラインを押し下げます。少し後方では、マテウス サヴィオらがキープして押し込みました。前線でプレスをかけ続けて、守備にも大いに貢献した要因です。この図式は終始続き、シュート数は7本に対して倍以上の19本でした。

耐えて時を待つ

対してフロンターレは、今季最悪とも言える出来。とりわけ、前半でのシュート数は、11本に対してわずか1本と圧倒されました。得意のボール回しも、劣悪なピッチのためだったのか、思うように行きません。後半になって盛り返しましたが、今度は後方のスペースを使われます。

延長、そして PK戦へ

終盤になってくると、互いに1点をめぐる戦い。69分、レイソル細谷が最終ラインの裏に抜け出す大チャンス。フロンターレ大南に倒されそうになりながらも耐えて走り抜けました。最後はタッチが大きくなって、GKチョン ソンリョンがセーブ。倒れていたら DOGSO を誘発できそうでしたが、むしろシミュレーション取られるのかいやだったのか、フィジカルがまさってこらえました。延長に入っても、拮抗した戦いは変わらず。99分には、再び細谷が1対1。シュートは2度にわたってセーブされました。118分は逆に、フロンターレ山根からのクロスをバフェティンビ ゴミスがヘッド。これはGK松本 健太のスーパーセーブによって防がれました。スコアは動かずに、思わず再延長を求めたくなる120分を終えました。

PK戦はフロンターレのゴール裏をバックにして蹴ります。レイソル4人目がポストに、6人目がクロスバーに嫌われたのに対して、フロンターレは、5人目と6人目が読まれてセーブされました。そうなるとキーパー同士の美しいチキンレースで、我慢くらべは譲りません。10人目のキーパー同士の対決は、誤解を恐れずに言うと、経験の差ということにしましょうよ。勝者と敗者をつけるのは、おそれ多いです。

振り返ると

公式記録は引き分け。勝ちきれなかった両者を象徴していました。しかし、中身は対称的でした。フロンターレ無冠終わらずにタイトルを確保。試合内容はほめられたものではなかったが、最低限の結果を残しました。これが王者たる所以なのでしょう。辛酸をなめ続けたレイソルは、上がり調子で終えました。監督交代、最下位、大量失点続きから、持ち直しました。とりわけ、松本が正キーパーになってから安定。残留の立役者です。課題はあるものの、来季につながります。

それでもコンサドーレのコトをいわせろ

決勝戦は見るはいいけど、ファイナルの場に立ちましょうよ。そして、タイトルを取りましょうよ。遠い目標ではないです。現実的なところです。決して、残像を追っているわけではありません。 同時期にJに上がったクラブは、みんなタイトルを取っています。その体制をお願いします。

(13日 07:20)