もちろん競争ですよ
休みに入って間もないのに、もう新体制が始動しました。20日には必勝祈願とファン感謝イベントです。同時に今期の背番号とオフィシャルパートナー、そしてユニフォームが発表になりました。ニトリさんサンクスです。今年はユニ買います。強ければどんなユニもかっこよく見えてくるものです。
背番号は2・7・11を誰が付けるのかが注目でした。11のノナトは、この番号を過去につけた外国人FWのよろしくないジンクス破ってくれい。7もここ最近はあんまり良くない傾向ですが、はえぬきででつけるケースは初めてではないでしょうか。2とくればサイドバックの番号のイメージですが、吉弘がつけました。即レギュラーで活躍してほしいという現れです。
(1)当初の予想 ノナト ダヴィ 西谷 芳賀 アルセウ 藤田 西嶋 曽田 西澤 池内 高木 (佐藤)
(2)DFのレギュラー組に手を加える ノナト ダヴィ 西谷 芳賀 アルセウ 藤田 坪内 吉弘 曽田 チョ 高木 (佐藤)
補強を見てみると、不満足だけど精一杯です。率直に戦力はJ1で最下位レベル。ポイントを絞って満遍なく獲得していきました。ノナトはダヴィとちがって、相手を引き付けて決定力で勝負するタイプ。大塚が夏まで復帰できないボランチには、レイソルから移籍のアルセウと、三浦サッカーを知り尽くすディビットソン純マーカス(これは大きい)。最重要なのがブルーのクアドロスを放出したDF。本職がいないサイドバックには、主に左SBでプレーしてきた坪内が加入。CBは平岡、吉弘と大卒の柴田、レイソルユースからの堀田が加入しましたが、ここは未知数ですね。そこで、キャンプ前に左上のような布陣を予想してみました。グアム入りして4バックに手を入れて試したのが右上の布陣(DF以外は想像)。西嶋・西澤・池内をレギュラー組にしていないのは、もう戦術が理解できているから心配なしとみなしたのでしょう。そう見てみると、三年契約の曽田大明神は当確ですね。
(3) (2)に入れていないメンバー 石井 中山 (横野) (宮澤) 砂川 大塚 ディビッドソン 西 (上里)(岩沼) 純マーカス (岡本) (鈴木) 西嶋 平岡 柴田 西澤 (池内) (堀田) 富永 (高原)
三浦監督が重要視するサブも見てみましょう。複数ポジションでプレーできる選手が多いですが、大体こんな具合でしょう。FWは激戦になりましたね。中山も石井も出場機会が限られそうです。ノナトの出来次第ですね。攻撃的MFは藤田・西・岡本が楽しみですが、なんせJ1未経験。通用すれば楽しみですが、早期に補強が必要かもしれません。
ボランチで計算できるサブは、ディビッドソン純マーカスのみ。岩沼は育成中で鈴木や上里は出場機会自体があるのか不定な状況では、西嶋やチョ=ヨンデを起用するほうが現実的。最重要の4バックは、曽田以外は全く予測不能。SBができるのが西嶋・西澤・池内・チョ・坪内くらいで、ここはちょっと手薄でしょう。高木がオフに手術したGKはポジション奪取のチャンス。DFとの連携に長ければ、レギュラー争いは激化します。
もちろん、この段階での情報のまま開幕を迎えるとも思えません(このままならなーんも成長していない)。アレコレ想像をふくらませる、楽しい時期です。3/8(土)開幕アントラーズ戦、カシマスタジアムへ向かいますよ。
(27日 16:40)
はっぴぃ ちゅー いや〜
鹿島アントラーズ2-0サンフレッチェ広島
得点者
J1優勝 vs J2降格という、とっても興味深いカードの天皇杯決勝になりました。アントラーズ、サンフレッチェ共に、予期せぬ順位になった点もおもしろい。元々シングル順位位でしのぎをけずっていておかしくないチーム力を有しているのだから、拮抗した戦いになって、何ら不思議ではありません。
しかし、最終順位が予想よりも高くなったほうが優勢になっていきます。いくら入替戦第2戦でやっと目が覚めても、タナボタと言われようが優勝したほうが気持ちの面で勝ります。どちらも勢いをつけて決勝戦に臨んでおり、サンフレッチェだって勝つ確率は互角近くにあったと思います。しかし、前半8分で先制されてしまうと厳しい戦いを強いられましたね。同じあれよあれよと進んでも、優勝したチームと降格したチームの差が表れてきました。
ここではっきり見えてきたものは、アントラーズの復権ですね。3冠の頃は、最初がだめでも尻上がりに調子を上げて終いには覇権を握るという、死んだフリにも似た双曲線を描いていました。丁度その頃の様子とダブって見えてくるのですよ。憎たらしいほどの横綱相撲な強さ。CBの岩政、右SB内田、ボランチの青木がその象徴です。このラインが盤石な時のアントラーズはやっぱり強い。
対するサンフレッチェも見どころはあった。柏木を累積警告で欠いても高萩が控えていたり、駒野の右サイドからの鋭い攻めは見ごたえあった。何でこんなチームが降格するの、と、首をかしげたくなる。昨シーズン監督交代で降格圏から抜け出せて中位に落ち着いたことで、油断したのではないだろうか。
そして、今年はこういった戦いに挑んでいくわけです。J1残留だとか中位定着だとか、アレコレ望みはあるかと思います。ここでワタシはもっと具体的に言います。0-1で負けなさい。0-2でも1-2でもいいでしょう。0-6はやめてくれい。チーム力や資金力で差をつけられるのは仕方ない。そりゃあ負けも容認しますよ。でも、同じ負けでも見どころのある負け方をしなさい。それができれば、目標は見えてきますよ。アノ2002年はどうでしたか? まぁあの時は見どころが出てきても、その勢いを掻き消すほどブチ壊されましたが。。。
ここ数年、J2で堅守を見せても守備が崩壊して攻撃もままならず、1年でリターンするチームが目立ちます。まずは昨年の長所はそのままにレベルアップを望みたい。
(4日 23:40)