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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2021/08/09号


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五輪終了直後
金メダル級の快笑

北海道コンサドーレ札幌 2-1 浦和レッズ

順位 第23節 8/9現在 得点 失点
9 北海道コンサドーレ札幌 32 22 9 5 8 29 1.32 (7) 29 1.32 (13) 0
8 浦和レッズ 35 23 10 5 8 25 1.09 (9) 25 1.09 (9) 0
 
        小柏
        
  チャナ      金子
 ティップ
   (岡村)
   
  菅        ルーカス
(青木)   フェルナンデス
             (荒野)
           (ボランチへ)

    深井     駒井
   (高嶺)  (> 2列目へ)
   
  福森  宮沢  田中駿
        (柳)

        菅野
        
sub:大谷 ジェイ

五輪閉幕の翌日に J1 再開。しかし、期間中に試合を行っているのです。試合勘の差があったかどうかは定かではありませんが、主力級の補強に成功した相手に勝利を収めたのは間違いありません。

深井が J1で100試合出場

立ち上がりから、ボールの奪い合い。互いに前に進ませようとすると、奪われて阻まれる展開になりました。丁寧なビルドアップから、ルーカスフェルナンデスの低いクロスをクリアされて、コーナーキック。福森が右から蹴り、深井がジャンプして高い位置で合わせて押し込みました。8月9日に、8分に8番の深井が先制点ですよ。しかも、ヘッドで押し込んだとき、あの時のシーンを思い出したのは、私だけでないでしょう。

小柏が貴重な追加点

その後もペースを握って、攻め続けます。ボールを奪われて反撃されても、自陣に入られたところで奪い返し、決定的なチャンスを作らせません。そうなると、チャンスが次々とうまれました。前半21分には、飛び出した小柏がペナルティエリア中央で受けると、すぐさま右足でグラウンダーのシュート。しかし、左ポストに当たりました。追加点が取れそうで取れないまま前半が終ります。後半が始まると、相手のペース。敵陣で奪われてから、ペナルティエリアまで持ち込まれる場面が増えてきます。このままでは失点を覚悟していたところで、追加点が来ました。チャナティップが自陣からパスを出すと、小柏が反応。小柏が槙野に競り勝ちそのままペナルティエリア左へ進入。GK西川との1対1も制して、左足で冷静にゴール右隅に流し込みました。このゴールの価値は、速さだけでなく、駆け引きのうまさを見せてくれました。成長している証しであります。

ボランチ2枚替えで守備復活

前半から優位に戦えたのは、宮沢と深井が効いていました。最終ラインで攻撃を摘み取って、反撃につなげます。しかし、その陣形に慣れていって、後半からの反撃を受けたのでしょう。2点のリードを奪った後の失点は、菅野はノーチャンス。フリーにさせていたところで勝負がつきました。このままでは同点は時間の問題な状況で、 後半27分にボランチ2枚を同時交換。荒野と高嶺が入り、金子がサイドへ、ボランチの駒井が2列目へ。これで、前線からの守備が息を吹き替えして、再びセカンドボールを拾えるようになりました。37分には、足をつった宮沢とチャナティップに代わって、柳と岡村を起用。その3分後には、青木が入って万全を期して勝利を目指しました。ラストプレーはポストに助けられましたが、ほぼ、主導権を譲らずに勝ち点3を得ました。

それでも苦言をいわせろ

ボランチが最終ラインに降りてくるのはよくありますが、最終ラインに吸収されて、下がりすぎになってしまいました。これは、前半からの傾向。宮沢と深井の奮闘だけならいいですが、後半に入ると修正してきて、前に進まれました。中盤スカスカになったところを狙われました。サイドを突破された場面は少なかったものの、ボールを運ばれたのは修正すべきところでしょう。荒野と高嶺で修正できましたが、タテに長くならないようにするのは課題です。

アチラは主力級の補強で話題でしたが、江坂、興梠、ユンカーといった豪華攻撃陣に決定的な仕事をさせなかったのが勝因でしょう。2得点よりも、守り勝った印象が強い試合でした。

8.14(土)14時からの、FC東京戦も、ドームで対戦。8.21(土)19:00、アウェーでの大分トリニータ戦をはさんで、再びホームで、8.25(水)19:00、厚別で名古屋グランパス戦。8.28(土)14:00ドームで川崎フロンターレ戦。8月はラストの2連戦に向けて、勢いをつけましょう。

(10日 23:40)