CS(北海道コンサドーレ札幌)的日誌 2025/11/17号
この選手
| 順位 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 12 | 49 | 36 | 15 | 4 | 17 | 46 | 1.28 (9) | 62 | 1.72 (19) | -16 |
岩政前監督 第25節 8/11現在
| 順位 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 11 | 34 | 25 | 10 | 4 | 11 | 32 | 1.28 (8) | 41 | 1.64 (18) | -9 |
柴田監督 第36節 11/9現在
| 順位 | 点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| -- | 15 | 11 | 5 | 0 | 6 | 14 | 1.27 (--) | 21 | 1.90 (--) | -7 |
荒野
(◆◆)
スパチョーク 長谷川
(青木) (田中克)
◆◆ 高嶺 宮沢 白井
(パク (木戸)(近藤)
ミンギュ)
中村 西野 高尾
(浦上) (家泉)
高木
(菅野)
契約満了選手が最終戦よりも前に発表されます。その前に、誰が残ってほしいか、誰が微妙なのかを予想する乱暴な企画です。30人程度にスリム化の報道が出てきましたが、チームのために戦える選手は残さないといけません。来年は、秋春制に向けた特別大会から。これを活かさない手はありません。勢いをつけて、再来年5月の昇格へ向かいましょう。
監督交代でなにが変わったか
25試合と11試合で、ほぼ2対1の割合。数字上の比較では、得点力は落ちて、失点が大幅に増えています。開幕からの4連敗1得点10失点と、監督交代後の無得点が3試合、5失点が2試合。これが年間を通して響きました。選手起用では、2試合連続でスタメンを固定がほとんどなかった前監督に対して、柴田監督は負傷や出場停止がない限り固定する傾向です。サッカーの質は、6月から7月にかけての3連勝と8月下旬の連勝は良かったですね。どちらも人とボールがよく動いています。8月は左右や前後に大きな展開が見られました。しかし、攻め手を封じられて手詰まり感を感じたのが、9月と10月でした。
来季に向けて
よかった試合を思い出しましょう。相手の状況は別にして、先の 11.8 の試合のようにボールを動かせて、前線で動き回れると勝利に近づきます。優先になるのは、ボールを運べる選手、前で戦える選手、相手にデュエルを挑める選手は真っ先に残すべきです。J2の堅い守りを打ち破れる攻撃力と、J2上位の前線からのプレッシャーに対応できる負けない強じんな守備力にしましょう。
全32選手を斬る
- ○ 残すべき選手(10名)
- ◇ 残ってほしい選手(8名)
- △ 育成中の選手(5名)
- ▲ 去就微妙の選手(10名)
- ○◇◇の合計 23名(新加入2名を含めない在籍は32名)
- 出場試合・時間、得点はリーグ戦のみ。2025年11月17日現在。年数は期限つき移籍で他チームに在籍している期間を含む。二種登録および特別指定選手の期間は含まない。
- GK
- 菅野 孝憲 ◇ 11試合出場(908分)8年目
- 40歳を過ぎても第一線だが、以前より反応が落ちていないかが気がかり。
- 児玉 潤 ▲ 1試合出場(18分)年目
- 唯野の加入が決まっており、最も出場機会が少なく危うい立場にある。
- 中野 小次郎 ▲ 11試合出場(982分)5年目
- 過去最多の出場数も、ポジションを死守できず。児玉との3番手争いになる。
- 高木 駿 ○ 15試合出場(1,332分)3年目
- 決して安定感が高いとは言えないが、前に出れて前にボールを配球する力は魅力。
- 唯野 鶴眞 △
- 来季新加入
GK4人制なら、誰かひとりが去ることになります。オファーや引退がない限り、出場試合数で判断すると思われます。意外に3人の出場数はほぼ均等の割合なんですね。
- DF
- 高尾 瑠 ○ 33試合出場(2,928分)2年目
- 出場試合数2位。後方からボールを出せるだけでなく、前へ上がっていけるのは大きな武器。守備よりも貢献大きい。
- パク ミンギュ ◇ 18試合出場(1,345分)1得点 2年目
- 適任は3バックセンターか左。チーム事情とはいえ、左サイドでは、上がった時と背後のリスク管理を天秤にかけると、マイナスのほうが大きい。
- 中村 桐耶 ○ 18試合出場(1,075分)7年目
- ケガに泣いたが、前へボールを進められて、自らも前へ進められる。左センターバックの守備もそつなくこなし、ボランチも可能。好不調の波をなくしたい。
- 家泉 怜依 ◇ 24試合出場(1,563分)4得点 2年目
- 前半戦は一時期チーム得点王。宮と浦上の加入でスタメンを明け渡したが、空中戦にアドバンテージがある。
- 大ア 玲央 ▲ 16試合出場(552分)2年目
- 開幕戦スタメン起用も、最終ラインに負担がかかった気の毒な状況。その後は怪我もあり、キャプテンシーをなかなか発揮できず。
- 岡田 大和 ▲ 4試合出場(257分)3年目
- 左サイドの位置ををつかみかけたところで、ケガに泣いた。左は重要な補強ポジションであり、再び期限付き移籍になる可能性がある。
- 西野 奨太 ○ 28試合出場(2,347分)4年目
- 屈強なセンターバック兼ボランチとして飛躍した。来年は中心選手になるべき年。
- 浦上 仁騎 ◇ 16試合出場(1,384分)1年目
- 統率力とカバーリングを期待されて、加入後はほぼレギュラー。しかし、背後や高尾との間を狙われたり、スタメンを明け渡すなど、絶対的な存在には至っていない。
- 宮 大樹 ▲ 9試合出場(736分)1年目
- 前へボールを出せたり、前へ進んで行けるセンターバック。攻撃にも好影響で、本来は残すべき選手。しかし、期限つき移籍元の名古屋グランパスの動向が読めず来期は流動的。
高尾以外は完ぺきに固定できた選手はいない。中村と西野はボランチでの起用も考えられ、屈強な本職のセンターバックはほしいところ。宮が抜けることも想定しなければならず、左サイドや4バックの左サイドバックを兼任できる左センターバックの獲得も視野に入れるべきである。
- MF
- 高嶺 朋樹 ○ 34試合出場(3,025分)8得点 1年目
- 文句なくチームトップの成績。プロテクト順位があったら間違いなく1位。ボール奪取でき、ボールを運べて、フィニッシュ決められる。不安は確実に他チームの目に止まっているところ。
- スパチョーク ○ 29試合出場(1,699分)2得点 4年目
- ここ2試合でコンビネーションと前への抜け出しがよみがえってきた。独力で前線で孤軍奮闘できる。代表との掛け持ちでコンディションに気をつけないといけない。
- 深井 一希 (引退) 3試合出場(52分) 13年目
- フクアリでは攻撃に威力を発揮できたが、かつてのボール奪取力は影をひそめた。
- 宮沢 裕樹 ○ 15試合出場(501分)1得点 18年目
- ゲームコントロールの巧みさや気の利いたプレーは、他の選手は真似できない。90分通しての出場は求めないが、コンディションに気をつけて。
- 青木 亮太 ◇ 30試合出場(2,064分)4得点 5年目
- 昨年は契約更新。ボランチや左サイドもこなせるが、適任は左の2列目。機動力が持ち味ではないため、強力な左サイドがいないとスタメン優先度は下がってしまう。
- 田中 克幸 ◇ 22試合出場(1,052分)1得点2年目
- 監督が代わってからの先発出場はなし。パスセンスはあるが、判断力や守備力に課題。監督交代後は出場機会が減っている。走力で勝負するタイプではない。
- 長谷川 竜也 ○ 26試合出場(1,111分) 2年目
- 先発が活きるタイプ。2列目から開始早々からのプレスを続けられる。それを活かしきれていないのはチームの問題。
- 荒野 拓馬 ○ 22試合出場(1,195分)1得点 14年目
- 賛否両論あれど、豊富な運動量はマネできない。今は細やかな動きが求められるボランチよりも、荒々しく動き回れるワントップや2列目が適任。
- 田中 宏武 ▲ 14試合出場(538分) 4年目
- 左からのクロスや前への攻撃は魅力だが、守備が心もとない。右では攻撃力を活かせず、序列は下がる。年数的に何かしらの発表があるかもしれない。
- 木戸 柊摩 ◇ 20試合出場(829分)2年目
- ボールを前に出せていたり、前で動き回れているときはいいが、肝心なところで守備の弱さが出た。定位置をつかむには守備力向上は不可欠。
- 林田 友兜 △ 0試合出場(0分)1年目
- 大学を中退してまで加入したが、出場機会がルヴァンカップの36分間のみでは未知数のまま。
- 近藤 友喜 ◇ 30試合出場(2,342分)4得点 2年目
- 右サイドを切り裂いているときはいいが、対峙する相手を突破できないこともしばしば。チームが近藤からのボールを活かしきれていない状況もあるが、白井との競争を見ると、真っ先に残すべき立ち位置とは言い切れなくなっている。
- 原 康介 △ 14試合出場(445分)2得点 2年目
- 前監督ではラッキーボーイだったが、交代後はその初戦のハーフタイム以降出場なし。両サイドで定着するなら守備のための状況判断が求められる。
- フランシス カン ▲ 0試合出場(0分)2年目
- 昨年夏の加入以来メンバー入りは2回のみ。今年は全くなし。未知数のままで終わりそう。
高嶺の相棒のボランチと2列目は激戦区。今の攻撃サッカーを貫き通すには、 ○ 印の選手は不可欠。白井と近藤が競う右サイドに比べて、左サイドは心もとない。どちらのサイドとも、クロスを出せて、前で拾える選手をほしい。加えてサイドは走力と守備力も求められるだけに、よい人材はなかなか見当たらない。J2・J3を含めて見つけてほしい。
- FW
- ジョルディ サンチェス ▲ 9試合出場(371分)1得点 2年目
- 6/15を最後にメンバー入りなし。開幕戦であとわずかのところでゴールを逃したのが、チームを含めて命運だったとしか思えない。
- アマドゥ バカヨコ ▲ 31試合出場(1,670分)7得点 2年目
- 7/12以降無得点。監督交代後は無得点でもある。前線で走り回れて、ポストとして機能しているときはいいが、独力で打開できるタイプではない。新加入選手によって、残れるかは微妙なところにある。
- キングロード サフォ ▲ 0試合出場(0分)2年目
- 昨年夏の練習試合でゴールを量産したが、リーグ戦出場に至らず。メンバー入り3試合できただけでも進歩だが。
- 佐藤 陽成 △ 1試合出場(5分)特別指定選手
- 来季新加入
- 白井 陽斗 ○ 26試合出場(1,223分)3得点 2年目
- 右サイドで定位置を獲得しつつあり、2試合連続ゴールの2試合後に負傷は痛かった。フォワードでも2列目でも、タテへの動きができる。先発でも切り札でもどちらでも力を発揮できる。
- マリオ セルジオ ▲ 13試合出場(547分)2得点 1年目
- 後ろからの抜け出しや得点感覚を期待されたが不発。劣勢を打開できるパワーは持ち合わせていない。配球役がいて、始めて持ち味を活かせる。
- 出間 思努 △ 6試合出場(140分)2年目
- 潜在能力はあるので、まずは出場機会を。
これだけの陣容を揃えながらたったの13得点は少なすぎです。外国人選手3人でやっと高嶺と一緒は大問題。前線でプッシュできて、つぶれ役になれる点取り屋の獲得は急務です。Jで実績を重ねているストライカーを求めます。
- 期限付き移籍中
- 福森 晃斗 26試合出場(1,906 分)0得点
- 昇格の立役者も、四方田監督解任後は途中出場がやっと。左CBは定まらないため、一考の余地はある。
- 大森 真吾 4試合出場(14分)0得点
- 春先は負傷で試合から遠ざかる。ようやく最後の数分間出場するようになってきた。去就は不透明。
- 中島 大嘉 △ 6試合出場(230分)1得点|1試合出場(12分)
- 勝負の年も定位置をつかめず、期限つき移籍先のザスパ群馬では負傷。潜在能力はあるものの、何かしらの発表があっても不思議ではない。
補強のポイントは
文句なくフォワードです。次に、左サイド。そして、センターバックです。外国籍選手はJで実績のある選手を入れてください。昨年の夏、5人ともJ未経験でした。当たりハズレがあって計算できないのですよ。難しい要求は承知ですが、リスクヘッジを含めて最低1人はJで国内で実績のある選手がほしいです。
そして、この予想がハズレて、 ◇ や ▲ の選手が躍進する、残り2試合であることを期待しましょう。次は、11.23(日)14時アウェーでFC今治戦。11.29(土)14時ドームの愛媛FC戦が、今季最後のリーグ戦。各選手、生き残りをかけて、勝ち抜いてメンバー入りを。相手を上回る強い気持ちで、自信を持って、コンディションを整えて万全な準備をお願いします。
(17日 06:50)
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