CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/06/21号
すべてを振り払う勝利
藤枝MYFC 1-3 北海道コンサドーレ札幌
- 藤枝MYFC
- 後半44分 芹生 海翔(PK)
- 北海道コンサドーレ札幌
- 前半22分 青木 亮太
- 後半9分 白井 陽斗
- 後半45+4分 原 康介
順位 | 第20節 6/22現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14 | 藤枝MYFC | 22 | 20 | 6 | 4 | 10 | 23 | 1.15 (12) | 29 | 1.45 (13) | -6 |
12 | 北海道コンサドーレ札幌 | 25 | 20 | 7 | 4 | 9 | 25 | 1.25 (8) | 32 | 1.60 (17) | -7 |
長谷川 バカヨコ (木戸) (マリオセルジオ) 青木 西野 荒野 白井 (家泉) (宮沢) (原) パク 宮 浦上 高尾 ミンギュ 高木 sub:児玉 田中克 田中宏 出間 交代: 後半0分 木戸(長谷川) 後半6分 マリオセルジオ(バカヨコ) 後半25分 原(白井) 後半25分 宮沢(荒野) 後半45分 家泉(青木)
開始直後の長谷川の猛烈なプレス。これまで見なかったですね。キーパーは外に蹴るしかありません。このプレーで今日はいけると感じました。この姿勢ですよ。これまで足りなくて今後必要なものを見せてくれました。
前へ強く進む
最初の一回だけで終わりませんでした。青木と白井だけでなく、荒野も高めの位置。おかげで、バカヨコへの負担が軽くなりました。西野と高尾はいつでも前へ進む態勢ができています。7分には、バカヨコがアクロバティックなシュート。クロスバーに跳ね返されたものの、得点の期待が高まります。しばらくあと一歩という展開が続きましたが、意外な形で先制しました。相手GKからのボールを青木がカット。センターサークル付近、約40メートルの距離から右足を振り抜くと、ボールは弧を描いて無人のゴールに入りました。GKが前に出てビルドアップに参加していて前に出ていたのを見逃さなかった、判断力と技ありのゴールです。その前に、長谷川がGKに対してハイプレスをかけていたのも見逃せません。後半に入ってもこの勢いは止まりません。中央でバカヨコがドリブルしながら時間を作って、クロス成功数1位の青木へ。左クロスが右の白井に入って、胸トラップからシュートを決めました。文句なしの崩しで2点リードです。
取られても取り返した
しかしその後は、相手の反撃に防戦になる時間が多くなりました。耐えていましたが、42分にハンドで PK の判定。1点差になり、アディショナルタイムは6分。同点にされそうな勢いで、ビッグプレーが出ました。後半アデショナルタイム 4分、敵陣に出したロングボールの競り合いから、相手がヘッドでバックパスする威力が弱かったのを原が見逃しませんでした。ループシュートでダメ押しの追加点。原が走り抜いて追いつきましたが、マリオも追いついて競り勝ったところも見逃せません。再び 2点差になり、1ヶ月ぶりの勝利を収めました。
今日の寸評(ひとこと)
- GK
- 高木(6.0)
- 高目の位置で未然に防ぐ。ブランクを感じさせない。
- DF
- 高尾(5.5)
- ディフェンスから攻撃のスタート。高い位置を取り続けた。
- 浦上(5.5)
- 判断と読みがよく、最終ラインでフタをする。
- 宮(5.5)
- 守備だけでなく、前方へ大きな展開も。ハンドの判定は寄せに行った結果。
- パク ミンギュ(6.0)
- 川上 エドオジョン 智慧をほぼ封じる。左で冷静な対処。
- 家泉(-.-)(後半45分in)
- 3バックに変更して、クローズの役割遂行。
- MF
- 西野(6.0)
- アンカー気味の位置から動き回る。ドリブル突破もあった。
- 荒野(5.5)(後半25分out)
- ボランチというよりも、逆三角形の右側で攻撃にからむ。前後によく動いた。
- 長谷川(6.0)(後半0分out)
- 47分間走り回って、前から圧力をかけ続ける。
- 木戸(6.0)(後半0分in)
- 長谷川に引き続いて、前線からプレッシャーかける。シュートの姿勢もよかった。
- 宮沢(5.5)(後半25分in)
- 押され気味のところで落ち着きをもたらす。
- 原(6.0)(後半25分in)
- 最後まで走り抜いた結果、貴重な追加点がついてきた。
- FW
- 白井(6.5)(後半25分out)
- 右サイドを駆け抜けた。今季初得点は左からのクロスに反応。
- バカヨコ(6.0)(後半6分out)
- ターゲットだけではなく、時間を使えるようになった。2点目の起点でもある。
- 青木(6.5)(後半45分out)
- 1ゴール1アシスト。テクニックもシュートを撃つ判断もさすが。
- マリオ セルジオ(5.5)(後半6分in)
- 時間を追うごとによくなっていった。3点目は競り勝ったおかげ。
- 監督
- 岩政(6.0)
- これまでとの違いを出せて勝利を得たところに価値がある。
それでも苦言をいわせろ
イージーなパスミスで撃たれた場面が何度かありました。外れてくれたため事なきを得ましたが、強力なストライカーなら確実に枠をとらえていたところです。勝利で目立たなかったものの、問題は残っています。
いいかたちで、ドームに戻ってこれます。6.28(土)14時ロアッソ熊本戦は、赤黒フェスタ。7.5(土)14時レノファ山口戦もドームです。勢いをつけてから、7.12(土)19:30からのアウェージュビロ磐田戦に臨みましょう。これで、7月の試合はおしまい。中断期間に入ります。勝ち進みましょう。連勝して順位を上げていくしかありません。次の勝利に向けて、相手を上回る強い気持ちで、万全な準備を。
(24日 23:10)