CS(コンサドーレ札幌)的日誌(2005/03)

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2005/03/26(土)はれ

一度だけでなく言ってみた
先週の勝利をムダにするな

でも今年初めて(オイ

コンサドーレ札幌0-3ベガルタ仙台

 得点者

順位 (第4節終了時) 勝点 得点 失点 得失差
9 コンサドーレ札幌 4 4 1 1 2 6 1.50 (6) 7 1.75 (9) -1
10 ベガルタ仙台 4 4 1 1 2 4 1.00 (9) 6 1.50 (7) -2

昨日、株式会社北海道フットボールクラブ(HFC)の株主総会と取締役会が開かれました。佐々木社長が任期満了で退任し、児玉芳明新社長が就任。また、石水副社長が代表権を持つ会長に就任した。この人事についてアレコレ言いたくなる方はコンサドーレ札幌掲示板にてどうぞ。五段階計画と佐々木社長の築いた功績を継続してくようなので期待しましょう。その他役員はオフィシャル/クラブ紹介/北海道フットボールクラブに出ています。我らにとって注目は柳沼さんが取締役になっています。サポーターからHFC入りした方です。これまで総務部長として活躍されていましたが、今後は経営陣の一員として、よからぬ方向に行かないようお願いします。


        中山          堀井
                    (清野)
              砂川
            (曽田>*DFへ)
  和波    権東     田畑     岡田
        (三原)

     西嶋     池内     加賀
           (*曽田)

              阿部

さて、ここからは文体・語調が大きく変わります。前の段落は試合前に書いたからです。書く気力を大きく失っているのですが、まずは一発言わせて下さい。

池内に頼り切っているんじゃねぇぞ!!!これがすべてです。後半5分、財前のスルーパスに反応してペナルティーエリアに飛び込んでシュート体勢に入ったルーキー清水を押し倒しました。これが名誉の退場か全く不必要な退場かは映像を見ていないのでわかりません。ただ、その清水に「苦しい形だったので打っても外れたと思う。ラッキーでした」と、言わせたのは、どーゆーことでしょうか。

一人少なくなってかえって集中できることはよくあります。二週間前サガンみたいに。ところがこのPKが相手にとって初めてのシュートです。受けて立つGKは体調不良の高原に代わって急遽出場した阿部。試合開始一時間二十分前の時点では、まだ高原の予定だったんですよ。明らかにカレーが足りません(違)。そんなスクランブル登板ですから、期待を求めるのは酷です。きっちり決められ先取点を取られてはガックリ気落ちしてしまいます。これが本当の三段オチです。

池内の退場によって曽田を投入するのは間違いではない。砂川を下げたのは生観戦していた方々にとっては意外と思われたでしょうが、前半少し足首をひねっていたのなら仕方ありません。本来なら貴重な攻め手なので外して欲しくないんですがね。こんな風に攻守の要を欠いているのに、なんで病み上がりの三原を出すんかい。復帰第一戦目で動きが悪く、実質9人で戦っている状態です。終了間際のゴール前への抜け出しはよかったようですが、それは時間と共に慣れていっただけです。その頃には万事休すでした。だいたい後半だけでシュート11本も打たれとるのはなにやっとんじゃい。

この試合、悪いところばかりだけでなく、いいところもありました。前半は岡田あるいは和波からの両サイドからの攻撃や、田畑・権東の両ボランチもよく攻撃に絡めていました。ただ、ラストパスやシュートの精度がボロボロです。今更ですがね。一本でも決まっていたら間違いなく勝ちゲームでしょう。大事な試合だったのに台無しです。昨年1度もなかった連勝をまだ成し遂げられないだけでなく、昨年負けなしのベガルタに今季初勝利を易々と献上しました。

さて、次節4/3(日)は、まだ今季未勝利ホーリーホック戦。池内の代わりには曽田大明神の降臨で確定。ボランチ・両サイドは前半の良い流れを考えるとそのままの面子でいいでしょう。ただ、砂川・中山・堀井の最後の精度だけは向上してくれい。常識的に考えればそうなるのでしょうが、田畑をDF中央に据えて上里/三原のボランチ併用という手は、、、ないですよね。この日は残念ながら参戦に行けません。今節の敗戦ショックというわけではありませんので、行かれる方々、声援願います。

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最後に25日のイラン−日本戦についても触れましょう(試合前に書いたので再び語調変わります)。欧州組中心のメンバーで4バックに変更して臨みましたが、立ち上がりの印象は思ったより悪くありません。カリミ、マハダビキア、ハシェミアン、ザンディがキレキレで、特に中村のいる左サイドでは止めるのが精一杯。相手のほうが上手です。イランの流れの中、前半の一失点目はどうしょうにもない部類のものです。

その後、左ではなかなかボールに触れることができなかった中村が右にやってきたり、逆に中田英が左にも顔を出して、結構主導権を握る時間帯もありました。これは連携というよりも個人の判断による動きです。ただ、決勝点は中澤が引っ張り出されたところに、加地と中田英がハシェミアンにうまくマークにつききれなかったことが原因でした。ミスと言えば確かにミスですが、守備のときの連携には課題が残りました。ウチらのチームと変わらんですな。

欧州組の起用や3バックから4バックへの変更は問題の本質ではありません。少なくとも途中出場の小笠原、大黒と中田英は明らかにかみ合っていません。誰がプレーしても連携面で再確認の時間を取られないような工夫があっていいのではないでしょうか。国内組中心で3バックで成功した実績があるなら、それをベースに選手が入れ替わっても通用する決まりごとを決めておけばいいでしょう。今回4バックに変更した意義は三都主が出場停止になったからという理由しか見えてきません。

まぁ、すぐにバーレーン戦があるので連携をどんどん積んでいってください。ちなみに、ハシェミアンと東野幸治、似ていると思いませんか。少なくともチリチリな頭は。カミサンもなっとくしてました。

(27日 22:00)

2005/03/19(土)はれ

一度は言ってみたかった
一点ハンデくれてやる!

あ〜スッキリ(笑い

ザスパ草津1-4コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第3節終了時) 勝点 得点 失点 得失差
12 ザスパ草津 0 3 0 0 3 1 0.33 (10) 10 3.33 (12) -9
7 コンサドーレ札幌 4 3 1 1 1 6 2.00 (5) 4 1.33 (6) 2

前回の日誌の最後のところで西澤は執行猶予状態と書きましたが、どうやら実刑判決が出ていました。相手の左サイドにスピードがあってパワフルなプレーをする選手がいるので、加賀のほうがスピードがあり相手をつぶすことができるという意図ですが、正直言って今の西澤ではそんな役目は務まらんということですね。持ち味が違うのでそんな風に言い切れないにしてもベンチ入りも果たしていないことから、3試合連続subメンバーの曽田よりもプライオリティが下ということでしょう。私にしては激甘な観測だったので、特に驚いていません。また、この日は三原が昨年4月のベルマーレ以来のベンチ入りを果たしました。その一方で上里がsubメンバーから漏れています。スタメン争い、ベンチ入り争い共に激しくなっています。


        中山          堀井

              砂川

  和波    権東     田畑     岡田


     西嶋     池内     加賀


              高原

前日の風弱しという予報がはずれて、いかにも上州カラッ風かかあ天下といった天候の中ゲームが始まりました。立ち上がりはやや押されることがあるものの、二週間前とは明らかに違う光景が広がってきました。我らのゴール裏方面に攻めるのですが、ウチラに近いほうでボールを見かけることが多いです。よく見ると中山と堀井がよく駆け回っています。この2トップが先発に入るのは初めてのことで、ともにインフルエンザにかかって開幕戦を棒に振るほどのコンビネーションの良さをピッチ上でも見せてくれました。中山は主にゴール前近辺で動き回って前線のターゲットになり、堀井は中盤に下がってまでボールを追いかけ奪取を心がけます。そうなると最終ラインから中盤へとボールを繋げてもそのあとパスミスになる危険性が減ります。具体的には堀井が中盤に向かってボールを取りに行く=前線からの守備が成立、によってDFラインも押し上げることが可能になり、結果的にはDFからFWの間がコンパクトになってパスミスのリスクを軽減。ただし、これが出来たのは相手のプレッシャーが甘く、ウチと同じ位に細かいミスを犯しているためでもあります。

しかし、同時に開幕戦以来の悪い流れを捨てきれずにいました。ピンチを招く時は右サイドを仕掛けられた時と相手の速攻です。そこは相手もちゃんと研究してきたようです。なんせ相手の攻撃は左サイドのみです。ただ、そこで抑えきれないのがウチラの弱みです。失点シーンもセットプレーからの混戦を押し込まれたものでした。そこが相手を無失点に抑えたモンテディオサンガとのちがいです。

これで萎縮して流れを変えられずアリ地獄にはまるのがこれまでのパターンでしたが、今回に限っては全くそんな気配を感じませんでした。前述のように堀井がボールをもらいに来ていることでチャンスを作れていることと、右から左へのサイドチェンジを多用してピッチを幅広く使えているという二点が裏づけです。池内もしくは西嶋から和波にボールが通るパターンがよく見られました。昨年第4クールの攻撃パターンである左サイドからの攻撃が再現できています。また、堀井や中山や砂川が和波の近くに来ていたおかげで、和波はクロスをあげる必要が少なくて済んだこともお伝えしておきます。同点シーンはその流れの延長線上でした。砂川の左CKを相手GK岩丸がクリア。このこぼれ球に右から加賀・池内が反応してゴール前に走り込みます。加賀の背後にいた池内がシュートしてゴール。決めた直後、池内がゴール裏に煽っていたシーンが印象的でした。

この後も流れは変わらず、ボールをずっとキープできています。そうなると強風の中、風上に立っているときに逆転したいものです。2点目は中央での堀井のボールキープから和波への浮き球が起点です。これをゴール前にクロスを上げ、ファーサイド気味の位置にいた砂川がワントラップからオーバーヘッド。生まれて初めてですよ、ナマで押し込んだシーンを見れたのは。しかも間近です。これで入場料1000円(F席)は安すぎます。

後半は早い時間帯に追加点を取れたのが効きました。左サイドにいた中山のクロスをゴール前に走り込んでいた堀井が受けて右足で。2点差になることの意味はとても大きいです。相手のダメージを与えるのに十分。守備陣の心理的不安が軽くなったせいか、CK・FKをこれでもかと取られても安心して見ていられました。こうなると試合開始のセットプレーからの失点は今や昔状態になるもので、得点に優る良薬はなしになります。バーをはじくミドルシュートや枠をかすめるシュートがあっても、不思議と点を取られる気がしなかったものです。相手の拙攻に助けられたのはナイショです。ただし山口がボールを持った時はこわさを感じました。

今日の寸評(ひとこと)

ロスタイムに入ったら一昨年7月の平塚以来のGO WESTの大合唱です。思わず歓喜の余り泣き出しそうになった人は私だけでないでしょう。リーグ戦で4得点は一昨年11月のモンテディオ、逆転勝利は同じく一昨年7月のアルディージャ、アゥェーでの逆転勝利は2000年11/19の44節アルビレックスまでさかのぼることになります。

相手のまずさに助けられたことを考慮しなくてはならないものの、勝って自信をつけたことがなによりです。フォワードの得点力不足解消のきっかけに、そしてセットプレーの集中力強化のきっかけにこの試合を生かせればいいでしょう。左サイドからの攻撃を思い出せたことは大きいです。幸い、ベガルタホーリーホックと、まだ勝ち星を挙げていないチームとの対戦がつづきます。ここでの自信を忘れずに臨んでもらいましょう。

(20日 23:55)

2005/03/13(日)くもり ときどき はれ

名作になりません
新居の恩返し

オイ、コラァ、なにやっとんじゃい

コンサドーレ札幌0-1サガン鳥栖

 得点者

順位 (第2節終了時) 勝点 得点 失点 得失差
8 コンサドーレ札幌 1 2 0 1 1 2 1.00 (8) 3 1.50 (6) -1
5 サガン鳥栖 4 2 1 1 0 2 1.00 (8) 1 0.50 (1) 1

各種報道でHFCの佐々木社長が今月一杯で退任し、後任には元道新スポーツ社長、現NPO法人札幌微助人(ビスケット)倶楽部会長の児玉芳明氏が就任する見込みになりました。25日の株主総会で正式決定され、同時に石水勲副社長(石屋製菓社長)が会長に就任の見込み。賛否は出てくると思いますが、04年12月期決算で3年ぶりに単年度黒字を計上し、累積赤字は26億5000万円に、債務超過額も9800万円にそれぞれ減らした功績は素直に認められます。J1昇格の条件として債務超過がないことが内規に加わったことで、有力選手を獲得して強くなっても経営基盤の安定が昇格の条件になります。そう考えると昨年一年は決してムダではないはずです。新体制については正式決定を待つとして、佐々木社長には素直に御礼と感謝したいと思います。


        清野          堀井
                    (中山)
              砂川

  和波    権東     田畑     岡田
        (上里)           (徐)

     西嶋     池内     西澤
                     

              高原

その功績を生かすも殺すもこれからの選手の活躍次第です。相手の前半2本ずつのシュートの3倍以上になる前半7本、後半8本もシュートを打って、記録上は勝利への執念は感じます。実際には前半からミスの連発でリズムを崩しているようですね。開始7分の和波のクロスから堀井のヘッドや、その1分後の田畑のパスを受けた堀井のボレーシュート、前半12分の和波と砂川で左サイドを突破したあとの清野のヘッドなど、開始早々は攻撃のリズムを作れています。言いかえるとミスが目立つ前に点を取れということです。最初の15分を過ぎると、今節のように相手が試合開始から引いてきて4バック3ボランチでガチガチに固めてくるベタベタなJ2仕様のサッカーをやられると、チャンスはありそうでありません。後半12分に矢野が2枚目のイエローを受けて退場になって一人多い展開になっても、大勢に変化はありません。

失点シーンだけ速報Jリーグで画像を見れたので、そのシーンを振り返ってみましょう。

CKをクリアした後、中盤で権東と競った相手からのゴール前への浮き球を高原が左手一本で受けようとして触れたがクリアミス。これは目測を誤ったのでしょうか。両手でしっかりキャッチングしていればと思うと残念で仕方ありません。高原の前に岡田、うしろに西澤がいたがボールを取れず、こぼれ球は右前方へ。西澤は氏原に阻まれてボール及びフリーになっていた新居の方へ進めず。みんなボールの動きにつられていましたが、これは止むを得ないでしょう。新居のオーバーヘッドに高原は左手を出してクリアできたが、フリーだった鈴木がボールを拾う。田畑が詰めるもゴール正面からシュートを打たれ、池内の頭上をかすめてゴール。最初のクリアミス以外は飲酒ではない出会い頭の交通事故みたいなもので相手の執念が上回ったとも言えるが、ミスの積み重ねのツケがやってきただけです。せっかく新居に大ブーイングを浴びせたのに、御礼返しされては面目丸つぶれです。

失点の1分前に清野に代えて中山を投入。後半25分に岡田に代えて徐、後半33分に権東に代えて上里を投入するも、後手の選手交代は固めてくる相手に対して時既に遅し。弱いということを再認識する結果に終わりました。ただ単に天皇杯の快進撃はガチガチに引いてくる相手がいなかっただけです。課題は今年も変わらないようですね。

そんなわけでさっさと次節に目を向けますが、2試合連続3失点のザスパではありますが、あなどるなかれ。出場停止だった山口が戻ってきます。その意味ではコワイですが、4バックか3バックかTバックか(オイ)定まっていない状態なので、チーム状態としてはウチラよりも悪いです。そんなわけで、こちらもあわててメンバー入れ換えを図る必要もありませんが、これでダメならおもいっきりブーイングもアリでしょう。とりわけ西澤は執行猶予状態です。

次節はわたしも参戦します。群馬県立敷島公園県営サッカー・ラグビー場のせまいゴール裏、F席にてあいましょう。

(14日 13:00)

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2005/03/05(土)くもり 一時 ゆき

始末書はオレが書く
それが選手会長の仕事

ヘディングで同点

ヴァンフォーレ甲府0-1コンサドーレ札幌

 得点者

順位 (第1節終了時) 勝点 得点 失点 得失差
5 ヴァンフォーレ甲府 1 1 0 1 0 2 2.00 (4) 2 2.00 (6) 0
5 コンサドーレ札幌 1 1 0 1 0 2 2.00 (4) 2 2.00 (6) 0

このサイト「football予想・投票室CS」もおかげさまで開設2周年を迎えました。ご覧の通り中身があやしくてきとう極まりなく無計画に運営しているサイトでありますが、楽しみにアクセスしていただいている皆様が日本国民のゼロコンマ数パーセントでもいることを考えると、睡魔が襲ってもつかみどころのないアフォな力が沸いてきます。 おだてていただけると飛び上がらんばかりに喜びますので、ワタクシを木に登らせていただけるようお願いします。いますぐほしいものは、現ナマよりも「ヤル気」です。


        清野          相川
                    (石井)
              砂川

  和波    権東     田畑     岡田
        (上里)

     西嶋     池内     西澤
                     (加賀)

              高原

この開幕戦に向けて御殿場で合宿を実施しました。競争の激しいFW陣の中で中山と堀井が絶好調で開幕スタメン確実と見られていました。特に堀井にとっては古巣相手であり、地元凱旋でもあります。ところが二人ともベンチ入りすらせず、サブリーダーの一人に指名された相川と清野の去年と代わり映えしない2トップです。中山の風邪は既報で予想の範疇でしたが、堀井も風邪を引きました。さっそくコンビネーションが良いところを見せてくれましたが、合宿の宿舎内でナニがあったの?ヘンな勘ぐりはやめておきますが、数少ない昨年よりもプラスになった部分なので、ホーム開幕戦には間に合うように期待しましょう。

試合は両者がっぷり四つの展開から。こちらは権東が積極的に左前方に進んでチャンスを作ろうと試み、対する相手も左SB杉山を起点にこちらの右サイドを執拗に攻めてきます。おととし春に生観戦した時はスピードと運動量の多さが強烈な印象に残りましたが、今回はその時よりもスピードダウンしています。今年の甲府盆地はまだまだ寒いようです。ただ、当時と違うのはFWに小倉、バレーが入ったおかげで、スピードとスタミナを節約できるのでしょう。この2トップを目掛けたパスやクロスを多く見かけました。ハーフウェイラインからのクロスはあったものの、ロングボールを多用するベタベタのJ2仕様になっていないところはさすがです。

前半12分の得点シーンは右サイド岡田が起点でした。高い位置からクロスを上げて中へ。ペナルティエリア前でなんとかつなぎ、最後に権東のクロスを相手GK佐藤がはじいたところを岡田が詰めてゴールを決めました。ゴール裏からはなにがなんだか入っちゃった。でも、うれしい。と、いった反応で誰が入れたかわからず。肝心の岡田コールがなかったことを報告しておきます。

これでゴール裏はヒートアップしますが、順調にコトが進むと思っていた人はほとんどいなかったでしょう。ゴールの4分後、こちらは相手サイドのおいしい位置でFKを得ました。権東のクロスがクリアーされたあとがいけません。ハーフウェイラインからこちらのペナルティエリアにかけてがら空きです。権東が前に行っていたのだから、田畑や池内や西嶋うち、最低でも誰か一人はすぐに戻れるようにしないと簡単に突破されます。こうなるとそこのけそこのけバレー様のバレーボール状態です。中央をドリブル突破されました。最後はクロスを中央で受け、ヘッドで決められました。こんなに簡単にど真ん中でプレーさせてしまっては、ハンデを与えたも同然です。でか、ウチはそんな余裕あるわけナイでしょ。

その後は良く言えば一進一退の戦いです。ちょこっと正確に言うと、相手のプレスが効いてきたのとこちらがミスからリズムを崩して攻め込めなくなりました。こちらの右サイドはサンドバッグ状態です。岡田は守備に戻らない。田畑が岡田を追う。西澤は簡単に抜かれる。ボランチの二人がいるべき場所は守備の時はがら空き。池内は必死に西澤をカバーする。現場では地獄絵をご覧頂けました。いつ逆転されてもおかしくない展開を無失点で終えたのは、素直に相手の拙攻に助けられたと言っちまいましょう。

後半に入ってからは少し流れが良くなりました。田畑が前半よりも下がり目の位置になり、岡田と西澤の中点に入っています。砂川もやっとゲームに参加出来るようになりました。おかげで相川の枠内シュートも生まれています。しかし、ハーフタイムのヤンツーのカミナリは忘れ去れれてしまったのでしょうか。それとも寒風に飛ばされたのでしょうか(風はたいしたことなかったが、日差しがなくなった)。すぐさま相手に主導権を奪われてしまいます。相手のCKで右へ左へと揺さぶられ、最後には見事なヘディングがゴール突き刺さりました。西嶋よ、よりによって。。。

逆転されてしまうと、この試合の流れ的に楽しみは選手交代だけになってしまいます。しかし最初に動いたのは逆転された7分後の後半26分。西澤に代わって加賀が入りましたが、正直言ってなんでこんな時間まで引っ張るの。3バックなら戦術的理由でDFの交代はありえません。しかし、見切りをつけるにしても遅い、遅すぎる。遠いサイドだったので加賀のプレーは良く見えませんでしたが、大きな破綻はなかったので普通くらいにはなったのでしょう。3分後には権東に代わって上里が出場。ゴール裏からは歓声が上がります。ボールを持つとヤンヤの大歓声です。さすが宮古島仕込のパスセンスたる所以を堪能させて頂きました。ごちそうさまです。でも、簡単にボールを取られないように気をつけてね。ナイショにしておくから(おい)。さらに後半34分には相川に代わって石井が入り、プロデビューを果たしましたが、誰の目にも敗北黙認宣言と映りました。

ところがどっこい。その2分後にCKを得て、右から上里が蹴りました。これを本日の戦犯の一人の田畑がアタマで見事に決めてくれました。思えばセットプレーから決められたことは幾度もあれど、ウチらが決めた記憶はあまりありません。気がつけばDF登録は全員オーバー180台になり、三原、権東、中山、清野もその一員です。これは迫力満点のパワープレイが増える前兆なのでしょうか。嗚呼、「ソダン大作戦」のフレーズがなつかしや。

今日の寸評(ひとこと)

いつもの1.5倍ほど多く毒をふりまいていきましたが、ベストメンバーが組めなかった中で同点に追いつけたことはとってもすんごいことではないでしょうか。相手も本調子ではなかったとはいえ、昨年最高2位まで登りつめたチームです。昨年は夏過ぎまでベストゲームだった開幕戦でしたが、今年はこの試合が最低ラインと言っても言い過ぎではありません。まだまだフルスロットルになっていません。とっても寒い甲府盆地でアイドリングをしてきました。

そんなわけで2005年シーズンが始まりました。更新のまったりさは相も変わらずになってしまいましたが、3シーズン目もどうかよろしくお願い申し上げます。

(8日 0:10)

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