まってました!
| 順位 | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得 失 差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008年成績 | 18 | 18 | 33 | 4 | 6 | 23 | 36 | 1.09(13) | 69 | 2.09(18) | -33 |
前半戦 | 17 | 15 | 17 | 4 | 3 | 10 | 19 | 1.12(12) | 31 | 1.82(17) | -12 |
後半戦 | 18 | 3 | 16 | 0 | 3 | 13 | 17 | 1.06(13) | 38 | 2.38(18) | -21 |
今年は故障者続出でベストの状態での戦いを見れなかったのが残念。その一方で、2007年9月から守備が崩壊して最後やっとのことで優勝・昇格を果たしたことを考えると、妥当な結果でしょう(初めて最下位の予想が当たってしまった。。。)。
石崎新監督と聞いて真っ先に思い浮かべるキーワードが「ノブリン」「J2の名将」「放置プレイ」。勝ち点差1で昇格を逃すこと3度。フロンターレの頃は選手交代の遅さに非難を浴びたこともありました。よくキャリアをふりかえると、JFLの頃のモンテディオとトリニータでは、当時日本では成功しなかった3-4-3で躍進し、フロンターレではJ1強豪チームの礎を築く。そんな実績があってエスパルスとヴェルディでコーチ・監督を経験し、レイソルでは4度目の正直から天皇杯ファイナリストへ。華々しい経歴ではないものの、チームを強くするという点では申し分ありません。2003年オフにも招聘に動きましたが、もともと東芝で80年から93年までDFプレー。しかも「赤黒のユニホームは、ACミランをモデルにして自分が『やろう』と言ったのが始まり」ですよ。赤と黒の血がずっと流れています。はえぬきの監督誕生といっても大げさではないでしょう。
過去に指揮したチームでは門下生がたくさん出ています。トリニータ・フロンターレと慕って現在レイソルに在籍しているMF山根はその筆頭。今回の快進撃は「走る日立」の伝統復活だけでなく、人柄から元旦国立への合言葉で解任決定後からチームがまとまった要因もあります。
J2降格・経費削減・新監督発表待ち。そんな要因から収支マイナスは致し方ない。最大の補強は箕輪の完全移籍とクライトンの残留でしょう。どちらもあきらめていました(特にクライトン)。成長中の藤田・西・上里と共に、J2最強の中盤も夢ではないでしょう。中堅・ベテランの芳賀と砂川もレギュラーの保証はなし。MFについてoutの面々は惜しい気もするが影響は少ないでしょう。
ダヴィは3億円ごっつあんです。「桐野」とも「霧の」とも誤変換するキリノがFWで点を取ってくれないとどうにもならない。浮沈はココでしょう。MFとしても起用された献身的な中山につづくのが、けがに泣かされた宮澤に伸び悩んだ石井。スピードのある上原にもチャンスあり。
問題はやっぱりDFです。曽田は開幕戦出場が目標。箕輪は再手術で前半戦絶望。西嶋を中心に、高さの柴田とスピードの吉弘が一本立ちしてくれないと、質量共に昇格争いのライバルに劣ります。坪井を残してほしかったけど、まさかノブリン門下生をアテにしていたのでしょうか。4バックにするのか3バックに戻すのかでも変わるので、監督の考えを早く反映してほしいです。
コレを書いているいるPCと同様にチームは思うように行かなかった一年ですが、皆さんの2008年はいかがだったでしょうか。二年間指揮を執って奇跡のJ1昇格を果たした三浦監督には感謝します。来年は良いところを受け継いで一年で昇格を。では、みなさん良いお年を。
(31日 16:30)
素直に優勝おめでとう
コンサドーレ札幌 0-1 鹿島アントラーズ
得点者
順位 | (第33節) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18 | コンサドーレ札幌 | 18 | 33 | 4 | 6 | 23 | 36 | 1.09(13) | 69 | 2.09(18) | -33 |
1 | 鹿島アントラーズ | 60 | 33 | 17 | 9 | 7 | 55 | 1.67(2) | 30 | 0.91(2) | 25 |
順位 | (後半戦) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
18 | コンサドーレ札幌 | 3 | 16 | 0 | 3 | 13 | 17 | 1.06(13) | 38 | 2.38(18) | -21 |
6 | 鹿島アントラーズ | 29 | 16 | 8 | 5 | 3 | 23 | 1.44(6) | 14 | 0.88(3) | 9 |
ダヴィ 砂川 (宮澤) 西谷 上里 西 藤田 (芳賀) (岡本) 坪内 西嶋 西澤 池内 佐藤 sub:高原 柴田 中山 ディビッドソン純マーカス
優勝に最短距離にあるチームを迎えたものだから、さあー大変。注目度は他の比じゃありません。目立てる場面が来たのです。リーグ最下位、対戦前まで17試合未勝利、そんなの関係ありません。
ゲームの入り方は良かったですね。ボランチの西と上里を中心にボールを動かせていました。前線から激しくボールを追いかける様は相手のお株を奪い、セカンドボールの反応でも勝っていました。相手はなかなか攻略の糸口が掴めません。攻撃の回数はこちらが多かったですね。藤田のクロスからダヴィをめがける場面が何度もありました。ただ、悲しいかな、2トップは完全に封じられました。ここでしっかり止めることができるチームは強い。こちらの体力切れか集中切れを待っている感がありました。
王者はここでもがきません。ロングボールでDFラインの後ろやゾーンディフェンスの人と人との間の僅かなエリアにボールを送り込んで、状況を変えようとします。失点のミドルシュートはそれだけ見ると相手を褒めるべきですが、そういった伏線があったのです。最下位相手だから見下さずに我々を分析してきたのが王者たるゆえんです。
後半の入り方はいただけない。相手がボールを保持して余裕で回し続けているところを、様子を見ているだけで奪いに行こうとしません。こちらがプレスをかけて出し所がなく仕方なく最終ラインで回し続けているのとは違います。1点リードで時間をかけてじっくり攻めに行こうとしているだけです。マルキーニョスがはずしつづけたおかげで助けられました。選手交代で前線からプレスがかかってチャンスができましたが、決定的な場面には至らず。あとすこしといった状態が続いたまま笛になりました。
今季の開幕戦で0-4で大敗した王者に、最小失点差に迫ったことですね。前半の善戦は今年1・2番目くらいの出来。後半の選手交代から笛が鳴るまで、気を抜かせない戦いができました。しかし、良いサッカーが勝てるサッカーあるいは強いサッカーではありません。後半戦勝利なし勝ち点わずか3は、重く受け止めて下さい。
天皇杯敗退で、これからオフ。王者に対して堂々とプレーしていた、西、上里、藤田、岡本、宮澤といった若手の力を引き継ぐことを切に望む。それが経費節減の名目で、まだまだ力になってほしいにもかかわらず去ることになった、池内、大塚、西澤、西谷への恩義だと思う。
(13日 1:40)