ブラジル人トリオ揃い踏み
コンサドーレ札幌 3-3 ガンバ大阪
得点者
順位 | (第23節) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18 | コンサドーレ札幌 | 17 | 23 | 4 | 5 | 14 | 26 | 1.13(12) | 42 | 1.83(18) | -16 |
6 | ガンバ大阪 | 34 | 23 | 9 | 7 | 7 | 32 | 1.39(6) | 31 | 1.35(11) | 1 |
順位 | (後半戦) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
18 | コンサドーレ札幌 | 2 | 6 | 0 | 2 | 4 | 7 | 1.17(9) | 11 | 1.83(16) | -4 |
14 | ガンバ大阪 | 5 | 6 | 1 | 2 | 3 | 6 | 1(11) | 9 | 1.5(14) | -3 |
ダヴィ アンデルソン
(芳賀)
砂川 チョ クライトン 藤田
(中山) (上里)
西嶋 西澤 箕輪 坪内
高木
sub:佐藤 池内 西 西谷
中二日の水曜開催。この間に何ができるかというと、おうちで2回ねんねできることでしょうか。 戦術やフォーメーションを変えたり、ましてや非公開練習などやっている場合ではありません。 スコア以上のショックを受けて、気持ちを切り替えているか、攻めに行けれているかが焦点になります。
まずはメンバーを入れ替えました。昨年から重用されてきた中山と芳賀が外れ、西嶋がSBに戻りました。攻撃力のある藤田と砂川を起用して攻めに行こうという意識が感じられました。特に安田と対峙する藤田の攻め上がりがよく、立ち上がりだけよくてふとしたきっかけで形勢逆転されるここ何試合のパターンに陥りませんでした。前線二人の孤立も避けられ、ブラジル人トリオ初のそろい踏みは狙い通りの成果でしょう。それを前半45分だけで成し遂げたものだから大したものです。
しかし、その通りうまくいかないのが6試合勝利なしのかなしい性(さが)です。前半2失点はどちらも高木のミス。キャッチミスは雨だからと同情したくもなりますが、次の弾いたボールを詰められるのは判断のまずさがまた出てしまったのではないでしょうか。後半はクライトンが異議で2枚目をもらって退場。その2分前にラフプレーで1枚目を貰っていて気をつけないといけない場面で、主審に何か言ってしまうのはいけません。こうなると、アンデルソンに代わって芳賀、砂川に代わって中山の投入です。後半19分では守り切るには困難な時間帯です。引き続き攻撃的に行ってほしかったけど、一人少なくなってはこれ以上傷口を広げないようにするのが得策だったようです。
結果は同点に追いつかれて勝ち点1になりました。勝ち点3じゃないと意味がないという選手の声ももっともですが、調子を落としているとはいえ格上相手に引き分けて連敗を止められたのだから、歯止めをかけたと思いますよ。4-4-2をかなぐり捨てたにもかかわらず攻撃のサポートがなく失敗したあとの一戦にしては、良い材料のほうが多いと思います。試合前の狙い通りにゲームを進められたのだから、この試合に限って守備は目をつぶって下さい。
クライトンだけでなく、芳賀と坪内も出場停止(坪内は2度目なので2試合)。出ている面子が誰であろうと言い訳はできません。月が変わって13日に14位との対戦。万全の態勢で臨め。
(31日 23:00)
変わりましたよー、ワルイほうに…
横浜F・マリノス 1-0 コンサドーレ札幌
得点者
順位 | (第22節) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15 | 横浜F・マリノス | 26 | 22 | 7 | 5 | 10 | 24 | 1.09(12) | 24 | 1.09(4) | 0 |
18 | コンサドーレ札幌 | 16 | 22 | 4 | 4 | 14 | 23 | 1.05(15) | 39 | 1.77(18) | -16 |
順位 | (後半戦) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
8 | 横浜F・マリノス | 8 | 5 | 2 | 2 | 1 | 5 | 1.00(10) | 5 | 1.00(4) | 0 |
18 | コンサドーレ札幌 | 1 | 5 | 0 | 1 | 4 | 4 | 0.80(13) | 8 | 1.60(15) | -4 |
ダヴィ アンデルソン クライトン (左MF⇒トップ下) 中山 芳賀 (藤田) (砂川) 西嶋 (右ボランチ⇒左SB) 坪内 西澤 箕輪 平岡 (チョ) 高木 sub:佐藤 池内 大塚 西谷
二日連続非公開練習で情報漏れを防ごうとしました。でも、その前日に西嶋がボランチに入ることは報じられていました。奇策を打つわけでもなく、情報封じを徹底してやろうとしていたように思えなかったのですが。意味ありました? 集中以外の意義はあまり感じなかったんですが。
ブラジルトリオを中心に、開始10分ぐらいまでは良い。しかし中盤で踏ん張りが効かなくなり、15分あたりから主導権は相手の方へ。クライトンをトップ下にしたはいいが、ダイヤモンド型か3ボランチなのか釈然としません。ブラジル人トリオで攻めの形を作りたいのはわかるが、そこを徹底的につぶされたとき攻め手がなくなります。それでもボランチがセカンドボールを拾えればまだマシですが、中盤のプレスが甘く縦パスをいいように通されては、そりゃ防戦一方になりますよ。サイドバックの攻撃参加やサイドからの突破があれば前3人のサポートになるけど、西嶋が防戦態勢で藤田がベンチスタートでは期待できません。
後半開始時に右サイドの守備の問題を解決しようと、2ボランチに戻しました。それでも事態は変わらず後半だけでシステムチェンジ4回。クライトンはFWになったりボランチにもなったのですか?? これだけ迷走しては負けて当然ですよ。
問題はシステム以前のところにあり。それがわかったことです。監督がどんな手を打ってもダメなときはダメ。同じカテゴリーなんだから、極端に差が出るはずがありません。2つしか順位が違っていなかったにもかかわらず80分近くも相手に支配され続けるのは、ハードワークが足りなかったんじゃないですか。
日曜の夜から水曜の夜まで中二日。監督が攻めの姿勢を出しても選手が攻めに行かないと意味がない。攻め続けるゲームを切に望む。
(27日 2:00)
残り13試合
コンサドーレ札幌 1-2 京都サンガF.C.
得点者
順位 | (第21節) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
18 | コンサドーレ札幌 | 16 | 21 | 4 | 4 | 13 | 23 | 1.10(11) | 38 | 1.81(18) | -15 |
11 | 京都サンガF.C. | 29 | 21 | 8 | 5 | 8 | 22 | 1.05(15) | 26 | 1.24(8) | -4 |
順位 | (後半戦) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
18 | コンサドーレ札幌 | 1 | 4 | 0 | 1 | 3 | 4 | 1.00(11) | 7 | 1.75(16) | -3 |
9 | 京都サンガF.C. | 5 | 4 | 1 | 2 | 1 | 6 | 1.50(5) | 6 | 1.50(12) | 0 |
ダヴィ アンデルソン
(砂川)
中山 芳賀 クライトン 藤田
(石井) (ディビッドソン
純マーカス)
西嶋 西澤 箕輪 坪内
高木
sub:佐藤 池内 チョ 西谷
西嶋がスタメン復帰して、曽田と大塚が不在とはいえ、ベストメンバーが揃いました。過去に散々煮え湯を飲まされた相手ですが、残留には負けられないゲームになるのは言うまででもありません。
出だしは良かったですね。突破が持ち味のダヴィとヘッドのアンデルソンの2トップは強力。得点も突破によるもので、らしさが存分に出ていました。しかしアンデルソンはまだ流れの中で点を取っていない事実を忘れてはいけません。これが取れそうで取れない追加点の要因の一つになっています。必ず打破しないといけないところですね。
いい流れを止めてしまうと、相手のシステム変更に対応できなかったり、カンタンに流れを取られてしまいます。もはやそういったくみやすいチームと見下されていますよ(あえてはっきり言う)。相手は後半から4-4-2から3-4-3に変更。高さに対しては高さで田原を投入して競り合い、フェルナンジーニョが前を向いてボールを扱う場面が増えました。同点にされて無策になるまいと思ったのか、4-3-1-2にシステム変更します。練習でも試合でも初めての新システムは失敗確実です。クライトンを1に置いて攻撃の比重を高めようとしたのか、それともディビッドソン純マーカスを入れて守備重視にしたかったのか明確に思えません。3バックに変えてきたんだから、ボールを奪ってサイドからスピードのある藤田やダヴィが3バックの裏を狙うとか、もう少し工夫できたような気がしてなりません。
監督がバクチを打ったことですね。勝ち点3が欲しくて降格圏を脱したいから、イチかバチか賭けてみる気持ちはわからなくもないが、まだ同点だったところで慌てなくてもよかったと思う。連敗中のチーム状況では、たとえ勝ち点1であっても得るものは得て、最下位に落ちないようにするという選択肢もあったはずだ。リスクを顧みず勝ち点3を取りに行ったとするならば、相手が流れを変えてきたら、流れを変える選手がいないので早めに手当てをしないといけないとあせったのかもしれない。采配について是非を言うのはカンタンだが、その背景をさぐってみるといろんなことが見えてくる。
残された試合は少ない。次節はこれぞ天下分け目の天王山、16位F・マリノスとの対決が待っている。勝ち点差は7になったが、まだ間に合う。上を向け!
(20日 2:10)
研究されている証し、、、
コンサドーレ札幌 1-2 大宮アルディージャ
得点者
順位 | (第20節) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
17 | コンサドーレ札幌 | 16 | 20 | 4 | 4 | 12 | 22 | 1.10(11) | 36 | 1.80(17) | -14 |
12 | 大宮アルディージャ | 26 | 20 | 7 | 5 | 8 | 24 | 1.20(10) | 26 | 1.30(10) | -2 |
順位 | (後半戦) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
17 | コンサドーレ札幌 | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 3 | 1.00(11) | 5 | 1.67(13) | -2 |
11 | 大宮アルディージャ | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0.67(14) | 5 | 1.67(13) | -3 |
アンデルソン 砂川 西 芳賀 クライトン 藤田 (西谷) (石井) 坪内 西澤 箕輪 池内 (西嶋) 佐藤 sub:高原 曽田 チョ ディビッドソン純マーカス
ゆく人戻る人。3人出場停止でも遜色ない戦力を有していないと辛いのがJ1の戦い。西嶋と曽田の復帰は待ち望んでいました。大塚も復活間近です。
ダヴィ不在のとき勝ちなしのウチらにとってアンデルソンの復帰こそ、待ち焦がれていたものはありません。調子上向きのときの負傷でしたからね。タテの突破ではなくポストタイプなので、砂川と2トップを組むのは正解。立ち上がりから藤田・西の両サイドからの突破を組み合わせて攻めに行きました。ゴール前でアンデルソンが倒されてPK。これを決めたあともリズムよく攻めていました。8分にクライトンのFKをアンデルソンがヘッドでゴールネットを揺らしたまではよかったが、オフサイドの判定で取り消し。喜んでいる間にリスタートして一気にゴールを脅かされました。坪内がクリアしたものの、そのあとのCKからのボールをファーサイドで待ち受けたラフリッチに押し込まれました。
開始10分も経たないから1-1でも、まぁいい。しかし、ここまでで相手と審判の傾向を掴めなかったものかなぁと、思わずにいられません。183センチのデニス・マルケスと組む2トップの相方は、もっと長身190センチのラフリッチを初めて先発起用してきたんですよ。どう考えたってロングボール主体に組み立てようと考えているのは明白です。こちらが高い位置からプレスを仕掛けるものだから、相手はボールを蹴らされまいと、CBが一旦ボランチに預けてから再び受けてロングボールを蹴っていました。こちらにしてみたら相手にプレスを仕掛けたタイミングで蹴られたので、全体が間延びしてしまいました。そうすると前線では人数が少なくなるからセカンドボールを拾われやすくなります。加えて、相手がボールを奪ってからの展開が速い。同点にされたきっかけも、PKを与えたきっかけも、素早いボールと人の動きでした。
この試合は昨年のJ2での戦いみたいに思えました。ウチが前線からプレスして最終ラインで跳ね返すスタイルが判ってくると、ロングボールを多用してプレスをかけないようにする。3ラインの間にボールを持って行って間延びさせる。そんなのは織り込み済みで戦って、一対一での争いに磨きをかけてハードワークしないとヤバイ。そんな危機感をもってくれれば、2年ぶりの厚別敗戦も無駄にならないはずです。
アンデルソンがセンターフォワードとして機能してきたことですね。ボールキープで攻撃の起点になり、実質2ゴール。ダヴィや藤田が突破してきて絡むようになったらおもしろい。
次節は高木・中山・ダヴィが戻ってくる。西嶋も先発復帰しそうです。下を見たって意味はない。真上の勝ち点差6を気にせよ。後半戦になって残留圏内のチームと力に遜色はない。自信もって気持ち切り替えて戦ってくれい。
(13日 22:40)