もちろん移籍してからです
コンサドーレ札幌2-0湘南ベルマーレ
得点者
順位 | (第29節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | コンサドーレ札幌 | 43 | 28 | 12 | 7 | 9 | 34 | 1.21 (8) | 30 | 1.07 (4) | 4 |
7 | 湘南ベルマーレ | 37 | 29 | 9 | 10 | 10 | 30 | 1.03 (9) | 39 | 1.34 (7) | -9 |
順位 | (第3クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
6 | コンサドーレ札幌 | 10 | 6 | 3 | 1 | 2 | 8 | 1.33 (6) | 6 | 1.00 (4) | 2 |
8 | 湘南ベルマーレ | 8 | 7 | 2 | 2 | 3 | 6 | 0.86 (10) | 10 | 1.43 (8) | -4 |
前節の不甲斐ない試合を受けて、トップ下のてこ入れを試みようとしてきました。紅白戦の途中から相川をトップ下に回して中山・デルリスの2トップに変更し、三原をトップ下と左サイドで併用しました。躍進を支えてきた砂川・上里が共倒れになると、選手起用や連携で苦労することが証明されました。デルリスとの連携を唱える前に、肝心の中盤がうまくいっていないとどうにもなりません。そういったことから、今節はどのようなスタメンになるのか注目されました。
相川 デルリス (中山) 三原 (田畑>ボランチへ) 和波 岡田 鈴木 金子 (石井>2列目へ) 池内 曽田 西澤 林
フタを開けてみると、MF・FWは前節と同じ。加賀に代わって西澤がDFに入ったのは、オウンゴールの影響だったのでしょうか。そんなことを思い浮かべているうちに、早々と先制ゴールを叩き込んでくれました。三原のスルーパスに反応してスペースに走り込んだ相川がヒールキックでボールを落とす。これをデルリスが右足で決めました。このペナルティーエリア内での絶妙なコンビネーションは、練習のときからできていたものです。これまで散々デルリスと他の選手とのコンビネーションを言われ続けてきましたが、やっと結果が出ました。三原にとっても本職のボランチや左サイドではなくトップ下で成果が出たことで、自信を持てるでしょう。
開始早々の先制点は、案外その後の試合展開に不安を覚えてしまうものですが、今回は優位にゲームを支配していました。金子が前目に位置を取り、中盤でフリーでボールを回せた鈴木のパスカットが冴えます。中盤は申し分ないじゃなぁ〜いと思っていたら、相手のミスが結構多かったことはナイショです。前半はこちらの6本のシュートに対して7本打たれていたように、柳下監督のコメントの「ちょっとずつサボって背後を取られて、危険な場面を作っている」「人に対するタイトなマークも少しずつズレている」と言う点から、柿本やカシアーノにたびたびゴールマウスを脅かされました。同点にされそうな機会を逃してくれると好機はこちらに来るものですね。前半ロスタイムにFKを得ました。三原は少し早めにけり込み、三原をずっと見て呼吸を計っていた池内が体を反応させ、ヘッドでネットを揺らしました。試合前に相手の一瞬のすきを狙おうと話し合った成果です。三原にとっても十八番のフリーキックでアシストを決めて、ようやく自分の仕事ができました。
後半は相手のシュートがたったの1本だったことを示すように、危険な場面はほとんどありませんでした。後半17分フリーの柿本がヘッドで合わせて、林がセーブした場面ぐらいです。前半の6本を上回る7本のシュートで、相手を圧倒しました。後半23分の石井のミドルシュート、25分相川のシュート、27分クロスバーに当った岡田のヘッド、40分惜しくもゴール左に外れた曽田の豪快ミドルシュートなど、沸かせたシーンはいくつもあり、追加点の予感がプンプン漂っていました。圧倒的に支配したものの枠外シュートやクロスバーでいやな予感を思い出しかねないところですが、スコアは動かず5月の横浜FC戦以来のドームでの勝利を収めました。
後半の展開を見ると、あと2点は取れたようなゲームでした。しかし今節は、それ以上の収穫があります。デルリスの初ゴール、三原の自信復活。十二分に次につながります。鈴木に関しては相手のヘタレもあって出来すぎではないかと思いますが、次節ヴァンフォーレ戦で藤田と対等に勝負できればホンモノです。それまで真価を待ちましょう。と、思ったら、次節、藤田は出場停止でした。こりゃぁチャンスでっせ。
そこで次節9/4(日)18:30ヴァンフォーレ戦(小瀬)は、私もバスツアーにて刺客として乗り込みます。呉越同舟な方々おてやわらかに。7・8月は不本意ながらナマ観戦はできなかったのですが、現在ナマ観戦3連勝中(今年は4戦負けなし)です。その3戦と同様に、チケットはローソン立川ウインズ通店で購入しています。さて、その二つの連勝伝説が続くのか偶然で終わるのかも併せてご注目下さい。そんなワケなので9/4号の日誌のupは遅れますのでご了承を。
(9月1日 23:40)
な、ワケ、ないだろ(怒)
水戸ホーリーホック1-0コンサドーレ札幌
得点者
順位 | (第28節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 水戸ホーリーホック | 33 | 28 | 8 | 9 | 11 | 28 | 1.00 (10) | 36 | 1.29 (6) | -8 |
4 | コンサドーレ札幌 | 40 | 27 | 11 | 7 | 9 | 32 | 1.19 (8) | 30 | 1.11 (4) | 2 |
順位 | (第3クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
10 | 水戸ホーリーホック | 6 | 6 | 1 | 3 | 2 | 4 | 0.67 (11) | 7 | 1.17 (5) | -3 |
7 | コンサドーレ札幌 | 7 | 5 | 2 | 1 | 2 | 6 | 1.20 (7) | 6 | 1.20 (6) | 0 |
雷雨で延期になったモンテディオ戦は9/14(水)に延期になりました。9/10(土)サガン戦と9/18(日)アビスパ戦の厚別二連戦の合間に入ったのは、吉と出るか凶と出るか。監督の希望通りになったので、これでよかったのでしょう。前回「チーム的にもアゥェーなので交通費・宿代は戻ってきません」と言いましたが、Jリーグ規約の78条を見ましたら、Jリーグが負担すると記されていました。お詫びして訂正します。ただし、選手の疲労とサポーターの徒労等は負担してくれません。
相川 デルリス 三原 (中山) 和波 岡田 鈴木 金子 (石井) 池内 曽田 加賀 林
延期の翌日の練習試合に主力組も出場しました。そこで上里が負傷して、精密検査を受けてみたら左ひざ前十字じん帯断裂で今季絶望ですか。。。昨年といい02年といい、またまたこの故障者がでてきてしまいました。昇格は厳しくなりましたので、あせらず直して来年のJ2開幕戦に間に合ってほしいところです。砂川・上里のダブル司令塔で躍進してきたので、飛車角落ちで戦うのは困難でしょう。もちろん勝利を信じていきますが、現実を直視し客観的に見つめることも必要です。紅白戦で石井と三原をテストしましたが、どちらも監督の評価は厳しいものでした。そんなわけなので、オフィシャルの試合速報で前半は相手の良い場面ばかり目立っていたのは必然の結果です。
前半は相手のシュート数4本に対して3本。0-0だからまだ許せます。前半ダメでも後半盛り返すという展開が過去にあったからです。その通りに後半4分に決定機が生まれました。デルリスが左サイドをドリブル突破して中央の相川にパスするも、相川のシュートは枠外へ。後半17分には曽田のロングパスを抜け出したデルリスが持ち込みゴールを決めるがオフサイドの判定。流れはつかんでいるのに自滅していたら、相手に得点取って下さいと言っているようなものです。でも、相手の後半のシュートはたったの1本ですから、自力で入れたくても入れられなかったのでしょう。そんなときには我々がアシストしましょうとは誰ひとりとして言わないのにやってしまいましたね。関のフリーキックを林が防いだものの、カバーに入った加賀がクリアしようとしたボールがゴールに入ってしまいました。
この後はクロスを上げてもつながらず、飛び込んでも外れ、パスを送ってもダメ。ドリブルを仕掛けてもダメで、ロングボールを送ってもダメ。ホーリーホックが勝つ時のお得意のパターンに持ち込まれました。またもや笠松初勝利はおあずけです(アゥェーで勝てたのは00年のひたちなかでの2試合のみ)。もっとも、今回といい第1クールの対戦といい、昨年4月の対戦といい、なぜか笠松でのゲームは悪い内容ばかりです。こんな体たらくで昇格を語るのは気が引けてしまいますネ。
柳下監督のコメントでボールは1個しかないのに、そのボールを「いらない(欲しがらない)」という選手がいる。これではサッカーにならない。
という言葉が引っ掛かります。映像でも観ていないので該当者が誰かわかりませんが、この2週間何やってんだ。代わりの選手がいるのかいないのかわかりませんが、普通なら次はないはずです。8/31(水)ベルマーレ戦(札幌ドーム)では、ボール欲しがる選手だけ出てきて下さい。もちろん、ポジションや場面によって臨機応変にできるということで。
(28日 22:40)
アチラも条件はいっしょ
モンテディオ山形試合中止コンサドーレ札幌
得点者
順位 | (第27節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | モンテディオ山形 | 38 | 26 | 9 | 11 | 6 | 33 | 1.27 (7) | 25 | 0.96 (1) | 8 |
4 | コンサドーレ札幌 | 40 | 26 | 11 | 7 | 8 | 32 | 1.23 (8) | 29 | 1.12 (4) | 3 |
順位 | (第3クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
5 | モンテディオ山形 | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 5 | 1.25 (7) | 4 | 1.00 (2) | 1 |
4 | コンサドーレ札幌 | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 6 | 1.50 (3) | 5 | 1.25 (7) | 1 |
相川 デルリス 上里 和波 岡田 鈴木 金子 池内 曽田 加賀 林
既に報じられている通りなのであらためて書くまでもないかもしれませんが、現地まで行かれた方々、ただただおつかれさまです。入場料は払い戻しできますが、旅費・交通費は雷雨による試合中止で払い戻しされません。道内や関東を始めとして遠方から行かれた方々は多いと思われます。めったにない歴史的瞬間に立ち会えたことは間違いないですが、気の毒としか言いようがありません。
チーム的にもアゥェーなので交通費・宿代は戻ってきません。アチラは5/7第1クールでの対戦を最後にホームでの勝利はないのでむしろ対戦したかったところですが、そのモチベーションも一旦お預けです。日程は今後の発表を待つしかありませんが、平日開催は避けられないと思います。疲労は避けられませんが、それは条件的に一緒です(直後に対戦するチームにとっては有利だが)。こちらの現在の調子がすこぶる順調ではないので、調子を上げてから難敵に臨めると思えば有利になります。ただしこれは相手にとっても同条件でもあります。
思わぬお盆休みを明けると、平日開催の2連戦8/26(金)ホーリーホック戦(笠松)、8/31(水)ベルマーレ戦(札幌ドーム)です。思わぬかたちですが、4連勝の可能性が高まったと考えればいいじゃないですか。
(21日 22:40)
観衆 9345人 目撃できた方うらやましいぜ〜
コンサドーレ札幌2-1ベガルタ仙台
得点者
順位 | (第26節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | コンサドーレ札幌 | 40 | 26 | 11 | 7 | 8 | 32 | 1.23 (8) | 29 | 1.12 (4) | 3 |
6 | ベガルタ仙台 | 35 | 26 | 10 | 5 | 11 | 40 | 1.54 (3) | 32 | 1.23 (5) | 8 |
順位 | (第3クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
2 | コンサドーレ札幌 | 7 | 4 | 2 | 1 | 1 | 6 | 1.50 (3) | 5 | 1.25 (4) | 1 |
9 | ベガルタ仙台 | 4 | 4 | 1 | 1 | 2 | 5 | 1.25 (6) | 6 | 1.50 (9) | -1 |
今節唯一のデーゲームで開催されました。夏場なのでほとんどナイターになる時期ですが、北海道なので昼間でも大丈夫と判断したのでしょう。開始30分前、気温27.3度、湿度61.7%でした。数字的にはギリギリ昼間に開催できます。しかし道内で地上波の中継がなかったのは残念です。
相川 デルリス (中山) 上里 (石井) 和波 岡田 (西嶋) 鈴木 金子 (石井>2列目へ) 池内 曽田 加賀 林
前回厚別でのゲームヴァンフォーレ戦(7/9)と同様に、前半は風下に立ちました。そうなると何故か前半は劣勢になるのは不思議でたまらないのですが、今回は0-3・0-4で完敗している相手なのでやむを得ないでしょう。前半のシュートは、10分の上里がシュートと、43分相川のボールキープ後のドリブルからシュートのみ。相手に詰められてこちらのペースにさせてくれませんでした。対する相手の方は20分過ぎから冷静にボールを回して主導権を握りたびたびゴールマウスを脅かしたものの、相手のシュートミスや林のセーブに助けられました。0-0で前半を終えられたのは上出来ではないかと思います。
後半になると風上になります。そうなるとこちらがリズムをつかんで分厚い攻撃を仕掛けていくところまで、前回の厚別のゲームとそっくりです。オフィシャルの試合経過を見てみると、後半20分までずっとこちらが攻めっぱなしです。そうなると相手も流れを変えようとします。22分にシュウェンクを投入すると反撃に転じました。その流れをうまくつかんで、26分にシルビーニョのFKからシュウェンクにヘッドでゴールを決められました。ちなみに監督曰く、失点の直接の原因は池内
とのことです。
そうなれば相手に渡ってしまった主導権を奪い返さないといけません。目には目を、歯に歯を、選手交代には選手交代をと格言集には載っていませんが、失点の2分後に西嶋と中山を投入してきました。前半からの監督の指示による変化があまりなかったので、人を代えるほうが手っ取り早いという意図でした。さらに後半35分に“刺客”石井を送り込みました。上里と共に2列目に位置し、鈴木の1ボランチに布陣変更です。最近の練習でゴールやシュートへの意欲が高くなり、もはや6/11ヴォルティス戦の青さはありません。投入2分後、中央で西嶋からのパスを受けるとフェイントから相手DF2人を振り切り、ゴール前20メートルの位置から左足のシュート。ゴール右ポストを直撃したボールを、詰めていた中山が決めました。パスコースをふさがれたので左足に切り替えてシュートしたとのことですが、練習の成果を普通に出せただけでしょう。デルリスと石井、どちらが先に初ゴールを決めるのか楽しみです。
交代枠は使い切りましたが、ウチらには“第4の刺客”池内がいます。普段はDFですが、FWに突然変異します。後半39分に鈴木のCKからヘディングでゴールを決めました。チーム的にもセットプレーは十八番(おはこ)になっていて、池内はニアにいるということが知られているようです。その裏を突いて他の選手と事前の打ち合わせもなく、なんとなく逆方向に動きました。敵を欺くには見方からと言うように、マークをずらすにはもってこいの作戦です。今季8得点で得点ランキング9位はダテではありませんが、池内の得点が目立つのは困りモノです。特定の誰かが突出していると欠場時に痛手になるので、今のうちに新たな得点パターンを生み出してほしいところです。
あれこれ言いたくなるところはありますが、みちのくのチームに今季初勝利を挙げ、宿題を一つ片付けたことは素晴らしいです。次節モンテディオ戦を含めた2戦で勝ち点2としていたノルマをクリアできました。しかも逆転勝利です。厚別での逆転といえば97年5月25日のフロンターレ戦(後半43分に1-3とされたあと、ロスタイムにバルデスの2得点で同点。延長22分にバルデスのVゴールで4-3で逆転勝ち)を思い浮かべる方も多いことと思われます。そのゲームから聖地厚別伝説が始まりましたが、今回もそのゲームほどではないにせよ、重要な勝利であることには間違いないでしょう。
次節は現在4位で昨年から6連敗中の難敵とアゥェーで対戦するわけですが、勝利できたら、「J1昇格を意識するなどまだ早い」と言い続けている論調を変えるつもりです(引き分けでは変えません)。今節よりもレベルの高い難関を突破できたら、少しは意識していいでしょう。残念ながら私は行けませんが、行ける方々声援たのんます。
(15日 12:40)
アチラさんの平均年齢28・27歳よりも低いのはナイショです。
ザスパ草津1-2コンサドーレ札幌
得点者
順位 | (第25節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | ザスパ草津 | 16 | 25 | 4 | 4 | 17 | 18 | 0.72 (12) | 47 | 1.88 (12) | -29 |
4 | コンサドーレ札幌 | 37 | 25 | 10 | 7 | 8 | 30 | 1.20 (8) | 28 | 1.12 (4) | 2 |
順位 | (第3クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
10 | ザスパ草津 | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0.67 (10) | 3 | 1.00 (2) | -1 |
6 | コンサドーレ札幌 | 4 | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 1.33 (4) | 4 | 1.33 (6) | 0 |
公式発表こそありませんが、砂川が長期離脱の見通しになりました。持病の左ひざ痛の悪化によるもので、これまで騙し騙しプレーしていたものの、ついに限界になったようです。上里とのダブル司令塔の方針も転換せざるを得なくなりました。加えて7/30ヴォルティス戦で3-5-2相手に対する戦い方という課題も出されたので、前節と同じメンバーながらも構成を変えてきました。攻撃的なボランチを二枚並べて、サイドへのスペースを少なくしようという考えなのでしょう。また、FWはデルリスに先発ゴーサインが出ました。中山を外すというよりも、最適の相方で行ってみようということです。
相川 デルリス (中山) 上里 和波 岡田 (西嶋) 鈴木 金子 池内 曽田 加賀 (西澤) 林
その甲斐があったかどうかよく分かりませんが、開始早々からよくボールが回りました。デルリス・相川へボールを配給するというシンプルな戦略が良かったのでしょうか。それとも金子・鈴木のダブルボランチがボールを良く拾って攻守の切替を図っていたからなのでしょうか。映像も見ていないので推測の域ですが、デルリスがたびたびペナルティエリアを脅かしたり、2得点とも鈴木が絡んでいることを考えると、大きく的を外していることはないだろうと思います。加えてデルリスが精力的に走り回っているので、パス出しの選択肢が増えたり相手のマークをずらすといった目に見えない効果が出ているのでしょう。実際、先制点のFKのきっかけはデルリスでした。上里からのラストパスの精度が上がれば、もっと得点機会が増えることでしょう。
理想は華麗なパス回し、分厚い攻撃から豪快に得点を挙げるところを見たいものですが、そう簡単にはいきません。一点目の鈴木のFKに合わせたのは池内。これで相川と並ぶ7得点目です。相手チームに対してセットプレーは武器になっていますが、二人に次ぐのが中山の3得点というのがいただけません。2得点は岡田・砂川・堀井・田畑・上里の5人が記録していますが、理想はFW陣、次に攻撃的MFが得点を稼いでくれることです。前節まで全くなかったデルリス効果がこの試合でようやく少し出てきたので、今後FWの得点は期待できそうですが、そんなモン待てんと言わんばかりにキャプテンが仕事してくれました。左サイドを約30メートルドリブル突破したあと、角度のないところからシュートを放ち決めてくれました。“韋駄天”和波らしい豪快なプレーではなかったかと思われます。
接触プレーによる加賀の負傷交代や、曽田がペナルティエリア内で相手を倒して(イエローカードを受けた西澤の説もある)PKを与えて1点を許したことで、守備陣に不安要素があったことは否めません。前半2本後半6本のシュート数などこまかい不満もありそうですが、総じて診ると収穫はあったのではないでしょうか。4試合ぶりの勝ち点3という現実を重く受け止めましょう。昇格戦線に踏み止まり、4位に浮上しています。
第1クールと同様に、3試合を1勝1敗1分でスタート。次節がベガルタ戦というところまでそっくりです。ところが今年苦手の東北のチーム2連戦になっています。これは天下分け目の天王山と言っても過言ではない位の最重要な連戦です。前半戦は計4試合で12失点も記録しているので、この2連戦でのノルマを勝ち点2としておきます。無失点が理想ですが、それぞれ1失点以内を目指して戦ってほしいと思います。
(7日 23:00)
それは負けゲームだから。。。
コンサドーレ札幌1-2横浜FC
得点者
順位 | (第24節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | コンサドーレ札幌 | 34 | 24 | 9 | 7 | 8 | 28 | 1.17 (8) | 27 | 1.13 (4) | 1 |
11 | 横浜FC | 25 | 24 | 5 | 10 | 9 | 22 | 0.92 (11) | 30 | 1.25 (5) | -8 |
順位 | (第3クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
10 | コンサドーレ札幌 | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 2 | 1.00 (6) | 3 | 1.50 (9) | -1 |
2 | 横浜FC | 6 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1.50 (3) | 1 | 0.50 (1) | 2 |
札幌ドームにはJ2でも今季最多の20374人の観衆を集めて行われました。これまで1万人越えがやっとこだったのにこれだけ入ったのは、言うまでもなく前半戦3位折り返しでもデルリス加入でもありませんね。いつもはアゥェーチームの収益に貢献していますが、今回は見事に貢献されてしまいました。
中山 相川 (デルリス) 金子 (三原) 上里 和波 鈴木 岡田 池内 曽田 加賀 林
先発メンバーには異変がありました。砂川が右ひざを痛めて欠場。控えの層が薄いトップ下には、上里と共に金子が入りました。代わってワンボランチには5/28ザスパ戦以来の鈴木が抜擢されました。課題の守備が粘り強くなったようで、昇格を目指すならボランチの強化は不可欠なので、定着できるかどうか注目されます。デルリスは守備の不安があり、スタメンは今回もおあずけ。現状では攻撃陣の前線からのプレスは甘いので、連携プレーに慣れるまでは止むを得ないと思われます。
前半2分に相川のループシュートが決まって先制しました。しかしこの試合の本質は後述の前半44分以降と前半15秒のプレーに凝縮されます。中山がGKとの決定的1対1の場面を止められました。前節は動きが重く45分で退き、そのゲームから中2日なので今節の活躍を期待するのは酷ではなかったのではないだろうか。第3節以降連続スタメンで信頼が厚いのはわかるが、一旦休ませるタイミングだろう。そこで清野やデルリスを代わって出せないところにもどかしさを感じるが、そこが加入効果の出ている相手と、デルリス効果が出ていないウチらとの違いだ。前半44分の失点はCKからだが、決めたのは三浦カズとポジション争いを繰り広げている北村というのは偶然にしては出来すぎている。これで2試合連続ゴール。ポジションを奪われたくないという緊迫感を北村からは感じるが、ウチラの4人は大丈夫か。低レベルのバトルロイヤルでは困ったものである。
ハーフタイムを挟んで後半開始と同時に、惜しげもなくその北村を引っ込めて三浦カズを出してきました。悔しいが、こんな采配を許してしまうほど相手をうらやましく、また、ナメられたとも感じます。負傷しない限りたとえ日本サッカー界の大功労者と言えども、前半に得点を挙げた選手を引っ込めないですよ。これで前線に起点が出来て、前半でさえ両サイドを押し込まれていたのにますます攻めに行けなくなりました。速攻に期待をかけるのでは分厚い組織的攻撃は期待できません。後半25分のハーフウエーライン付近からのロングシュートで逆転を許したのも、その延長線上にあるのではないかと疑いたくなります。
その1分前から相川に代わってデルリスを投入。この瞬間、我慢の時を迎えなければならないようです。実戦を積むことも必要ですが、監督が通訳を伴って大声で指示を叫んでも修正出来ないのは大問題です。そうなるとゲーム的には最終兵器の登場しかないでしょう。曽田大明神が前線に駆け上がってきましたが、その意味を理解しているのでしょうか。負けゲーム限定なのでソダン大作戦はあってほしくないのですが、劇薬が効かないのはもっと大問題です。
結局第3クールは2試合連続勝ち星なしでスタート。現在5位の順位は云々している場合ではありません。中盤は砂川・上里のコンディション待ちという面もありますが、デルリス効果の出ていないフォワードは早急にテコ入れが必要です。中山のコンディションとデルリスの戦術慣れには慎重なチェックが望まれます。無理してベンチ入りさせる必要はありません。清野や石井にチャンスを与えたっていいじゃないですか。練習を観に行かれる方は是非チェックを。次節ザスパ戦はよくない流れなので、第1クールと同様に内容よりも結果が求められます。ナマ観戦3連勝中なのに私は残念ながら参戦できませんが、行かれる方々は大いなる後押しを。
(4日 0:05)