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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2010/01/31号

2010年 謹賀新年
明けまして
おめでとうございます
今年もよろしくお願いします

ガンバ大阪 4-1 名古屋グランパス

 得点者

旧年最後にご挨拶ができず、失礼いたしました。新年早々の1月9日に引越しで、にっちもさっちもいかないのですよ。行先は三丁目から二丁目で、郵便番号が変わらない範囲なのですが。寅年の第一回目も、例年のごとく天皇杯決勝を見ていきます。

今期ガンバグランパス に2戦勝ちなし。シロートはコレだけで有利不利を決めたがるものですが、そうは問屋が卸さないのが短期決戦のオモシロさ。準決勝までの展開から、この対戦はGK楢崎とFWルーカスの戦いに絞られると極論できそうな活躍ぶりになるのではないかと思われました。そこはそこで当たっていましたが、チームの根幹の違いが結果になったのではないでしょうか。

前半は予定通りかのようにルーカスが先制し、しばらくはガンバペース。シーズン終盤から4-4-3で戦ってから負けなしのグランパスはサイド攻撃のキーになる小川を中へ、マギヌンをアウトの位置へと入れ替えてから、1トップのFWケネディの高さを生かすことに目的を明確化して攻めに行けました。互いに持ち味を出して前半を終えます。

後半も開始からはその流れを引き継いで、一進一退の攻防が続きます。むしろグランパス ペースです。しかし、後半20分に、機能していなかった小川を下げてブルザノビッチを入れたところで、ガンバにとっては根比べに勝ったのではないでしょうか。やや押され気味とはいえ、前線から圧力がかかっており、最終ラインも高く全体をコンパクトに保ていました。ボールを奪うと、持ち味の2タッチ以内のパスワークが冴え渡り、相手を翻弄していました。そこでキーマンが下がったので、しめたと思ったのではないでしょうか。

後半32分の遠藤の勝ち越し点は、DF2人を抜いたスーパープレー。グランパス から見れば決めた方が一枚上手で仕方ないと割り切るしかなかったのですが、残り時間がそれを許しませんでした。失点を受けて三都主アレサンドロと巻佑樹を投入。ブルザノビッチと三都主をボランチに据え、両サイドハーフに玉田とマギヌン、トップにケネディと巻を置く4−4−2に布陣を変更しました。しかし、この守備力を度外視したパワープレー策は裏目になり、残り5分間でカウンターで2失点。拮抗した戦いは3点差で試合を終えました。

ガンバにとっては、何年も続けているスタイルで戦い、アジアMVPがフィニッシュしてセオリー通り当然のように決めた勝利。一方、グランパス は迷走しながら時が進み、アジア・チャンピオンズリーグの準決勝で屈辱的大敗を受けてようやくチームが定まってファイナリストになりました。チームの成熟度から順当な結果です。しかし、勝機はどちらにもありました

そう考えると、石崎体制2年目で、昨年後半からようやくスタイルが定まって結果になってきた、われわれコンサドーレにとっては、今年はチャンスじゃないですかぁ。強化費削減だぁ、キリノ、ダニルソン、ハファエル、チョウ・ソンファンの契約がまだ成されていない。それはよそのチームも一緒。それに、これまで金満チームと言われていたところでさえ予算削減になっているのだから、ウチらの予算削減は相対的にはプラスマイナスゼロですよ。むしろゴン加入でプラスかもしれない。まだまだ補強のお話しがあるので、悲観的になっている場合ではありませんよ。もちろん願うはJ1昇格です!

(3日 22:40)