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CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/11/3号

今日は送別会かっ
いや、きっちり勝たせてもらったぜ

コンサドーレ札幌 3-1 横浜FC

 得点者

順位 (第 50 節) 勝点得点失点得失差
6 コンサドーレ札幌 78 50 21 15 14 72 1.44 (5) 59 1.18 (8) 13
16 横浜FC 43 50 11 10 29 41 0.82 (16) 68 1.36 (10) -27
順位 (第3クール) 勝点 得点 失点 得失差
6 コンサドーレ札幌 28 16 8 4 4 26 1.63 (3) 19 1.19 (8) 7
10 横浜FC 20 16 6 2 8 17 1.06 (12) 21 1.31 (10) -4
順位 (後半戦) 勝点 得点 失点 得失差
5 コンサドーレ札幌 41 24 12 5 7 38 1.58 (3) 28 1.17 (8) 10
13 横浜FC 28 24 8 4 12 23 0.96 (14) 32 1.33 (9) -9

         キリノ
        (曽田)

  藤田 ハファエル 古田
(中山)        (砂川)
            
    ダニルソン  芳賀
        
 岩沼  石川  吉弘  西嶋

          高原

sub:荒谷 堀田

ドームで生観戦された方々がウラヤマシイですよ。ホーム最終戦はチーム史上初の引退セレモニー。曽田大明神がピッチに立った7間は鳥肌モノだったことでしょう。キャプテンマークを渡されピッチに立ちました。ロスタイム1分には倒されてPK獲得。自らキッカーに。そこで三浦知と三浦淳から「ちゃんと決めろよ」ですよ。これをJリーグ史上に残る美談大賞にノミネートせずに何を入れるのでしょうか。一本目を止められたと思いきや、笛が鳴ってやり直し。そして、伝説が生まれました。

そんなワケですから、負けて送り出すわけにはいかんのですよ。ちゃんと理解しているかのように、開始から攻めにいきます。宮澤の負傷と上里が2試合出場停止で今季を終えた以外は、ほぼおなじみになったメンバー。ハファエルと岩沼のスタメンも板についてきました。23分には外国人トリオだけでつないだで今シーズン3得点目。シーズン途中入団の外国人選手は力を発揮できずにその年に去っていく選手ばかりでしたが、来年も残っていいんじゃないでしょうか。この2分後には、キリノが単独で相手を抜き去り19得点目。前半は終始優位に進めました。

しかし力の差があるチームに対してもすんなり守りきれないのが今年を象徴。決まったのが三浦淳の直接FKだから、まだ個人技だとあきらめられますが、19分の砂川投入まで流れを引き戻せないのは課題です。この交代で再びハファエルが水を得た魚になったのはよかったですね。

それでも苦言をいわせろ

戦力外通告の選手に触れましょう。昇格失敗とニトリ撤退の影響から、全体の人数は多くても現状維持です。補強ポイントはGK・DF・FWですから、新たに入れたい選手との天秤になります。当落線上だと思っていた選手がそのまま挙がりました。さみしいと感じる一方で、コレがプロの厳しさをあらためて認識する時期になりましたなぁ。

今度は誰が入るかが注目になりますが、この4人よりも良い選手を入れるんでしょうね?? すでにFC東京DF藤山の獲得を発表。J2で18ゴールの愛媛FCFW内村獲りも狙っているようです。ない袖は振れないのはわかるが、見極めと交渉はしっかり頼む。

(1日 23:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/11/10号

長良川ゴール祭り
好評開催中!

FC岐阜 2-4 コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第 49 節) 勝点得点失点得失差
12 FC岐阜 59 49 15 14 20 59 1.20 (12) 69 1.41 (12) -10
6 コンサドーレ札幌 75 49 20 15 14 69 1.41 (5) 58 1.18 (9) 11
順位 (第3クール) 勝点 得点 失点 得失差
12 FC岐阜 18 15 5 3 7 25 1.67 (3) 23 1.53 (15) 2
6 コンサドーレ札幌 25 15 7 4 4 23 1.53 (4) 18 1.20 (8) 5
順位 (後半戦) 勝点 得点 失点 得失差
8 FC岐阜 32 23 9 5 9 35 1.52 (3) 33 1.43 (13) 2
5 コンサドーレ札幌 38 23 11 5 7 35 1.52 (3) 27 1.17 (8) 8

          キリノ
            
  藤田 ハファエル 古田
(中山)(石井)(上原)
            
    ダニルソン  上里
        
 岩沼  石川  西嶋  芳賀

            高原

sub:荒谷 吉弘

ひさびさにスカッと行きましたねー。長良川はゲンのいい土地なのでしょうか。取りも取ったり前半21分までに3得点ですよ。しかもダニルソンが2分間で2得点。締めは岩沼がプロ初ゴール。リーグ戦はいや〜な流れでしたが、二週間試合なしでリフレッシュできたのが良かったのでしょうか。

この期間を生かして、開幕前のキャンプのような個のレベルアップを目指した練習も取り入れていました。その成果がすぐに出たのでしょうか開始からの怒涛の攻めは。波に乗れないときは攻めるだけで取れないで終わることもありましたが、前半11分に先制したのがよかった。1点目はここ最近特に力を入れていた3人目の動きが入った崩しから。2点目はポストプレー。3点目はミドルシュートと、21分でこれだけ歓喜を味わえたら文句ないですね。

しかしそのあとはいけません。まさか油断したんじゃないでしょうね。そんな疑いをかけたくなるほどの出来で、相手に押し込まれました。2ボランチは3点目を捕るまで頻繁に上がってきましたが、その後はなかなか上がらなくなりました。カウンターだけでなく、ポゼッションで崩すのが理想ですが、90分間使い分けるにはまだまだハードルが高いようです。キリノとハファエルがカウンター一辺倒で「ため」を作れないのはつらい。4得点目もダニルソンのミドルと同様に、判断と思いっきりの良さから生まれました。岩沼の3試合目でのプロ初ゴールは願ってもなかった時間帯だけに値千金。マージンを確保して残り時間を乗り切りました。

それでも苦言をいわせろ

いくら上げ調子の相手だからといっても、2失点は多い。どちらも得点を取った後の失点で歓喜に水を差すようでは、まだまだ強いチームにはなれない。しかもどちらも高原が絡んでいるところが気になります。一旦防いでも、こぼれ球を、しかも二回も押し込まれるようでは、GKが重要な補強ポイントになって当然です。4位以上や今期躍進したチームのGKは、みんなレベル高い。

石崎監督の続投が濃厚になりました(注:11/25に正式発表)。来期を見据えた特訓や岩沼のように抜てきののち左サイドバック育成もありますが、来期も残れる選手は競争に勝ってメンバー入りが最短距離。しかし次節ホーム最終戦は、曽田大明神が虎視眈々と狙っていることをお忘れなく。

(25日 23:00)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/11/15号

曽田大明神引退発表
9年間ありがとう
もう一度
曽田コールをしたかった…

きょう帰宅して飛び込んだ文字に、反応せずにいられません。公式発表が出たからには受け入れるしかないでしょう。

2007年に昇格に大きく貢献したものの、ひざの痛みを隠しての戦いでした。手術でJ1の舞台に備えたものの、痛みが再発して試合にほとんど出られずチームは降格。今年は復帰を待っていましたが、片方をかばって痛みがもう片方に及ぶと、選手生命の致命傷になるのでしょうか。お得意のジャンプができないのであれば、宣告されたも同然なのでしょう。

生観戦で印象に残っているのは2003年10月のホーリーホックです。日本に帰化したばかりの闘莉王とデスマッチでした。当時のウチラは身長180cmクラスの長身選手がほとんどいなくて、コンサドーレプロレス部や、風貌が似ている(と思うぞ)ところから、札幌の小川直也とか、はたまた下野幌生まれのジャイアントツキノワグマと表現したものでした。でも、一般的に印象深いのは、劣勢に立たされたときのFWならぬ頭のポジションソダン大作戦でしょう。

ソダニスタにとっては、今季のホーム最終戦(11月29日(日)横浜FC 戦)が最後の勇姿か。今季最終節の12月5日(土) 東京ヴェルディ戦(味スタ)に出るとは思えませんが、ワタシはホームは距離と財政により、最終節はスケジュール重複により欠席濃厚です。声援を送ることができそうにないのが辛いですが、次の舞台での活躍を期待しましょう。9年間ありがとうございました。

(17日 23:50)

CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2009/11/24号

気をつけよう
バックパスに クリアミス

コンサドーレ札幌 1-1 カターレ富山

 得点者

順位 (第 48 節) 勝点得点失点得失差
6 コンサドーレ札幌 72 48 19 15 14 65 1.35 (8) 56 1.17 (8) 9
13 カターレ富山 57 48 14 15 19 46 0.96 (14) 56 1.17 (8) -10
順位 (第3クール) 勝点 得点 失点 得失差
6 コンサドーレ札幌 22 14 6 4 4 19 1.36 (5) 16 1.14 (8) 3
17 カターレ富山 9 14 2 3 9 11 0.79 (17) 21 1.50 (15) -10
順位 (後半戦) 勝点 得点 失点 得失差
5 コンサドーレ札幌 35 22 10 5 7 31 1.41 (5) 25 1.14 (8) 6
15 カターレ富山 24 22 6 6 10 23 1.05 (14) 30 1.36 (13) -7

          キリノ
         (石井)
            
  砂川   ハファエル  上里
(中山>FWへ(左MFへ)
            
    ダニルソン  宮澤
              (藤田)
        
  岩沼   石川  西嶋  芳賀
(ボランチへ)
           高原

sub:荒谷 吉弘

墓穴を掘って自ら苦しんだ末の勝ち点1というのが率直な印象。2回の対戦ともドローだっただけに、なかなか点が入らない難しい試合になると予想できたが、ミスで失点はやめなさい。苦しみながらも勝ち点3を拾えるようにならないと、強くなれません。

重苦しい雰囲気は前半から。良くも悪くもがっぷり四つのイーブンでした。互いに攻めながらも最後の一発を打てません。やっとシュートを打っても決まりません。ミスも同じようにあって、試合前の7位と12位の順位差は関係ありません。むしろウチらの高めのディフェンスラインを突破してきた向こうの攻撃の方が優勢でした。

例のシーンは後半8分。西嶋のバックパスを受けた高原がクリアミス。これがちょうどいい具合に相手に渡って決められました。決してこれがデフォルト設定ではありません。相手にハンデを与えるのでなく、むしろもらいたい位でしょ。

反撃の流れにはなかなか成らず、27分に中山を投入してキリノと2トップ。岩沼をボランチに上げて3-5-2に変更しました。この布陣の変更を聞くと、思わずソダン大作戦を待望するのは私だけでしょうか。ハファエルを従えた2トップは32分に、キリノに代えて石井を投入します。

正直、キリノを下げたこの交代は間違いだろうと思っていました。これはスピード突破よりも、ラストパスに対する反応に賭けました。残り時間7分に実ります。ハファエルからのパスを左で受けた上里が、左足からスピードのあるクロス。ハファエル、中山がこれに飛び込み、最後はこぼれ球をヘディングで決めてくれました。選手生命がけっぷちだと見ていましたが、2年前のサンガ以来のゴールはアピールとして充分でしょう。少なくとも、次節も出場機会はあるはずです。

この試合の着眼点

ハファエルが初の先発出場で90分フル出場。得点シーンだけでなく、攻撃によく絡んでいました。これでフィットしてきたと言えるのかは微妙ですが、少しずつ良くなっているのは確かです。長い目で見てほしいところですが、問題はカネです。まずは次戦もスタメンでチャンスを与えてほしいと思います。

西とチョウ・ソンファンが来季に向けて手術とリハビリ。そして思い直してほしいニトリの撤退。JALの経営再建と、取り巻く環境は悪いです。今年も残り3試合。死に物狂いで戦う姿を見たい。そして勝利の美酒に酔いたい。

(11日 01:00)