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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/08/4号

攻めても無得点
ほめ言葉よりも勝利を

北海道コンサドーレ札幌 0-2 川崎フロンターレ

順位 第26節 8/29現在 得点 失点
10 北海道コンサドーレ札幌 36 26 10 6 10 33 1.27 (8) 36 1.38 (14) -3
1 川崎フロンターレ 66 27 20 6 1 58 2.15 (2) 17 0.63 (1) 41
 
       小柏
   (ドウグラス
   オリヴェイラ)

  チャナ      青木
 ティップ
 (ジェイ)

  菅           金子
(ルーカス      (柳)
フェルナンデス)

    駒井     荒野
   
  福森  高嶺  田中駿
  
        菅野
        
sub:中野 岡村 小野

宮沢がいない試合は今季1分け2敗。首位相手に厳しいデータでしたが、前節、リーグ戦では31試合ぶり、公式戦では43試合ぶりの黒星の相手に、勝機はあったはずです。立ち上がりから出足よく入って、入れたところまではよかったのですが、天敵に決められて、相手のプラン通りにゲームを運ばれました。シュート数は、9本に対して14本。ボール支配率も上回っていましたが、肝心のスコアは上回れませんでした。

高嶺ほろ苦いリベロ

前半30分過ぎまでは、ほぼ攻めっぱなしです。小柏や青木を中心に、ペナルティエリアに迫ります。クロスやパスがあと一歩合わなかったり、シュートを撃つ前に相手 GK やディフェンダーに対応されます。もちろん、18分の青木がペナルティエリア手前の中央からシュートを放ったように、枠内のシュートもありました。これは手 GK の好セーブに止められましたが、得点への期待が高まります。相手にボールを持たれても速攻にはなりませんでしたが、ゆっくりとゴールに迫られました。決して油断していたわけではないですが、このリズムには戸惑いましたね。先制点は、17年4月の対戦から9試合連続ゴールの小林悠。高嶺を背負いながらシュートを撃たれました。これは一枚上手というしかありません。この5分後の失点も、小林悠から。ゆったりとしたテンポで、右からドリブルで持ち上がられました。高嶺のクリアは小林悠へ。クロスを送られて押し込まれました。 本職ではないところで、他の場面では奮闘していましたが、高嶺はいい経験を得たと思うしかないでしょう。

戦っていたが物足りない

後半開始と同時の選手交代はなし。失点以外はいい戦いができていただけに、このまま進めた方が良いと思うのは自然です。しかし、2点リードをいかにして追いかけるかという点では、物足りなさは否めません。相手は0本のコーナーキックを7本も得たのに、威力を感じなかったのは残念です。後半22分のコーナーキックの前に、ジェイとルーカスフェルナンデスを投入。高さを期待できるのに、ショートコーナーを選択したのは、どうもちぐはぐでした。タイトな守備に封じられていましたが、ジェイの落としを小柏が狙うような場面も皆無です。時間が進むにつれて、相手はセーフティーになってきました。後半35分あたりから、攻撃の頻度が落ちてきました。アディショナルタイム4分の表示の直前に、ドウグラスオリベイラと柳を入れても遅すぎです。

この試合の収穫

2試合連続無得点という現実を突きつけられました。「相手を上回る」と言われても、一つもうれしくありません。これは 大問題ですよ。監督は、敗れはしたものの、選手たちは今季最も出来の良いと言ってもいいほどの試合と語っていますが、無得点で敗戦には代わりありません。

チャナティップが復帰。スタミナが気になりましたが、67分間プレー。頭数ギリギリのところで戻ってきました。存在感を示しましたが、本調子にはあと少しです。連戦には大きな力になるでしょう。

次は9月。ルヴァンカップ 準々決勝でFC東京との対戦。9.1(水)19時厚別と、9.5(日)18時、味スタではなく、平塚レモンスタジアムにて。そのあとリーグ戦に戻って、セレッソ大阪との2連戦。9.8(水)19時厚別と9.11(土)18時アウェーのヨドコウにて。コンディションに気をつけて走り抜けましょう。

(29日 23:10)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/08/7号

守られて攻めれず
一本調子では勝てない

北海道コンサドーレ札幌 0-2 名古屋グランパス

順位 第26節 8/25現在 得点 失点
9 北海道コンサドーレ札幌 36 25 10 6 9 33 1.32 (8) 34 1.36 (12) -1
4 名古屋グランパス 46 26 14 4 8 27 1.04 (11) 20 0.77 (2) 7
 
       ジェイ
        (菅)
 
   小柏      金子
   
 青木         ルーカス
        フェルナンデス
           (ドウグラス
          オリヴェイラ)

    高嶺     駒井
   
  福森  田中駿   柳
              (荒野)
  
         菅野
        
sub:中野 岡村 小野 中島

宮沢が急遽欠場。試合前日の練習中にボールが頭部付近にぶつかり、脳震とうです。上位相手に勝って ACL 圏に少しでも近づきたかったところでしたが、3試合連続完封勝ちで絶好調の相手に、注文通りにあしらわれてしまいました

一瞬を突かれた

ジェイが久々にスタメンです。小柏との連携で早期に先取点を取りたい意図が見えましたが、堅い守備の前にさせてくれるわけがありません。攻めても守られる時間が続き、逆にドリブル突破されたあとのシュートのこぼれ球を押し込まれました。リードを許すと、ボールを握りながらも、相手の強固な守備ブロックに手を焼きます。思うようにシュートチャンスが作れない時間帯が続きました。攻めているときにこわいのは逆襲です。カウンターから追加点を許しました

チャンスをつくるが・・・

後半開始と同時に、柳に代えて荒野を投入。攻めに行く回数は増えました。しかし、これは相手にとって想定内です。ずっと攻めに行くだけでは読まれてしまいます。3分に金子がハーフウェーライン付近からドリブル一気にペナルティエリア手前中央まで駆け上がり、そのままに思い切りよく左足でシュートを撃つも枠の上。精度の問題もありますが、相手を慌てさせる機会がほしいのですよ。時にはロングボールを使ったりジェイの高さを生かしてもいいと思うのです。後半25分に、ジェイに代えて菅が入りました。機動力は上がりますが、ターゲットを使った落としがやりづらくなるはずです。さらに、32分にルーカスフェルナンデスに代わって、ディエゴオリヴェイラを入れましたが、流れは変わりませんでした。

この試合の収穫

守られているとき、劣勢の時の戦い方は課題です。チャンスが多くても、点を取れないと勝てません。ボール支配率とシュート数は相手より上。しかし、8本に対して9本。走行距離で相手を上回れていました。決して、圧倒していたわけではありません。落胆することはないですが、堅い守備に屈しない攻撃となるとまだまだです。

8.28(土)14時ドームで川崎フロンターレ戦。今節、リーグ戦では31試合ぶり、公式戦では43試合ぶりの黒星。もちろん勝機はあります。9月に入ると、ルヴァンカップ 準々決勝でFC東京との対戦。9.1(水)19時厚別と、9.5(日)18時、味スタではなく、平塚レモンスタジアムにて。そのあとリーグ戦に戻って、セレッソ大阪との対戦。9.8(水)19時厚別と9.11(土)18時アウェーのヨドコウにて。勢いは止まっていません。コンディションに気をつけて走り抜けましょう。

(27日 19:30)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/08/11号

チャンスは多かったが
勝ち点1にとどまる

大分トリニータ 1-1 北海道コンサドーレ札幌

順位 第25節 8/22現在 得点 失点
19 大分トリニータ 17 25 4 5 16 16 0.64 (20) 40 1.60 (18) -24
8 北海道コンサドーレ札幌 36 24 10 6 8 33 1.38 (6) 32 1.33 (13) 1
 
        小柏
  青木        駒井
   
  菅            金子
(ジェイ)   (ドウグラス
         オリヴェイラ)

    高嶺      荒野
             (柳)
   
  福森  田中駿  岡村
            (ルーカス
       フェルナンデス)
  
         菅野
        
sub:中野 小野 中島

宮沢が出場停止。替えの効かない選手を欠いて、蒸し暑い大分で追いついて勝ち点を得たのは、最低限の結果でした。ただし、現在の順位の関係と、後半は攻めっぱなしで、勝ち点1しか取れなかったのは、勝ち点2を取り損ねた感が強いです。

なかなか攻めれず

キックオフ3時間ほど前、雷をともなう激しい通り雨で屋根を閉めての試合です。札幌ではここ数日25度以下で、暑さの影響か、出足は悪かったです。それは折り込み済みでしょうが、セットプレーから先制点を許しました。前半11分に、コーナーキックをゴール前中央に運ばれると、岡村はつかまえていたのに駆け引きで負けて、マークが外されました。フリーにされると頭から飛び込まれて、ネットを揺らされます。これは、菅野もなすすべがありませんでした。岡村は3カ月ぶのり先発でしたが、前半のみで交代。右を狙われていました。試合を通じてシュートは7本に抑えましたが、決定機は多かったです。

ファインセーブ合戦

飲水タイムを終えてから、ようやく好機を作れました。27分に、福森のフリーキックは頭ではじかれるが、こぼれ球に反応した荒野がエリア内から右足でシュートを放つも相手GKの正面。31分の福森のフリーキックは、反応していた岡村の頭にわずかに合わず。攻めていたところに、逆にピンチです。33分には、左で金子が交わされ、田中、岡村が追いつけず、右からフリーでシュートを撃たれました。これは菅野の左足すねでのビッグセーブで失点を免れました。対して 39分には、ロングボールを受けた青木の落としに反応した小柏が強烈なシュートを放つが、GK がみぞおちでのビッグセーブ。その直後のコーナーキックは岡村が頭で合わせましたが、キーパーの手一本で阻まれました。試合を通じて、コーナーキック12本。フリーキック20本でチャンスは多かったのですが、要所を締められました。

小柏3試合連続ゴール

後半開始と同時に、ルーカスフェルナンデスとジェイを投入。もはやおなじみの展開になりました。こちらのペースになってきます。ルーカスフェルナンデスがキレッキレのドリブルでゴールに向かい、ジェイが基点になります。攻撃の時間が増えるもなかなか決定機になりませんでしたが、後半22分に絶好調の選手が決めてくれました。左サイドの青木が右足で高めのクロスをゴール前に送ると、ジェイが頭で落とし、走り込んでいた小柏がボールを収めて浮き球のシュートが決まりました。直近6試合で3得点2アシストです。このあと、31分に柳、41分にドウグラスオリヴェイラを入れて逆転を目指しましたが、スコアは動きませんでした。

この試合の着眼点

攻めきれなかった印象です。相手キーパーの攻守が多いと勝ちきれないのは、課題でしょう。ただし、降格争いのチームは、守ってくる傾向にあります。これからそういった傾向は強まるでしょう。

今節から連戦が始まりました。8月を総括する2連戦。8.25(水)19時、厚別で名古屋グランパス戦。8.28(土)14時ドームで川崎フロンターレ戦。9月に入ると、ルヴァンカップ 準々決勝でFC東京との対戦。9.1(水)19時厚別と、9.5(日)18時、味スタではなく、平塚レモンSにて。そのあとリーグ戦に戻って、セレッソ大阪との対戦。9.8(水)19時厚別と9.11(土)18時アウェーヨドコウにて。勢いは止まっていません。コンディションに気をつけて走り抜けましょう。

(22日 21:10)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/08/18号

ケチャップのように出ました
価値ある今季初の連笑

北海道コンサドーレ札幌 3-2 FC東京

順位 第24節 8/15現在 得点 失点
8 北海道コンサドーレ札幌 35 23 10 5 8 32 1.39 (6) 31 1.35 (13) 1
9 FC東京 35 24 10 5 9 33 1.38 (5) 34 1.42 (17) -1
 
        小柏
       (岡村)
 
  青木        駒井
(ドウグラス
 オリヴェイラ)
   
  菅            金子
               (柳)

    荒野     深井
  (ジェイ)  (高嶺)
   
  福森  宮沢  田中駿
        
        菅野
        
sub:大谷 小野

対戦前は9位と7位の対決で、勝ち点差が3。得失点差が共にゼロで、勝った方が上位になる図式でした。前半戦は上位勢から勝ち星を挙げられなかったのですが、2試合連続上位勢からの勝利。しかも逆転での勝利です。収穫や見どころもたくさんありました。

速攻で先制される

試合の入りは良くなかったです。ボールを奪われて、右を突破されました。危うさを感じた前半2分、敵陣からドリブルを仕掛けられ、右からパス交換に翻弄されて、最後はゴール中央に決められました。落ち着いて攻撃に入る間もなく、いきなりビハインドを背負いました。これにめげずに攻撃を仕掛けますが、ゴール前で守られて、ボールを回して様子を伺う時間が多く、もどかしい展開です。

小柏2戦連発

期待できるようになったのは、前半20分すぎから。金子と菅の両サイドから、厚みのある攻撃が出てきました。両ボランチも上がります。次第に攻撃の時間が増えて、41分に引いて守る相手への解答を出しました。中盤でボールを受けた荒野が右の金子へ。受けた金子は相手DFとの競り合いに勝って、ペナルティエリア右角付近からシュート。GK にはじかれたものの、こぼれ球に小柏が反応して頭で押し込みました。ちょうどいいところに小柏がいたのは、新境地であり、ストライカーの嗅覚を見せてくれました

突き放されても

これで終わらないのが、個の能力が高い選手を揃えているチームです。前半45分に、1失点目と同じパターンで再び突き放されました。宮沢がボールを奪われて、右を突破されると、最後は引き付けられてゴールを奪われました。再び右を破られたのかっって、地団駄を踏んだのはワタシだけではないでしょう。そうなると、流れを変えようと試みます。後半開始と同時に、ボランチ2枚同時替え。深井から高嶺。荒野に代わってジェイが最前線に入り、小柏がシャドー、駒井がボランチにそれぞれポジションチェンジ。1点を追う場面でまず得点を取る意図の交代です。同時に、相手の突破を食い止める交代でもありました。

青木が決めた

交代効果は、すぐに結果を出しました。後半4分、センターサークル付近から、福森がロングフィード。ボールはペナルティエリア内へ走り込んだ小柏につながって折り返すと、走り込んだ青木が右足で押し込みました。やっと移籍後リーグ戦初得点ですが、実はJ1初ゴール。勢いはこれにとどまりません。19分にも、決めてくれました。右の駒井から左サイドへ展開すると、菅がパス。福森が左足で前線へクサビのボールを入れると、反応したジェイはペナルティエリア手前の中央から胸でゴール前へ落し、これに青木が走り込んで、浮かせて逆転ゴール。一つ目まで時間がかかりましたが、これから量産しそうな予感ですね。このあとは、30分に柳、31分にドウグラスオリヴェイラ、45分に岡村をそれぞれ投入。それぞれ役割を果たしました。アディショナルタイムには、ドウグラスオリヴェイラがコーナーフラッグをはずしてまでボールキープ。菅野の好セーブもあり、リードを守りきりました。

それでも苦言をいわせろ

福森への注目は、日本代表スタッフだけでいいですよ。フィードからの 2得点を演出したのは見事。しかし、6月19日の大分トリニータのあとに、ペトロビッチ監督は金子について話したことを思い出しました。ここから夏の移籍期間が開く。彼がどこかに持って行かれないか心配をしないといけない、と、語っていました。思わず、同じことを思い浮かべます。他のチームに注目されると取られそうでとっても困ります。そんな心配をしたくなる、フィードから 2得点の演出でした。ちなみに移籍市場は8月13日で締め切られました。

次はアウェーでの戦い、8.21(土)19時から、大分トリニータ戦。宮沢が出場停止ですが、ルーカスフェルナンデスが戻り、他のメンバーでも乗り切れるはず。そのつぎは、8月を総括する2連戦。8.25(水)19時、厚別で名古屋グランパス戦。8.28(土)14時ドームで川崎フロンターレ戦。これは、驚かす結果、ありますよ。さらに勢いをつけましょう。

(17日 23:20)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/08/23号

五輪終了直後
金メダル級の快笑

北海道コンサドーレ札幌 2-1 浦和レッズ

順位 第23節 8/9現在 得点 失点
9 北海道コンサドーレ札幌 32 22 9 5 8 29 1.32 (7) 29 1.32 (13) 0
8 浦和レッズ 35 23 10 5 8 25 1.09 (9) 25 1.09 (9) 0
 
        小柏
        
  チャナ      金子
 ティップ
   (岡村)
   
  菅        ルーカス
(青木)   フェルナンデス
             (荒野)
           (ボランチへ)

    深井     駒井
   (高嶺)  (> 2列目へ)
   
  福森  宮沢  田中駿
        (柳)

        菅野
        
sub:大谷 ジェイ

五輪閉幕の翌日に J1 再開。しかし、期間中に試合を行っているのです。試合勘の差があったかどうかは定かではありませんが、主力級の補強に成功した相手に勝利を収めたのは間違いありません。

深井が J1で100試合出場

立ち上がりから、ボールの奪い合い。互いに前に進ませようとすると、奪われて阻まれる展開になりました。丁寧なビルドアップから、ルーカスフェルナンデスの低いクロスをクリアされて、コーナーキック。福森が右から蹴り、深井がジャンプして高い位置で合わせて押し込みました。8月9日に、8分に8番の深井が先制点ですよ。しかも、ヘッドで押し込んだとき、あの時のシーンを思い出したのは、私だけでないでしょう。

小柏が貴重な追加点

その後もペースを握って、攻め続けます。ボールを奪われて反撃されても、自陣に入られたところで奪い返し、決定的なチャンスを作らせません。そうなると、チャンスが次々とうまれました。前半21分には、飛び出した小柏がペナルティエリア中央で受けると、すぐさま右足でグラウンダーのシュート。しかし、左ポストに当たりました。追加点が取れそうで取れないまま前半が終ります。後半が始まると、相手のペース。敵陣で奪われてから、ペナルティエリアまで持ち込まれる場面が増えてきます。このままでは失点を覚悟していたところで、追加点が来ました。チャナティップが自陣からパスを出すと、小柏が反応。小柏が槙野に競り勝ちそのままペナルティエリア左へ進入。GK西川との1対1も制して、左足で冷静にゴール右隅に流し込みました。このゴールの価値は、速さだけでなく、駆け引きのうまさを見せてくれました。成長している証しであります。

ボランチ2枚替えで守備復活

前半から優位に戦えたのは、宮沢と深井が効いていました。最終ラインで攻撃を摘み取って、反撃につなげます。しかし、その陣形に慣れていって、後半からの反撃を受けたのでしょう。2点のリードを奪った後の失点は、菅野はノーチャンス。フリーにさせていたところで勝負がつきました。このままでは同点は時間の問題な状況で、 後半27分にボランチ2枚を同時交換。荒野と高嶺が入り、金子がサイドへ、ボランチの駒井が2列目へ。これで、前線からの守備が息を吹き替えして、再びセカンドボールを拾えるようになりました。37分には、足をつった宮沢とチャナティップに代わって、柳と岡村を起用。その3分後には、青木が入って万全を期して勝利を目指しました。ラストプレーはポストに助けられましたが、ほぼ、主導権を譲らずに勝ち点3を得ました。

それでも苦言をいわせろ

ボランチが最終ラインに降りてくるのはよくありますが、最終ラインに吸収されて、下がりすぎになってしまいました。これは、前半からの傾向。宮沢と深井の奮闘だけならいいですが、後半に入ると修正してきて、前に進まれました。中盤スカスカになったところを狙われました。サイドを突破された場面は少なかったものの、ボールを運ばれたのは修正すべきところでしょう。荒野と高嶺で修正できましたが、タテに長くならないようにするのは課題です。

アチラは主力級の補強で話題でしたが、江坂、興梠、ユンカーといった豪華攻撃陣に決定的な仕事をさせなかったのが勝因でしょう。2得点よりも、守り勝った印象が強い試合でした。

8.14(土)14時からの、FC東京戦も、ドームで対戦。8.21(土)19:00、アウェーでの大分トリニータ戦をはさんで、再びホームで、8.25(水)19:00、厚別で名古屋グランパス戦。8.28(土)14:00ドームで川崎フロンターレ戦。8月はラストの2連戦に向けて、勢いをつけましょう。

(10日 23:40)