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2004/09/26(日)あめ ときどき くもり

シュートも打てばワクに入る
よう入れたゾ田畑

ズドーン!!!!

横浜FC1-1コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第36節終了時) 勝点 得点 失点 得失差 最大勝点
8 横浜FC 42 36 7 21 8 34 0.94 (8) 37 1.03 (5) -3 66
12 コンサドーレ札幌 25 36 5 10 21 28 0.78 (10) 56 1.56 (12) -28 49
順位 (第4クール) 勝点 得点 失点 得失差
5 横浜FC 5 3 1 2 0 4 1.33 (3) 3 1.00 (4) 1
6 コンサドーレ札幌 4 3 1 1 1 3 1.00 (6) 3 1.00 (4) 0
順位 (後半戦) 勝点 得点 失点 得失差
8 横浜FC 15 14 2 9 3 11 0.79 (9) 13 0.93 (4) -2
10 コンサドーレ札幌 13 14 3 4 7 11 0.79 (9) 19 1.36 (8) -8

おダンゴを持って片道10分の実家へ行き、手を合わせて必勝を祈り、自宅に戻って夢の島へ行く気まんまんでしたがあきらめました。カミさんの友達がアチラ側に出没するので楽しみにしてましたが、仕方ないです。さむくて小雨が降る中、2404人の中には明らかに妊娠後期と一目でわかる方もいたようです(おカラダ大丈夫かいな)。そりゃこんな天気じゃ微熱の砂川もメンバー入りできないわな。

試合は前後半3本ずつの計6本の相手のシュートに対し、前半6本、後半9本の計15本で押していたように見えます。しかしその割にはお互いに決定的なシーンがほとんどなかったのではないでしょうか。前半30分くらいまで、いや、36分くらいあたりまでは、相手にペースを握らせていません。ほとんどウチラがボールキープできていたように思えます。ここ最近なかかなボールが来なかった清野にボールがつながっています。その上清野自身も最後までボールを追っています。案外守備がいいのでなかなか最終ラインまでたどりつけませんが、西嶋−和波−権東など主に左側からつないで攻めていこうという意識が伺えました。

ただ、最後の詰めが甘いのは相変わらずです。前述のボール回しも、権東で終わるところが問題です。そこから2トップに振ったり逆サイドに展開したり、あるいは今回のトップ下の上里にあずけたりするところなのですが、そんなシーンよりも後に戻したり奪われたりするほうが多かったようなきがしたのですが。曽田や西澤あるいは田畑が上がってくることもありますが、あまりあてにしてはいけません。そこで気になったのは上里のパスの精度です。CK・FKの精度の高さやミドルシュートの威力は十分認められますが、トップ下やボランチでやっていくならパス出しの判断力を身につけていかないといけないでしょう。何度か相手にボールが渡ってしまい、チーム全体のリズムが途絶えたのは残念です。今のうちなら「まだ若いから」で済みますが、フィジカルと共に流れの中での判断力を身につけないと、砂川の域を越えられないでしょう。

失点はCKからでした。左サイドから裏を取られて攻め込まれてからのセットプレーです。ショートコーナーを使われ田畑がマークにつききれずに失点してしまいました。って、こんなシーンつい最近あったような気がするんですけど。セットプレー対策していたんですよね。前半のピンチらしいピンチはこのぐらいじゃないですか。ここいらはまだまだ対策を考えなければならないところです。

良かったのはチーム全体からあきらめず積極的に点を取りにいこうという姿勢が見えたことです。それはシュート数にも表れていましたが、15本という数字に惑わされないようにしましょう。今年のこのカードはよく打っています。6節(4/17)は13本。12節(5/15)16本、23節(7/24)こそ7本に終わったもののよく打てています。それに加えて、上里や権東がよくミドルシュートを打っています。場面や時間帯にもよりますが、若手の中の若手がシュートで攻撃を終えているのはいいことです。二人はもっと精度を上げろよ、と言わんばかりだったのが田畑でしたね。開始早々4分のミドルシュートのあとは汗かき役に徹していましたが、残り1分になるところでしたね。ボールが下がったところで田畑がズドンと一発決めてくれました。後半ロスタイム、しかも終了間際にもわずかに枠の上の豪快なミドルを放ってくれました。

土壇場で敗戦を避けられ、後半戦になってから7位以下の下半分のチームにはまだ負けていません。今年も横浜FC戦の勝利はありませんでしたが、アチラの夢の島初勝利を阻止しました(でも、初引分を献上ました、、、)。次節は厚別でサンガ、次々節は博多でアビスパとの、昇格戦線崖っぷち2連戦になります。どこまで戦えるのか、実力を図る意味では申し分のない相手です。おっと、その間の10/10(日)には天皇杯3回戦があります。室蘭でホンダロック(宮崎)との対戦です。こちらもお忘れなく。

(28日 22:40)

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2004/09/23(木)くもり ときどき あめ

皆の衆はこの日を待ちました
曽田大明神降臨厚別初勝利

長かった、、、

コンサドーレ札幌2-1水戸ホーリーホック

 得点者

順位 (第35節終了時) 勝点 得点 失点 得失差 最大勝点
12 コンサドーレ札幌 24 35 5 9 21 27 0.77 (10) 55 1.57 (12) -28 51
10 水戸ホーリーホック 29 35 4 17 14 26 0.74 (12) 47 1.34 (8) -21 56
順位 (第4クール) 勝点 得点 失点 得失差
5 コンサドーレ札幌 3 2 1 0 1 2 1.00 (6) 2 1.00 (4) 0
11 水戸ホーリーホック 0 2 0 0 2 2 1.00 (6) 4 2.00 (11) -2
順位 (後半戦) 勝点 得点 失点 得失差
10 コンサドーレ札幌 12 13 3 3 7 10 0.77 (9) 18 1.38 (8) -8
11 水戸ホーリーホック 8 13 0 8 5 9 0.69 (11) 19 1.46 (10) -10

一週間のごぶさたでした、玉置宏です(ウソ)。それにしても長いこと待ちました。6試合ぶりの一試合2得点(29節(8/21)サンガ戦)。34試合ぶり(1節(3/13)ヴァンフォーレ戦)の勝ち越し点。341日ぶり(昨年10/17サガン戦)の厚別での勝利。でも、一番待ったのは、これを読んでいる皆様でしょう。執筆遅れてスイマセン。

相手は16試合勝利から見放されていて(前節現在)、しかもその間2得点目を挙げていません。それに対しこちらは、後半戦になって半分より下の順位のチームにはまだ負けていないので、勝たないといけないゲームです。しかもわれらの曽田大明神が100試合目の出場です。しかも12月中旬に男の子が誕生予定(北海道日刊)(!)とは驚きました。なんせ「頭で決めたかったけど、とりあえず足で決めてみました」ですよ奥さん!ちなみに10月号(今発売中)の月間コンサドーレのインタビューでは帽子をかぶっています。また、西澤が長井秀和に似ていると思ったのはわたしだけでしょうか。この二人のおかげで守備が良くなっているのは“まちがいない”。西嶋は左ストッパーとして出場。最後はへばり、曽田のカバーに頼ったところもあったけれども、十分合格点を出せる出来だったようです。でも、こちらは、移籍直後、しかも初出場の選手に簡単にレギュラーを奪われていいのか、と声を大にして言いたいので素直に喜べません。

ゲームは先制した3分後に追いつかれるという最悪な展開でした。良くて引き分け、と、思った方々で過半数を占めたことでしょう。パスミスで悪い流れになって、ゴール前の団子状態から一瞬の隙をつかれました。しかし、その後ワンタッチ主体のパス回しで攻守のリズムを取り戻したことはいいことです。同点にされた4分後の後半34分には、砂川のパスを受けた和波がクロスを送り、これに相川が頭で合わせました。その1分後にはCKから曽田が合わせています。どちらもセーブされましたが、押せ押せの展開になっています。

そして後半37分です。ここ数試合目立たなくなっていた“まもなく23歳”清野が左サイドで粘ってくれました。ドリブルで相手DFをかわしクロスを上げ、“21歳”相川がヘディングで決めてくれました。2人を足しても44歳の監督に満たないコンビで久々の勝ち越し点です。こーして見ると、ちゃんと成長しているんですネ。

半信半疑のまま残り時間を過ごしましたが、そのまま勝利。これまでの4勝とは全く違うパターンでの勝利だけあって、価値の高い一勝です。これで昨年7月以来になる月間勝ち越しの芽が出てきました(3勝1敗1分けでした)。いくつかの懸案事項をクリアできたので、次ぎは昨年9/6〜13以来の連勝兼昨年7/19ベルマーレ戦以来の関東地区での勝利を期待しましょう。別に昨年7/2アルディージャ戦以来の逆転勝利は狙わなくていいです。相性のことを言いたくなる横浜FC戦ですが、会場は夢の島です。アイランド・オブ・ドリームをドリーム・オブ・アイランドと言ってもかまいません(なんのこっちゃ)。とにかく夢の島でこの対戦はお初なので、過去のことは関係ありません。ただ、私は参戦できるかどうか当日の朝までわからないのですが。。。当日の朝、お仏壇の前で手を合わせていることだけは確定です。手のシワとシワを合わせてしあわせ、と、言っているつもりではありませんが、幸せな結果になっていることを祈りましょう。

(24日 0:50)

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2004/09/18(土)はれ ときどき くもり

あ〜あ、3位どころか
トップ5の可能性もなくなった、、、

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モンテディオ山形1-0コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第34節終了時) 勝点 得点 失点 得失差 最大勝点
3 モンテディオ山形 54 34 14 12 8 43 1.26 (5) 36 1.06 (6) 7 84
12 コンサドーレ札幌 21 34 4 9 21 25 0.74 (11) 54 1.59 (12) -29 51
順位 (第4クール) 勝点 得点 失点 得失差
1 モンテディオ山形 3 1 1 0 0 1 1.00 (4) 0 0.00 (1) 1
7 コンサドーレ札幌 0 1 0 0 1 0 0.00 (10) 1 1.00 (4) -1
順位 (後半戦) 勝点 得点 失点 得失差
2 モンテディオ山形 22 12 6 4 2 18 1.50 (4) 9 0.75 (1) 9
10 コンサドーレ札幌 9 12 2 3 7 8 0.67 (10) 17 1.42 (9) -9

先週は選手の異動がありました。まずサブリーダーの大森がセレッソに期限付き移籍です。相も変わらずディフェンスが壊滅状態でしかも残留争いの真っ只中でのオファーです。ベテランの域に達しラストチャンスだと思ったのでしょう。受けたからにはJ1残留させて下さい。降格してそのまま残留するという危惧もありますが、昨年守乱の原因をDF陣に押し付けた前科があるので、そちらのほうがもっと心配です。

その空席になった6番には、ヴィッセルDF西嶋を完全移籍で獲得しました。正直言ってプレー等の情報については全くわかりません。サンフレッチェ入りしたものの、リーグ戦未出場のまま、昨年オフに戦力外通告。トライアウトで移籍したものの、シーズン半ばで来季の構想外になったそうです。ここまで書くと悪い印象しか見えないようですが、城福強化部長がフロンターレ強化部長時代に当時高校3年でサンガの強化指定選手(現特別指定選手)だった西嶋の獲得に動いたとのこと。と、いうことは、金子の例に刺激を受けたんでしょうね。新卒の選手よりもプロ意識やフィジカル・技術を備えていることがわかったので、2人目を狙ったのでしょう。そうであるならば、これまで在籍している選手は、、、と、書き始めるとキリがなくなるので別の機会に。監督によると、しっかり組み立てができて右足のフィードも精度が高いと評価。リベロで起用する考えも意味深です。

こういった動向もあって、左ストッパーに田畑を起用。リーダーの佐藤尽や、大森が復帰するまで起用されていた吉瀬は見向きもされなかったようです。ただ、田畑のボランチ起用は及第点をあげられるものの、DFラインでは好不調がはっきり分かれていたことが気になります。また、FWは相川が先発から外れて清野を起用。負傷が大事に至らなかったということでしょうが、相川を抜きにしてボールを集められるのかというのが心配です。

で、試合なんですが、前半6本、後半11本もシュートを打たれています。これに対して、前半0本後半2本。しかも初シュートは後半37分です。これで勝てる程の試合巧者なチームになっているといいですね(毒)。和波⇒相川⇒清野がフェイントからシュート、と、いうものでした。後半ロスタイムには、上里が右サイドで相手をかわしたところが起点です。パスを受けた清野が落とし、市村がシュート。つーことは、相川といい上里といい、途中交代で入った選手のおかげじゃぁない(金子→上里は負傷らしいが、、、)。

何とかいい話から拾ってみたものの、これが土曜の夜、何もわからない状態で書き上げていたら、「昇格争いの相手に1失点に抑えたのは立派。失点だって、星のパスを受けた大塚にドリブルで持ち込まれ、そのままシュートを決められたのだから、相手のお得意なサイド攻撃にはまったのでしょう」と、書いていたことでしょう。ところがどっこい。田畑が簡単にかわされたですってー。アルディージャ戦の田畑と別人が来ていたのでしょうか。

後半20分には堀井が一発レッドにより退場になりました。出場停止期間は未定だそうです。オフィシャルには小林(山形)に対し、後ろからのファールで退場になってしまうとあっさり書かれていますが、 Jリーグ公式サイトでは乱暴な行為と記されています。相手選手をプレー後に真後ろから蹴り上げた、という、未確認情報もあります。相手にしてみりゃ徹底マークしていればこちらの好機はほとんどつぶせられるので、何度もファールを受けてその腹いせになったのでしょうか?もちろん真相は見ていないのでわかりませんが、そんな気合いがあったなら、普段のプレーに出してよ。と、金子のコメントを見ていると、切に思います。

「『フリー』だとか『(相手が)来ている』という簡単なことでさえ声がない。年齢が上の人がミスしたときに(他の人が何も)言えない。おかしいこと」
(北海道新聞)

これが選手生命を懸けてウチにやってきた選手の言葉ですよ。プロ1年生なら、パス出しの判断が悪く、フリーの味方を認識できていなくても仕方ないですが、2年目以降なら意識甘いのではないかい?まぁ、黒船来航みたいに、外部の血を入れて基準を知っただけでも良いことです。これによってチーム内の風通しが良くなって意識が変わればいいのですが、これでダメな選手なら荷物まとめたほうがいいようです。「集中してない。これ以上やっても何も意味がない」と紅白戦打ち切って、。開始20分過ぎにランニングを指示した理由がよーくわかりました。。。

5位アビスパの勝点が52なので、目標のトップ5が完全になくなりました。6位ヴァンフォーレと7位ベガルタが共に勝点50です。ただ、第3クールは半分の7位以下のチームには負けていません。そう考えると、23日(木・祝)ホーリーホック戦(厚別)と26日(日)横浜FC戦(夢の島)の二試合は、十分に勝点を期待していいはずです。つーか、いいかげんに厚別と関東で勝ってくれよ。

(20日 1:10)

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2004/09/11(土)くもり ときどき はれ

ホーム&第3クール二笑目
ベガルタ戦勝ち越し確定

全チーム負けこしはなくなりました

コンサドーレ札幌1-0ベガルタ仙台

 得点者

順位 (第33節終了時) 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
12 コンサドーレ札幌 21 33 4 9 20 25 0.76 (11) 53 1.61 (12) -28
7 ベガルタ仙台 47 33 12 11 10 48 1.45 (3) 51 1.55 (10) -3
順位 (第3クール) 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
10 コンサドーレ札幌 9 11 2 3 6 8 0.73 (9) 16 1.45 (10) -8
6 ベガルタ仙台 17 11 4 5 2 20 1.82 (2) 15 1.36 (7) 5

まずはお詫びと訂正です。曽田は二試合出場停止と書いていたのですが、一試合の出場停止でした。18節で2枚貰って退場になっていたので、その分を含んで2度目の出場停止と思っていたら違っていたようですね。正確性を欠く無軌道・無計画なサイトですが、これは明らかなマチガイなのでお詫びして訂正します。タタけばこんなふうにボロがでますので、ぜひつっこんであげて下さい。あたしゃー、いっつもボケています(オイ)

そんなわけでわれらの曽田大明神が中央に復帰してきました。前節3バックは粘り強く守っていましたが、田畑がボランチに戻って守備については真価を問われます。金子は左太ももの違和感で大事を取ってメンバーから外れましたが、権藤や鈴木はうかうかしていられないでしょう。攻撃に関しては3試合連続無得点中です。ただし、今年の札幌ドームでの試合は1勝4分と、ここまで負けなしです。厚別(9・10月に残り3試合)では引き分けさえもないので、11月の2試合を含めてきっちり勝っておきたいところです。

前半についてはシュート7本が証明するように攻撃は文句ないでしょう。そこで再三攻撃の起点になっているのが和波です。22試合連続先発フル出場はダテではありません。和波から相川にボールが渡ったのが、前半9分・12分・19分と、序盤20分までにこのコンビで3回も好機を作り出しています。他にも堀井のドリブルや砂川・権東のパスやシュートで、ほぼ間断なく攻撃がつづいていました。守備に関しても、最終ラインを高く押し上げる練習をしてきた成果が出てきたようです。こんなに攻めていても点を取れなかったのがここ2戦でしたが、札幌ドーム男が決めてくれました。堀井とパス交換した市村が砂川へパス。ハイライトシーンの映像では相手DFがトンネルしたようにも見えたようですが、受けた砂川がGK高桑の頭上を越すループシュートで先制です。313分ぶりの得点です。

後半は徐々に相手にペースを奪われていくも、藤ヶ谷の神がかりなセーブと集中を切らさなかった最終ラインのおかげで、1-0のまま逃げ切れました。て、ゆーか、1-0でないと勝てないのはどーゆーことかい。もちろん今日の勝利にケチをつける気は毛頭ないが、殻を破ってこそ初めて次の段階に進めるのではないだろうか。中盤はポジションチェンジすることでスペースが生まれることを覚え、最終ラインは高い位置でコンパクトに保つことができ、そして強い気持ちを持ちつづけられた。勝つ方法は思い出せただろう。1クール1勝という壁を越えたのだから、次は今季初の連勝2得点以上取っての勝利。これを望みたい。

(12日 23:30)

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2004/09/04(土)くもり のち あめ 一時 雷雨

権東権東“雨”権東
稲光轟く大宮公園の戦い

巌流島ではありません。閃光のような鋭いものはお互いなかったが…

大宮アルディージャ1-0コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第32節終了時) 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
2 大宮アルディージャ 51 32 14 9 9 42 1.31 (4) 35 1.09 (5) 7
12 コンサドーレ札幌 18 32 3 9 20 24 0.75 (11) 53 1.66 (12) -29
順位 (第3クール) 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
5 大宮アルディージャ 16 10 4 4 2 14 1.40 (5) 12 1.20 (6) 2
11 コンサドーレ札幌 6 10 1 3 6 7 0.70 (9) 16 1.60 (11) -9

8/31にF・マリノスより金子が期限付き移籍になり、さらにその翌日に権東が新加入してプロの一員になってから初めてのゲームです。前者はこれまでチームに欠けていたものを期待し、後者はワンランク上のものを期待したいところです。JFA・Jリーグ特別指定選手制度にて前節まで15試合/1得点の活躍を引っさげて、新人では異例のA契約(たしかヴェルディの森本もそうでしょ)を勝ち取りました。本家(!?)の権藤元ベイスターズ監督の現役時代のような大車輪を期待しましょう(でも長くネ)。治療費を気にすることなく当りに行けます(コラ)。でも曽田が今節と次節の二試合出場停止で、当りに強い選手がいるのかどうか不安なところです。そんなDFライン VS NTT電柱軍団の対決と、先の新入りダブルボランチなど、現在の順位に関係なく見所は結構ありました。

立ち上がりは順位の差通りに攻め込まれました。バレーが右サイド深いところをえぐってきます。それを藤ヶ谷や田畑・西澤が幾度となくクリアーしていきます。クリアしたあとチャンスが出来かけますが、なかなかシュートまでたどり着けません。砂川や和波より先になかなか進めません。毎度おなじみのミス多発のパターンです。ただ、今回違うところは、ボランチの二人が精力的に動き回っていましたね。権東は左側を中心に主に前よりでプレー。右側にも顔を出しました。金子はヨコよりもタテの動きのほうが目立ちました。前半10分には流れの中からシュートを放っています。また、相手のセットプレーの時には、ゴール前でしっかり守っています。ただ、ボールタッチの回数がその割に少なく感じたので、両サイドやトップ下との連携はこれからなのでしょう。パスやポジショニング、視野の広さなどセンスの良さは充分に感じられたので、次も期待できます。

試合は前半30分あたりから雨が激しくなってきて、相手ホーム側が普段でさえ見づらいのに更に辛い状況になってきました。前半終了間際はそれこそ天候通りに相手から集中豪雨を浴びていました。田畑がバレーに競り勝ったり、森田の枠内シュートを藤ヶ谷がセーブした場面もありましたが、それ以上に相手が枠外に外していました。二点ぐらい取られていてもおかしくなかったところを無失点で抑えられたので、もしかしてもしかするとウチラの流れと思いながら、豪雨で雷注意報のハーフタイムに入りました。もちろん期待するのは、ロッカールームでヤンツーのカミナリで目を覚ますことです。

後半に入ったところでは、前半終了前の劣勢を受けたところから一転。後半5分には相川のパスから堀井がシュート。セーブされたものの、動き回りがようやく実を結びつきそうな予感をさせてくれました。その3分後にも同じパターンの攻撃が見られましたが、そこでは滑って転んでしまい、GKにキャッチされました。その間、後半7分だったんですね、気づかないうちに金子が下がって上里が入っていましたが、投入直後は好機を作り出していました。先の場面は上里が起点になっていました。後半10分には自らのドリブルで中央突破を試みていました。ここまで試合の流れはウチらが握っています。

後半13分に惜しまれながら堀井が下がり、清野が入りました。自ら動き回わってチャンスを作ったり、粘って勝負するタイプの堀井から、ここ数試合ボールタッチが減り気味になり久々のベンチスタートになった清野が投入されたことで、期待と不安が入り混じった方もいるのではないでしょうか。結果的には、この交代は失敗です。前線でターゲットにしたかったのでしょうが、そのような意図は、後半15分シュートぐらいのもの。むしろ堀井的役目がいないため、清野が前線で孤立気味になったほうがイタかったです。相川は役割が不明確になったのでしょうか。久々にトップ下ではなく2トップの一角に入ったために、迷いがあったのでしょうか。フリーなのにボールを持ちすぎて、ラストパスを出す段階で相手に読まれることがしばしば見受けられました。試合中はフリーなんだから積極的にミドルを打て!と、声を大にして言いたかったのですが、よくよく振り返るとそれなりの原因もあったのでしょうか。ただしだからと言って柔軟性がまだないと斬るのは可哀相な気もします。ただ、ゲーム的には、こんな調子では流れがあいてのほうに傾いていきます。後半21分には藤ヶ谷がゴールマウスから引きずり出されて「あわや」、というシーンも出てきました。これはシュートミスに助けられましたが、得点出来そうなところでできなかったどころか、自らチャンスの芽を摘み取ったツケが回ってきました。たまらず後半33分に相川を下げ桑原を入れましたが、悲劇はその直後に起こりました。

その瞬間は遠くだったので喜びようでしか判らなかったのですが、相手にとってはこじ開けようとしても止められて嫌な展開になったところを自滅を重ねてくれたおかげで好機がやってきたということでしょうね。これだけ書くと単なる負け惜しみになりますが、前の段落のようなことからウチラは落とすべく落としたゲームです。試合終了後はみんな拍手で迎えていて声援もありましたが(もちろんそれ自体は尊重し、否定する気は全くありません)、勝てるチャンスも十二分にあったので、声援を送りながらもやりきれない気分を感じていました。

一方、アルディージャ側は、どんな形でも勝ち点3を取れただけよかったことでしょうね。2位か昇格戦線脱落寸前のいづれかでしたから。NTTだけに電柱は雷雨でも避雷針で対策立てています、と、言わんばかりの展開でした。ただ、バレーと森田が抑えられた状況では本調子に戻ったとは言えません。真価は次節問われます。と、思ったら、等々力でのフロンターレ戦だ。これは参考にならないので、その次、熊谷でのヴァンフォーレ戦で見えてきます。

今日の寸評(ひとこと)

「タラ」「レバ」は禁句ですが、金子が。。。堀井が。。。と、つい言ってしまうのはつらいです。メンバー入れ替わりの影響があったにせよ、3試合連続無得点はいただけないです。金子と負傷で帯同できなかった鈴木がフル稼働できるまで待たないといけないのでしょうか。これでボランチ軍団には希望を持てましたが、トップ下とフォワード、奮起しましょうよ。次節で第3クールは終わりですよ。おにーさん。

(6日 23:10)

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