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2004/02/242004/02/112004/02/01

2004/02/24(火)はれ

春はまだか
われらは巡業真っ盛り

先週はずっと高熱を出していました。インフルエンザの検査で陰性と出たのに、症状はインフルエンザと変わらず、、、別の医者の話によると、陰性でもインフルエンザであることもあるそうな、、、、
そんなこんなの間、チームはグアムキャンプを終えて、いよいよ国内での合宿に入りました。開幕まで一ヶ月以内になり、いよいよ仕上げの段階に入っていきます。2/12にヴェルディ1969と、2/21にレイソル、2/24にグランパスと練習試合がありました。それぞれかんたんに追ってみます。

コンサドーレ札幌0-1東京ヴェルディ1969

 得点者

<前半出場選手>GK藤ヶ谷 DF曽田、佐藤、上田 MF市村、鈴木、吉瀬、尾崎、砂川 FW相川、新居
<後半出場選手>GK阿部 DF河端、西澤、権東 MF岡田、田畑、三原、鎌田、上里 FW新居(相川)、清野


前半はどちらかというと主力寄りのメンバー。後半は若手中心と見るが、明確な基準は感じられない。新居と相川が両方出場しているのは、単にFWの頭数の問題だろう。
前半は相手にゲームを支配されるものの、随所にサイドチェンジを見せる。後半は2トップのプレスと中盤の動きだしが機能して、高い位置でのボール奪取をシュートに結びつける。やりたいことは随所に見せるものの、完成度はこれから。

コンサドーレ札幌(10:00開始)0-1(13:00開始)0-1柏レイソル

 得点者

<10:00開始出場選手>GK阿部 DF上田、河端、三上(U-18) MF岡田、吉瀬、斎藤、鎌田、渡邊(U-18) FW相川、桑原
<13:00開始出場選手>GK藤ヶ谷 DF曽田、佐藤(河端)、西澤 MF市村、田畑、鈴木(桑原)、尾崎(鎌田)、三原 FW清野、新居


午前中は若手主体のBチームとレイソルサテライトの対戦。 失点は上田がバックパスを相手に奪われたもの。ヴェルディ戦に続くミスになったが、長い目で見守っていきたい。
午後の主力組は10本のシュートを浴びながら、PKによる1点でしのいだ。辛口な監督が「守備に関しては非常に収穫」の談だが、10本のシュートを浴びておいて守備は収穫ならば、戦前の守備はもっとヒドイ、ってことではないか。もっとも、トップ下三原、ボランチに田畑と鈴木の布陣では、よくやったという表現もあながち的外れではない。

コンサドーレ札幌0-3名古屋グランパスエイト

 得点者

<前半出場選手>GK藤ヶ谷 DF曽田、佐藤、西澤 MF岡田、田畑、吉瀬、鎌田、三原 FW清野、新居
<後半出場選手>GK藤ヶ谷 DF曽田(河端)、佐藤、西澤 MF岡田(市村)、田畑(桑原)、吉瀬(鈴木)、鎌田、三原 FW清野(相川)、新居


明らかに格上との対戦です。この結果に落胆する必要はありません。はっきり言ってこれが実力差です。無駄な抵抗をやめて、素直に現実を受け入れましょう。なんせ得点者がマルケスにウェズレイですよおにーさん。J1のチームだって簡単に止められる相手ではありません。今からマルクス&ジュニーニョ対策を立てておきなさい、というお告げです。ただーし、後半1分での失点はどういうことじゃ〜〜〜〜っ。そっちのほうが心配だ。
攻撃にしてもあの秋田がレギュラーを保証されていない守備陣ですよ奥さん!でもJ1との3連戦が無得点はそりゃないよベイベー(壊)。ただ、清野の交代理由はなんだろう。そろそろ合否の結果が出るだけに気になる(サクラ咲いてほしいところだ)。
以上、新聞社のサイトよりも先に書いてみました。


         新居           相川
                    (清野/堀井)

                 砂川
          (三原/上里/桑原)

  尾崎      中尾         田畑       市村
(鎌田)  (鈴木)     (吉瀬)   (岡田)


      曽田      佐藤尽       西澤
    (河端)   (河端)    (上田)

             藤ケ谷/阿部
               

ここで出場選手をもとに、各ポジションの競争状況を見てみる。GKと3バックは左右の違いがあるかもしれないが、ほぼ不動の陣容だ。バックアップの一番手には河端が名乗りを挙げた。ケガや出場停止を受けやすいポジションなので、必ず出番があるだろう。田畑と吉瀬はDFで起用する気はないのだろうか。昨年の試合を見る限り、田畑はボランチよりもストッパータイプに思えるのだが。
そのボランチはなんといっても中尾の存在が不可欠だ。今季の出来を左右するのは中尾の攻守の切り替えだと思っているのだが、ケガなどでコンディション不良なのが気がかり。昨季見せたあの動き回りこそ、監督が目指しているものではないだろうか(確信に近い推定)。鈴木はボールさばきに素晴らしいものがあるが、まだ新人だということを忘れてはいけない。早く慣れたらレギュラーの座は近いだろう。
右サイドは岡田・市村の2年目同志のガチンコ勝負になった。甲乙つけがたい二人のレベルの高い競争を望む。対して左サイドは決め手を欠く。尾崎を中心に、鎌田・上里らを交えて試行錯誤してくのではないか。私としては三原をこの位置で起用すると相手チームは嫌がると思うがいかがなものか。
トップ下は砂川で確定。ボランチや両サイドとのポジションチェンジも要求されるだけに、ボールを必死に追いかける砂川の存在は貴重だ。だからといって下がってばかりな光景は見たくない。三原にも当てはまるが、パサーではなくどちらかというとサイド寄りの高い位置で起用したい選手だ。
FWは新居がブラジルでの成果が出ているかどうかです。もっとも結果が出ていなくて、おまけに堀井がようやく練習復帰なので動向は読めません。清野が加入すると攻撃のバリエーションが増えると思うのだが、合格点は出ているのか。

開幕まで二週間以上あるので、自分の目で見ていないくせに書ききったこの評がはずれてくれることを願いたい(もちろん良いほうに)。
3月7日(日)札幌ドーム ホヴァリングステージ上(サッカーピッチ)の除雪の案内が出ました。
この告知が出ると、春がすぐそこまで来ているような気がしますネ。

(25日 0:20)

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2004/02/11(水)はれ

チームリーダーに佐藤尽
ヤンツー流ベールをぬぐ

某野球チームと呉越同舟になったグアム合宿(いまだに呼び方はキャンプか合宿なのか混同されてるようだが、ここでは同義語と思って下さい)も後半戦になってきました。前半戦の4日には、チームリーダー(TL)とサブリーダー(SL)が決まりました。あえて主将と呼ばずにチームリーダーです。柳下監督のご指名により、適任者が選ばれました。

チームリーダー(TL)
DF 5 佐藤 尽
サブリーダー(SL)
MF 8 砂川 誠
DF 6 大森 健作

TLの選出については、全く驚きはないです。二年連続で驚きだったので(以下略)順当な選考でしょう。ゲーム中に声を出して指示を与えているところはよく見かけていますが、サンガ時代に三浦カズのキャプテンシーを身をもって学んでいるので、ピッチ内外問わず大役を期待できるでしょう。
中堅・若手からSLが出てもいいと思っていたが、曽田や堀井はタイプではないのか?中尾ではまだまだ若すぎるのか。昨季の砂川の孤軍奮闘ぶりにはココロを打たれたし、大森の経験値も敬意に値するのでケチをつける気はないが、ここはこの二人(あるいは三人)に追いつき、追い越せよ、といったメッセージに置き換えてもいいのではないでしょうか。それにしても早くて今夏の復帰なのにSLに選ばれる大森健作は、ものすごく信頼が厚いんでしょうネ。

6日にはグアム代表と練習試合がありました。7-0の快勝ですが、FIFAランキングで下から何番目かなので、スコアは度外視です。ただ、得点経過を見ていくと、興味深い結果になっていました。

前半
尾崎→曽田(前半11分)
尾崎→砂川(前半38分)
後半
市村→相川(後半5分)
市村→相川(時間不詳)
砂川(FK)(時間不詳)
新居(PK)(後半37分)
市村→新居(時間不詳)

前半は左サイドの尾崎が2アシスト。曽田の頭に合わせられたのは朗報中の朗報です。去年はソダン大作戦企てても、配給役が無きに等しい状態だった。リードされている場面でこれができたら武器になるだろう。砂川へのアシストは逆サイドへのピンポイントパス。コレですよコレ。昨年全然なかったものは。このようなサイドチェンジが決められるようになれば、レギュラー取りが見えてくるだろう。
今年は右サイドに転向した市村は5得点中4得点に絡む活躍。昨年は短い出場時間でもスピードとポジショニングのよさは確認できていたが、まずはゴール前のスペースへのクロスで存在感を示した。同期の岡田とのポジション争いは激化することだろう。持ち味がちがう二人なので、どのように起用されるか興味深い。

この日の試合にはGK藤ケ谷とリハビリ中の大森、三原、堀井、清野(練習参加中)と新人研修に参加中の選手を除くほぼ全選手が出場した。札幌大MF斉藤も出場している。まだ、ふるいにかけられる段階ではないが、どのような起用をされるのかは見えてきた。


         新居           相川
                      (堀井)

                 砂川


  尾崎      中尾         田畑       岡田
(三原)  (三原)     (吉瀬)   (市村)


      曽田      佐藤尽       西澤
                           (田畑)

               藤ケ谷/阿部
               

フォーメーションにはこだわらないだろうが、左サイド(特に左SB)の人材不足を考えると3-5-2に落ち着くだろう。むしろ柳下監督が気にしているのは「基本的なことができているか」のほぼ一点だろう。パスの正確さ、スペースの使い方、サポートに厳しく目を光らせている(みんな去年はダメダメでしたネ)。
とりわけ今年はボランチがしっかり仕事をできるかどうかに浮沈がかかっているだろう。
両サイドは共に守備よりも攻撃のほうが得意な選手なので、あいたスペースへのボランチのケアが不可欠になる。相手ディフェンスの背後のスペースを使っていくならなおさらだ。
左右どちらの側に付いても、中尾の出来が重要になる。攻め上がりを多少自重しても、横方向のケアをしっかりしてほしい。そのかわり、パンツでなくボールを奪ったらイケイケドンドンでよい。ただ、グアムキャンプ終盤で体調を崩しているのは気がかりだ。

他のポジションでも頻繁なポジション&サイドチェンジを柳下監督は要求している。砂川によると「ジュビロの動きっぽい。うまくできたら相手のマークを外しやすい」とのことだ。MFの5人はポジションチェンジを繰り返して互いのスペースを補完しあうので、相当な運動量を要求される。けれども中尾の曰く「常に頭を使って、足を動かす。要求は高い」。カラダもアタマも90分間フル回転になるのはまちがいない。
また、監督は攻撃のパターンも明確に示している。

  1. 最終ラインを起点にクサビ(2トップ)を使う
  2. 中盤で両サイドにボールを散らす
  3. クロスを入れる
  4. 2トップorトップ下でシュート

ワタシでもわかりやすいです。では、もっと具体的に言いましょうか。

  1. 佐藤尽or曽田のロングフィードで新居or相川へ(ポスト役のほうへ)
  2. FWからパスを受けた砂川or中尾からサイドの尾崎or岡田へ
  3. サイドから2トップへのクロス(2トップが厳しいマークを受けている時はサイドチェンジ)
  4. 新居・相川・堀井・砂川がシュート

と、流れるように決まったらウレシイですね。
J1相手の練習試合でコレが少しでも通用するようになったら期待できます。

最後に更新が遅れてしまったので直前での掲載になりましたが、2/11(水・祝)14:00より「コンサドーレ札幌サポーターズ集会2004」が開催されます。HFC役員の方々も参加されて、質疑応答・意見交換が交わされるようです。私はさすがに時間的・金銭的に参加不能ですが、時間に余裕のある方は是非。参加された方、その時の様子を掲示板に書き込んでいただけたら幸いです。くわしくはCONSA DE CONSAにて。

(11日 11:50)

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2004/02/01(日)はれ

フォワード緊急補強
その名はゴルゴ13

パクっとやってもおた、、、

1/29(木)に新居が一ヵ月半のブラジル留学から帰ってきました。オフィシャルや北海道日刊などのサイトを見ると真っ黒に日焼けしています。だまって見ていると池袋西口や梅田ナビオ前にたむろしているにーちゃんと大差ないですが、ココロだけでも背番号の如くゴルゴの気迫をを忘れないよう、今年こそはスナイパー(狙撃者)として活躍して欲しいです。ちなみにゴルゴと言っても両腕を広げ片足を上げて「命!」のポーズをすることではありません。なお、ゴールを決めたあとに「命!」のパフォーマンスをすることに関しては歓迎します(そんなキャラだったっけ?)。

今季は外国籍選手抜きで臨むので、ブラジル留学はブラジル人選手を補強するに等しい(感覚的に)。昨季は出場35試合でわずか3ゴール。シュート43本で決定率6.9%と精度を欠き、好機にシュートを外して失望させたこともあった。紅白戦主体の実戦メニューで、接触プレーで相手の歯が頭部に刺さり2針縫ほど激しい削り合いを経験しながら、ブラジル仕込みの得点感覚を身につけているはずだ。相川・堀井とのエース争いがハイレベルなものになってくれると、おのずと順位が上がってくるだろう。

そのFW陣は堀井が左足アキレスけん痛で別メニューになっているが、練習生として元ジュビロ静岡FCの清野 智秋(22)が参加している。182センチの長身で、スピードと高さとシュート力を兼ね備えたストライカー。なんと言ってもヤンツーの「スピードがあり、個人で打開でき、高さもある。ボールテクニックは非常に高く、右足のシュートはかなりいい」のお墨付きだ。ただ、入団3年目の02年6月に生活規範の乱れ(借金)で退団した。静岡FCでの活躍が今回のチャンスに結びついたのだろう。加入になれば心強いが、更生はできているのだろうか。クリアできていることを願いたい。

31日から始まったグアムキャンプには、前述の清野の他に、道都大主将のDF権東も参加する(2/7から)。身長184センチ(曽田の181センチより高い)の大型DFで、特別指定選手候補。センターバックのほかボランチ、左サイドバックをこなせるので、佐藤、曽田、大森のバックアッパーになる。
また、札幌大MF斉藤も特別指定選手候補として1/26の練習に参加した。トップ下および右サイドをこなす。

今年のグアムキャンプでは、最終日の前日にあたる2/12(木)にヴェルディとの練習試合が予定された。
昨年は国内合宿中に5試合組まれて、アビスパ戦を除くとすべて格下相手で、予定を見た瞬間に不安になりオマケに予感が的中してしまったが、今年は去年のテツを踏まないよう、J1勢とも積極的に試合を組んでいくようだ。これには歓迎したい。格下相手なら、勝っても喜べないし、負けたらショックが大きくなるだけでしょう(相手にしてみたら収穫だが)。J同士の対戦なら、勝てば(J2相手でも)自信がつき、負けても問題点が見出し易いでしょう。

そのヴェルディとの練習試合の前に、FIFAランク201位のグアム代表から対戦の申し出を受けた。柳下監督が代表を率いる神戸清雄監督(元ジェフコーチ)と旧知の間柄だから出てきた話だが、実現したらあらゆる意味で注目だ。単なる新チーム初試合、練習試合ではない。昨年二部リーグ9位のチームが相対的にどの位の位置にあるのか、結果くらいしか入ってこないだろうが注目に値する。
グアムキャンプ後には、2/16スタートの国内キャンプ(鹿児島、静岡)では、グランパスなどJ1勢と3試合、JFLおよび大学と2試合の計5試合の練習試合を見込んでいる。

30日にはついに、待望の今季日程が発表されました。J2の第3クール以降とJ1のセカンドステージはまだ日程のみですが、今からどのゲームに観戦しに行けるのか調整を始めました。
3/13(土)の開幕は、札幌ドームのヴァンフォーレ戦(14:00)。昨年1勝も挙げられなかった相手に幸先よくスタートを決められるかどうか。相手だってあわよくばJ1を狙おうかという位置につけてきた。あと42日、柳下ヤンツー監督のもと、目標とするアクションサッカーの基盤となる「ポジショニング」「正確なパス出しとトラップ」「オフ・ザ・ボールの動き出し」を身につけられるかどうか(みんな昨年後半にはボロボロになっていました)。

(1日 21:50)

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