CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2015/10/7号
予定外の2戦連続完封負け
大分トリニータ 2-0 コンサドーレ札幌
得点者
- 大分トリニータ
- 後6分 エヴァンドロ
- 後23分 為田
- コンサドーレ札幌
- なし
第38節 10/25現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 東京ヴェルディ | 57 | 38 | 16 | 9 | 13 | 42 | 1.11 (7) | 34 | 0.89 (5) | 8 |
21 | 大分トリニータ | 38 | 38 | 8 | 14 | 16 | 38 | 1.00 (11) | 44 | 1.16 (16) | -6 |
13 | コンサドーレ札幌 | 48 | 38 | 11 | 15 | 12 | 37 | 0.97 (13) | 38 | 1.00 (9) | -1 |
内村 都倉
(ナザリト)
小野
堀米 深井 宮沢 石井
(荒野)
福森 櫛引 前貴
(上原)
金山
sub:ク・ソンユン 永坂 稲本 上里
この敗戦にショックを受けた方は多いのではないのでしょうか。前節は負けを見込んでも、まさか連敗するとは想定外でしょう。しかも、2試合連続無得点でついに得失点差がマイナス。これは昇格を目指すチームの結果ではありません。
パウロンと古田がけがで今季絶望。河合が出場停止。守備が重要なところで、前節3失点のためなのでしょうか、GK は金山が起用されました。前半はプラン通りに試合を進められたましたね。チャンスで得点をとれなかったことを除いては。後半になってワンチャンスをモノにされて失点を喫するところも、今年のあるあるになりました。途中出場の選手の活躍で追いついた試合がほぼ皆無だったら、良くても中位くらいになりますよ。この時期は勝負強さが重要なのですから。5月の貯金を食い潰しているだけのチームになっています。
試合経過
前半はボールを保持する時間が長く、チャンスを作り出して優勢に進めていたが、肝心のゴールを奪えなかった。後半になると、反撃を受ける。浮き球の競り合いから、エヴァンドロに体を入れ替えられてボールを奪われて、シュートを決められた。打開しょうと23分に深井に代えて荒野を起用するが、その直後に 為田のミドルシュートが宮沢の足に当たり、コースが変わってゴールに入った。
2点差を追いかけることになり、32分にはCKのゴール前で混戦から堀米がシュートしてネットを揺らしたがオフサイドの判定。 35分に内村に代えてナザリトを、39分には福森に代えて上原を起用するものの得点を奪えず、痛い敗戦になった。
この試合の収穫
降格争いを甘く見てはいけないことが、よーくわかりました。いや、甘く見ていないのでしょうが、安易に勝てるほど下位だってレベルは低くありません。
次節にも6位以内が消滅の可能性が出てきました。結果以前にまず点をとることです。7月・8月のグダグタはもうコリゴリです。
(27日 21:10)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2015/10/14号
プレーオフまだ届く
ジュビロ磐田 3-0 コンサドーレ札幌
得点者
- ジュビロ磐田
- 後10分 ジェイ
- 後21分 ジェイ
- 後43分 森島
- コンサドーレ札幌
- なし
第37節 10/18現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | ジュビロ磐田 | 69 | 37 | 20 | 9 | 8 | 61 | 1.65 (2) | 40 | 1.08 (14) | 21 |
6 | ジェフユナイテッド千葉 | 54 | 37 | 14 | 12 | 11 | 47 | 1.27 (5) | 38 | 1.03 (11) | 9 |
13 | コンサドーレ札幌 | 48 | 37 | 11 | 15 | 11 | 37 | 1.00 (11) | 36 | 0.97 (8) | 1 |
都倉 ナザリト
(荒野)
小野
(内村)
堀米 深井 宮沢 石井
櫛引 河合 パウロン
(福森)
ク・ソンユン
sub:金山 上原 上里 ニウド
前半は善戦しても、得点を決めなきゃダメ。今季最多の3点差負け。現在2位のチーム相手に厳しい現実を突きつけられました。
認めたくない現実はもうひとつ。パウロンが左太もも裏を痛めて前半14分で交代になりました。MFアダイウトン、FWジェイといった強力な攻撃陣を止める期待が崩れました。早い時間帯での交代は、その後の反撃にも影響してきます。上里・上原は起用できず、2人目の交代は2点目を取られたあとです。さすがに動くのが遅いとは言い切れません。その一方で、傷口を広げない様にするような采配を行ってほしいとも思えます。前半は守ってプラン通りでしたが、そこから先制するプランは見えていません。
試合経過
後半10分にジェイに頭で合わせられて先制され、その10分後にも、右サイドを突破されてから、福森がジェイにかわされて、1対1を股下を抜かれて追加点を許した。
この2分後にナザリトに代えて荒野を起用し、後半35分には、小野に代えて内村を起用。しかし、相手のゴール前で石井、荒野らが立て続けにシュートを放った直後のカウンター攻撃で森島に左サイドを突破され、そのままペナルティエリア内に進入されて3点目を決められて、勝負を決定づけられた。
この試合の収穫
自動昇格の2位以内はなくなりましたが、まだ、プレーオフの可能性は残っています。残り5試合で勝ち点差6。その事実に気づいていたら見っけモンですよ。
完敗なのですから、さっさと切り換えましょう。次もまたアゥエーですが、今度は降格争い中の大分トリニータ戦。必死さに負けるべからず。決して勝って当たり前ではありません。河合が出場停止でパウロンは欠場が濃厚。替わって出場する選手はサバイバル中のはずです。選手もチームもその渦中であることを忘れずに。
(19日 23:40)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2015/10/18号
決めなきゃ勝てん
サガン鳥栖 0-0 PK2-1 コンサドーレ札幌
得点者
- サガン鳥栖
- なし
- コンサドーレ札幌
- なし
荒野 中原
(イルファン)
神田
(前田)
前寛 上里 ニウド 上原
福森 永坂 進藤
金山
sub:杉山 櫛引 菊岡
120分無失点やPK戦まで持ち込んだことよりも、得点できる場面で得点できなかったことが響きました。これでは、リーグ戦での課題がそのまま出ただけですね。善戦やら賛辞の言葉がありそうですが、J1 中位から J2 中位まで力の差は無しに等しいです。得点を取らないと、そして勝たないと意味がないのがトーナメント戦です。
2トップの中原と荒野は、果敢に攻めてシュートを放ちましたが、最大にして唯一の問題が決まらないことです。元々MFだから仕方ない見方もできますが、荒野はリーグ戦で2試合連続途中出場でアシストを記録しているだけに、カベを超えられず。中原は監督交代後リーグ戦でサブにも入れず、危機感はあるはずで目に見える結果がほしかったはずです。日本代表GKの林の好セーブ連発や相手守備陣にしぶとく守られましたが、打ち破る力がないと上を望めないのはリーグ戦と同じ悩みでした。
試合経過
立ち上がりから強い気持ちを出して、攻めに行った。たくさんの好機を作るも、最後の精度を欠いて決められずに時間が進む。後半20分過ぎからは相手の攻撃を受ける時間帯が多くなるが、金山を中心に守りきって90分をスコアレスで終えた。
延長戦に入ると互いに攻め込むも、どちらも最終ラインで踏みとどまり得点は生まれずPK戦へ。上里・前田・福森と3本連続で林に止められるが、金山も3本目から5本目の豊田まで3人連続でセーブする。4人目の荒野は決めたが、5人目の金山のシュートはGKの逆だったものの、ポストを叩いて3回戦敗退が決まった。
この試合の収穫
リーグ戦で出番のない進藤と永坂が、J1相手に無失点で乗り切ったことですね。これが勝っていたらリーグ戦でもチャンスがありそうですが、ディフェンダーは、無失点の上に勝たないと、なかなか認められません。その意味でも、勝ち進みたかったです。
先発11人を換えて臨んだだけに、リーグ戦の主力は休養充分です。4日後のジュビロ磐田戦からは、このメンバーと融合して勝ち点を。
(16日 02:30)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2015/10/22号
小野二戦連発二連笑
コンサドーレ札幌 2-1 ツエーゲン金沢
得点者
- コンサドーレ札幌
- 前30分 宮沢
- 後32分 小野
- ツエーゲン金沢
- 後9分 ジャーン・モーゼル
第36節 10/10現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | V・ファーレン長崎 | 53 | 36 | 13 | 14 | 9 | 34 | 0.94 (14) | 24 | 0.67 (1) | 10 |
9 | コンサドーレ札幌 | 48 | 36 | 11 | 15 | 10 | 37 | 1.03 (10) | 33 | 0.92 (7) | 4 |
12 | ツエーゲン金沢 | 46 | 36 | 10 | 16 | 10 | 40 | 1.11 (8) | 36 | 1.00 (11) | 4 |
都倉 ナザリト
(荒野)
小野
(上原)
堀米 深井 宮沢 石井
(上里)
櫛引 河合 パウロン
ク・ソンユン
sub:金山 福森 菊岡 古田
前節のいい流れをつなげましたね。小野伸二が2戦連発で決勝点ですよ。これで盛り上がらないわけがないでしょう。まだまだ勝ち点3必須に変わりはありませんが、6位まで勝ち点差5ですよ。この勢いのまま行っちゃいましょうよ。
福森が出場停止から明けましたが、サブメンバーへ。前貴が左膝痛で外れ、堀米が3試合ぶりに先発するほかは、前節とスタメンは変わらず。よほど味スタのメンバーがよかったのでしょう。攻めあぐんでいたところで、瞬時の判断で10月10日に10番が先制ゴールです。前半30分ですから10で割り切れますね。石井が抜け出したところに反応して、自らも前に出て決めました。前節の流れでは、また途中出場の選手が結果を出しました。荒野がいいボールを出しました。決めた小野も、サイドからのクロスを狙っており、練習通りに決まったのはさすがです。荒野はこの後も相手へのプレッシャーやボールを追いかけるプレーを続けていました。スタメンに入ってほしいですが、このままスーパーサブとして君臨してほしいとも思えますので、なやましい悩みになります。
試合経過
昇格圏を目指す両チームの激しいぶつかり合いから試合が始まった。30分にゴール前の混戦のこぼれ球を宮沢が押し込んで先制。しかし、後半開始からは相手に押し込まれ、セットプレーからFWジャーン・モーゼルに合わせられて同点にされた。
後半30分に荒野を投入。その3分後に、荒野からのクロスに反応した小野が、ニアサイドで合わせて左足ダイレクトで左隅に決めた。35分に上里、40分に上原をそれぞれ投入し、4分のアディショナルタイムになっても前線からボールを追い、鋭い攻撃を仕掛けていった。厚別で貴重な勝ち点3を手にした。
それでも苦言をいわせろ
前半終了間際から、相手は戦術を変えてきました。それだけでも要注意なのに、後半開始直後は特に気を付けなくてはいけません。そこで相手の意図通りに同点に追いつかれるところに、勢いのある相手にはまだ不安を感じました。全員で守備を固め、奪ってカウンターという明確なコンセプトに加え、得点はセットプレーからの割合が高い
ということがわかっていたのに、その通りになってしまったのは、まだまだ甘いところです。
残りは6試合。水曜日の天皇杯サガン鳥栖戦のあとは、10/18(日)に7戦負けなし中のジュビロ磐田とアゥエーでの戦い。もう一つアゥエーで大分トリニータと戦ったのちに、11/1(日)厚別のジェフユナイテッド千葉戦が昇格圏分かれ目の天王山になるでしょう。ここまで戦い切れる力はあります。一戦ずつ勝ち進むべし。
(11日 17:30)
CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2015/10/28号
文句ナシの勝利
東京ヴェルディ 0-2 コンサドーレ札幌
得点者
- 東京ヴェルディ
- なし
- コンサドーレ札幌
- 前33分 小野
- 後42分 上里
第35節 10/04現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 東京ヴェルディ | 53 | 35 | 15 | 8 | 12 | 40 | 1.14 (7) | 31 | 0.89 (4) | 9 |
13 | コンサドーレ札幌 | 45 | 35 | 10 | 15 | 10 | 35 | 1.00 (11) | 32 | 0.91 (6) | 3 |
21 | 大分トリニータ | 33 | 35 | 7 | 12 | 16 | 33 | 0.94 (15) | 41 | 1.17 (15) | -8 |
都倉 ナザリト (上原) 小野 (荒野) 前貴 深井 宮沢 石井 (上里) 櫛引 河合 パウロン ク・ソンユン sub:金山 堀米 古田 イルファン
やっと生観戦の勝ち試合にありつけました。その上、小野伸二はコンサドーレ で初ゴール。上里の追加点のときは鳥肌モノでした。スカッと天晴れな勝ちっぷりです。コレだから生観戦はやめられません。
福森は出場停止で欠場でしたが、パウロンが入った時点でスコアレスドローに持ち込めるという根拠のない予感がありました。攻め込まれても持ちこたえてくれるだけの力はありますが、前半30分すぎまでしんどかったです。そんな中で、ペナルティエリアのわずかに外の位置からの先制点ですから、気分的には優位に進められました。先制点に勝る良薬はナシですね。このあと、重たく見えた動きが軽くなりました。
後半も押され気味になったのは、昇格圏内の相手なので想定内。しぶとく守って耐える展開が続きました。現実的に、無失点で終えれば上出来と思っていましたが、後半40分すぎにハッキリとした変化がありました。相手の運動量が落ち、中盤でプレスがかからなくなってきました。そうなると、上里の位置は好都合です。CK を得たりして、得点の予感が漂ってきました。体力的にしんどい時間帯に荒野が二人に囲まれてもボールキープ。相手をかわしただけでも大歓声なのに、いいところで上里が走り込みました。そりゃもう、ゴール裏では、前へ全員集合でした。
アディショナルタイムの5分は長く感じましたが、追加点のチャンスと、GO WEST を歌う時間と思えば、文句を言ってはいけません。あらゆる意味で、重要な勝利でした。ありがとう! 生観戦ではさいスタ以来なのはナイショです。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- ク・ソンユン(6.0)
- 危ない場面を好セーブ。迫られても落ち着いて対応。
- DF
- 櫛引(5.5)
- きょうは左でプレー。
- 河合(5.5)
- 体を張って対応する。
- パウロン(6.0)
- 身体能力相変わらずすごい。
- MF
- 前貴之(5.5)
- 先制点のきっかけになる縦パス。
- 深井(6.0)(後20分out)
- ボールを拾い回り、前へ。
- 宮沢(5.5)
- 黒子に徹する。
- 石井(5.5)
- 逆サイドへクロスを入れて、好機を生み出す。
- 小野(6.0)
- (後11分out)ちゃんとボールを止めてからゴールへパス。技術の先制点。
- 荒野(6.0)
- (後11分in)ヘッドはGKに阻まれても、サイドで二人囲まれながらもマイナスのパスでアシスト。
- 上里(6.0)
- (後20分in)前への姿勢が追加点を呼ぶ。
- FW
- 都倉(5.5)
- 前線で動き回る。枠の左へ惜しいシュート。
- ナザリト(6.0)
- (後36分out)守備でも貢献。マークを受けながらもポストプレーをこなし、先制点になるマイナスのラストパス。
- 上原(5.5)
- (後36分in)やや下がり目の位置ながらも、運動量で勝つ。
- 監督
- 四方田修平(5.5)
- やや守備的ではあったが、負傷が気になる小野と深井を早めに下げながらも、交代選手が活躍したのは明るい材料。
それでも苦言をいわせろ
速攻も見たかったなぁ。小野を中心にポゼッションできるのはわかったが、それだけではダメ。サイドチェンジや縦への抜け出しも、時には必要です。ナザリトや内村がオフサイドぎりぎりで抜け出すシーンを見れるようになると、何をやって来るかわからない怖さを植えつけられます。
勢いをつけて厚別にもどれました。いまは昇格圏内とか言う以前に目先の一勝を。
(7日 00:40)