CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/04/29号
でも勝ちを見たいんだ
北海道コンサドーレ札幌 2-2 V・ファーレン長崎
- 北海道コンサドーレ札幌
- 後半31分 近藤 友喜
- 後半45+3分 原 康介
- V・ファーレン長崎
- 前半38分 増山 朝陽
- 後半6分 マテウス ジェズス
順位 | 第12節 4/29現在 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16 | 北海道コンサドーレ札幌 | 13 | 12 | 4 | 1 | 7 | 12 | 1.00 (14) | 20 | 1.67 (17) | -8 |
10 | V・ファーレン長崎 | 16 | 12 | 4 | 4 | 4 | 22 | 1.83 (2) | 22 | 1.83 (18) | 0 |
長谷川 白井 (青木) (キムゴンヒ) 田中克 荒野 大崎 近藤 (中村) (バカヨコ) 高嶺 西野 家泉 高尾 (原) 中野 sub:菅野 田中宏 木戸 出間 交代: 後半0分 バカヨコ(大崎) 後半10分 中村(田中克) 後半16分 青木(長谷川) 後半16分 キムゴンヒ(白井) 後半33分 原(西野)
持ってる男が来ましたね。昨年の第一号得点者に、ようやく春が来ました。値千金の一発で勝ち点を拾いました。引き分けで満足できないのは承知ですが、苦しい展開でも最低限の勝ち点1は、長いシーズンを考えると大事です。
厳しい2点ビハインド
失点自体は、どちらも相手を褒めるべきなもの。しかし、ソコに至るまではよろしくありません。前半は、ボールロストから攻め込まれました。3人のマークを交わされたのは相手が上だと諦めがつきますが、下がりっぱなしになったのは、いただけません。後半は、右サイドで長いパスから。これは相変わらずの弱点です。ロングボールからのクロスは、ヘッドで合わせられたらやられる確率高いです。安い失点ではありませんが、傾向と対策は必要です。
反撃の狼煙
2点リードされた直後の後半10分に、中村を投入。左サイドでも、やや高目の位置に入りました。すると、駆け上がったり、クロスを入れて、攻撃に勢いが出ました。守備よりも攻撃が得意なのでしょう。16分には青木も投入。30分には青木がゴールに迫り、ペナルティエリア近辺でずっとプレーします。そうなると得点が近いのでしょうね。1分後に、右サイドからの青木のクロスに、荒野がヘディングで枠内にシュート。最後はこぼれ球に反応した近藤がペナルティエリア中央から右足でゴール下に決めました。残り15分での得点は、勢いが出てきます。
走りきった攻めきった
1点差になった直後の後半33分に、相手の肘がこめかみに当たって痛みが激しかった西野に代わって、原が入りました。こちらもまた左を駆け上がります。相手のカウンターもありましたが、ほぼワンサイドな様相の展開。アディショナルタイムに入ってもほとんど相手陣内に攻め込みます。アディショナルタイム3分、青木からのコーナーキックは相手に跳ね返され、それを受けてからの青木のクロスも跳ね返されました。そのあとはボールの奪い合いになりましたが、ひるむことはなかったですね。こぼれ球に対して近藤が前に飛び出し、ペナルティエリア内左から折り返し。原が反応してペナルティエリア中央から右足でゴール下に決めました。中央に来ることを信じて近藤が中へ折り返したでしょうし、原は近藤から来ることを信じて走り込んできました。これも最後までゴールへ向かっていたからこそ取れた得点です。さらに逆転を狙っていきましたが、ゴール横まで攻め込んでいたところで笛。引き分けで満足していいわけではないのは承知ですが、負けゲームを引き分けに持ち込めたのは、自信になります。最後までやりきりました。
この試合の着眼点
ゴール期待値が2.21。シュート16本中枠内が3本。チャンスを作れている証拠です。しかし、前半だけで見てみましょう。シュート7本中、枠内シュートはゼロ。ゴール期待値は0.60。前半に攻め込めていないのは問題です。まだ、失点せずに耐えられるチームではありません。先制点を心掛けないと、厳しい戦いが続きます。
次は5月。5.3(土)14時、アウェーでモンテディオ山形戦。10位で、勝ち点は同じ13です。勝つと順位が入れ替わります。5.6(火)14時ドームでジュビロ磐田戦。5.11(日)13時にアウェーでいわきFC戦。5.17(土)14時からドームでカターレ富山戦と続きます。苦しかった月にピリオドを打って、連勝していけば充分昇格を狙えます。次の勝利に向けて、相手を上回る強い気持ちを持って、万全な準備を。
(1日 06:50)