当方発射準備に至らず、対岸は不発弾ばかり。。。
徳島ヴォルティス1-1コンサドーレ札幌
得点者
順位 | (第23節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 徳島ヴォルティス | 24 | 23 | 4 | 12 | 7 | 29 | 1.26 (5) | 35 | 1.52 (11) | -6 |
4 | コンサドーレ札幌 | 34 | 23 | 9 | 7 | 7 | 27 | 1.17 (8) | 25 | 1.09 (4) | 2 |
順位 | (第3クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
3 | 徳島ヴォルティス | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1.00 (3) | 1 | 1.00 (5) | 0 |
6 | コンサドーレ札幌 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1.00 (3) | 1 | 1.00 (5) | 0 |
まずお詫びと訂正から。前回の日誌でこのカードはJ-SPORTSで生中継と書きましたが、勘違いでした。録画です。31日(日)の23:00〜25:00と8/2(火)の14:00〜16:00に放送されます。放送を観て書きたかったところですが、次節横浜FC戦は8/2なので、時間的に断念させて頂きます。放送自体はDVDにて録画しますので、気づいた点があったら次号以降に記すつもりです。そんなわけで今回はいつものように手抜きになりますので、ご了承下さい。そんなん言い訳の口実じゃないかい、ボケ。と、ツッコミを入れましょう(自分で言ってどーすんの)。
中山 清野 (相川) (デルリス) 砂川 (田畑>ボランチへ) 上里 和波 金子 岡田 池内 曽田 加賀 林
注目の2トップは、中山と清野になりました。デルリス・相川、デルリス・中山、相川・中山のパターンを試しつつ、実は最も調子の良いFWは清野だったということを物語っています。清野は今季2度目のスタメンで、中山と組むのは初めてになります。この4人は全員出場しましたが、それは負けゲーム以外では通常ありえません。前半は中山めがけて長いボールを集めるだけの単調な攻めになり、ゲームの主導権は相手に完全に握られていました。肝心な中山が前半だけで交代させられたものだから、0-0で後半に臨められただけまだマシです。
こんな酷い展開を打開する方法は、試合巧者アントラーズに在籍していた池内が知っていたようです。後半8分にゴール正面30メートルで得たFKで、上里がセットしたボールを相手の壁が整わないうちに池内がシュートを放ちました。GKが上里に気を取られているうちに不意を突いた一点です。野球で言えば隠し球、相撲で言えば奇襲戦法が決まっただけであり、一瞬の
プレーよりも継続的流れの比重が高いサッカーにおいては、タナからボタモチな先制点だけで勝てる程甘くありません。これをきっかけにして砂川にボールが集まり始めて、満を持してデルリスを投入してきたところで追加点を奪えないようでは今後が思いやられます。シュートを20本も浴びたのに1失点だけで済んだのが不思議です。柳下監督曰く「勝ち点1を取れて十分というゲーム」
とはき捨てた意味がよ〜くわかってきます。
現在知る限り(まだJ-SPORTSは観ていません)での明るい材料は、デルリスの動き出しが良かったことでしょう。岡田・砂川・上里とボールの出しどころが多いので、時間をかけて連携を深めていけばいいでしょう。あれっ、和波は?と、思った方々もいることでしょうが、クロスでなくパスなら少々期待してもいいでしょう。今節、真夏の花火大会を期待したくなりましたが、濃霧警報が出され、25.4度の気温にもかかわらず湿度92%では、打ち上げそのものも期待できないんですかね。今節はあちらの約1/3のシュート7本でしたが、この数字でも効率よく勝てるような横綱相撲をめざしてほしいところです。気持ちを切り替えて次節8/2(火)横浜FC戦と、8/6(土)ザスパ戦に期待しましょう。
(31日 23:10)
寝技師
18日に第一報を聞きました。17試合1,332分に出場して8ゴールのホーリーホックのエースでイケメン外国人選手なんて、どう考えても獲得できるワケないだろーと思っていたのですが、無事に正式契約しました。今シーズンも昨年に続いて欲しがりません、勝つまではと思っていたのですが、勝つ時期になったと信じてイイんですよね?いまだに半信半疑でいます。記者会見を開いて、練習にも参加しているのでまちがいないです。
後半戦に向けての戦力補強や外国人選手の調査の話は報道されていたので、戦力補強自体は驚くべきことではありません。しかし今回はJ2でまだ昇格の可能性を残しているライバルチームからの引き抜きですよ。サカつくでないとありえないことを成し遂げてくれたものだから、目をつけた柳下監督も、獲得に動いた城福敬強化部長も大したものです。計3クラブからのオファーの争奪戦をよく勝ち抜きました。エスポルティヴォ ルケニョ(パラグアイ)から2006年1月1日までの期限付き移籍となりますが、優先交渉権を持っているので、来季以降に完全移籍の可能性もあります。ゴール裏的には、和波・金子・西嶋・上里らが先行しているギャル人気の動向も気になります(でも結婚していて子供もいます)。
これで、得点力不足と堀井が長期離脱中のFW陣へのテコ入れが叶いました。DFの裏に抜けていく動きに期待できます。中山との2トップが現実的ですが、相川や清野と組むのもよいでしょう(でも先発を保証されたわけではありません)。選手層が厚くなり単純に足し算になるのはまちがいありませんが、相川をトップ下に回せる利点もあります。砂川が累積警告で出場停止のときやコンディション不良などで欠場する時でも、大幅な戦力ダウンは避けられるでしょう。砂川・上里で成功したダブル司令塔のシステムがうまくいかないと、16日のサンガ戦の後半のようになります。
デルリス自身も移籍を決断した理由として「J1に上がるチャンスが高いチーム」と言っていて、周囲も3位に位置するため昇格を期待したくなりますが、私にかかれば8月が終わるまで待てと言います。その段階で3位との勝ち点差が大きくても7くらいならムチを打つペースを上げていいでしょう。しかし過去に後半戦が始まってから下降したチームをいくつも見ています。昨年ならヴァンフォーレ、03年ならウチらとモンテディオなど。たまたま第2クールはノーマークでいられただけなので、J2の試練はこれからが本番です。まずは30日(土)のヴォルティス戦に快勝することです。鳴門行きはあきらめましたので、J-SPORTSの生中継を見ます。8/2(火)はドームで横浜FC戦は注目度高いです。すでに前売りが1万2000枚になっています。キングカズの目の前で今季2戦2勝の相性通りの結果を目指しましょう。そして8/6(土)は群馬でザスパ戦ですね。3連勝できる相手にその通りの結果を出すのが第一関門です。
(24日 14:05)
昇格を語るには早すぎる
コンサドーレ札幌0-1京都パープルサンガ
得点者
順位 | (第22節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | コンサドーレ札幌 | 33 | 22 | 9 | 6 | 7 | 26 | 1.18 (8) | 24 | 1.09 (4) | 2 |
1 | 京都パープルサンガ | 54 | 22 | 17 | 3 | 2 | 40 | 1.82 (1) | 21 | 0.95 (1) | 19 |
順位 | (第2クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
2 | コンサドーレ札幌 | 22 | 11 | 7 | 1 | 3 | 17 | 1.55 (4) | 10 | 0.91 (1) | 7 |
1 | 京都パープルサンガ | 25 | 11 | 8 | 1 | 2 | 20 | 1.82 (2) | 14 | 1.27 (4) | 6 |
前節勝利を収めてなんと3位になりました。よく見ている新聞のサイトを見ると昇格圏突入とか第2クールでは首位とか書かれているようですが、私はシングル順位になることはあっても昇格は難しいという見方をしていました。今でもその考えは変わりません。すでにお気づきだと思いますが、J2上位に位置していても少なくとも今年いっぱいは「うかれるんじゃねぇぞー」といった基調で書いていきます(でもあま〜い部分も結構あるんですけど)。素朴な疑問ですが、Jリーグの公式サイトなどでJ2のクールごとの順位表って出ていましたっけ?新聞社などプロな方々がこの零細サイトを見ているとも思えませんが。どんな方でも構いませんので、お気軽に掲示板・ワタシ宛へのメールなどで「見てますよ〜」といったメッセージをいただけるとウレシイです。
中山 相川 (清野) 砂川 (三原) 上里 和波 金子 岡田 (西嶋) 西澤 曽田 加賀 林
さて、現実に戻ります。注目は控えメンバーです。こちらは西嶋・田畑・三原・清野のフィールドプレーヤーに対して、DF鈴木悟・MF星・MF中払・FWアレモンってなんですか。ベンチに星・中払・アレモンを置いとくなんてJ2では反則です。選手層の勝負になると完敗です。代わって先発した左MF六車、右MF加藤、主にスーパーサブで起用されているFW田原がゲームを作っていけるのですから、この位の域に達しないと昇格のことは語れません。夏の暑さや連戦にも対応できます。立ち上がりから田原の頭をねらうゲームを展開していきました。
前半も10分経つと、ウチラも攻撃のリズムを掴めてきました。両チームとも攻守の切替が早くテンポのよいゲームになりました。初めてサッカーを見る人にはオススメの内容です。和波がよくディフェンスし、加賀が前に出てボールを奪ったら素早く前に送り、岡田は臨機応変に左サイドまで出張していきます。そうなるとゲームの主導権は徐々にウチラに傾いてきます。前半20〜23分は怒涛の攻撃が続きました。まず20分の決定的チャンスでは中山がキーパーとの競り合いに打てず、こぼれ球を相川が打つもセーブされます。1分後には右サイドからドリブルで駆け上がってきた砂川のシュートをセーブされます。さらに1分後に和波から中山へと渡ったボールを上里がミドルシュート。上に外れましたが、コントロールミスだったように見えました。これに懲りずにその1分後に上里からのクロスを相川がヘッドで流し、中山がダイレクトボレーで狙いましたが上に外れていきました。ビッグチャンス4連発もあれば先取点は余裕だと思っていたのですが、これで決定力不足や得点力不足という使い古されたフレーズを思い出した人は少なくないでしょう。
悪い予感が現実になってしまったのが前半38分です。相川がドリブルで持ち込みミドルシュートを放つと、見事にバーに当たってしまいました。先月のヴォルティス戦の時にも触れましたが、クロスバー直撃のゲームはロクなことがありません。6試合勝ちがありません。4月の4連続引き分けと、6月の2連連続勝ちがなかったときです。今季、横浜FC戦とヴァンフォーレ戦という2大不得意を克服しましたが、東北・四国のチームと共にクロスバーという難敵に立ち向かわなければなりません。この1分後の上里のミドルシュートや、前半44分の砂川のCKからのボールを曽田がボレーで狙うもGK平井にセーブされたシーンがありましたが、先制点を奪えずに前半を終えました。
さて、問題の後半です。三原を投入してきましたが、代わって下がったのなんと砂川です。前半39分に一旦担架で運ばれた上里と代わるものだと思っていま。砂川は画面上で見る限りは決して動きが悪いわけではなく、ゲームの中ではちゃんと機能していたように思えたのですが、ヤンツー的には斬るべき項目があったようです。しかし、砂川=三原にはなりません。タイプが全然違います。オールラウンドにピッチ上を動き回れる砂川に対し、三原は左サイドに偏重し、しかも下がり目の位置になります。そうなると上里と動きがかぶり、しかも右サイドが数的不利になります。おかげでDFとボランチはパスの選択肢が減ってしまいます。開幕直後の2ボランチの頃に戻ったように、ボールの動きが悪くなりました。この選手交代を大失敗と言いたいところですが、砂川の代えは効かないことが証明されてしまいました。ただし、そろそろ上里中心の攻撃システムに完全移行していい時期なので、上里のプレーを殺さないパートナーを見つける意味での選手起用を考えるべきなのかもしれません。
しかしゲームの流れは徐々にサンガに傾いていきました。正確にはこちらのパス回しがなくなってきているだけです。中盤がうまく機能しないものだから、両サイドに回すようになると相手に読まれます。それがダメだとわかると、今度はDFからのロングボールに頼ることになります。しかしCBリカルドとボランチ米田を中心に攻撃の芽をつみ取られます。田原のボールさばきは早くなり、ポストプレーからチャンスを見出すように。右サイド加藤のスピードも活かされてきました。
こうなると相手はカードを切る度に調子が上向いてきます。中払は攻撃よりも守備面で貢献。後半28分には調子が上がってきた田原に代わってアレモンが入りました。向うは真打ち登場なのにこちらは後半25分に相川に代わって無得点の清野です。ただ、ボールに向かっていく動きは良くなっているので、ゴールを挙げれば復活するのではないかと思います。しかし今回も努力が報われませんでした。対してアレモンは元々先発出場していた選手らしく、早々にゴールマウスを脅かします。後半32分の失点シーンは、この日活躍した選手が勢ぞろいしました。リカルドからのロングパスを右サイドで加藤が受けました。西澤の寄せがとても甘いので簡単にクロスを出されました。中央に走りこんだアレモンに加賀と曽田の対応が間に合わずヘディングで決められました。相手から見れば横綱相撲として取るべくして取った先制点ですが、こちらは幾度もあったチャンスを決められずにミスでとどめを刺される典型的負けパターンです。
リードを許した以上選手達の意地を見たかったのですが、中盤が上がってこれません。やっとつながってこれからペナルティエリアに入ろうとしてもサポートがなく、うまく守られていました。ヤンツーが首をかしげるのも無理ありません。そこで後半40分に切ったカードが金子に代わって西嶋です。ボランチを省略して曽田大明神が前線へ降臨しました。ヤンツー初のソダン大作戦ですが、笛吹けど踊らずでした。もはやそんな過去のことを忘れてしまったのでしょうか。交代直後はボールが到達しません。そもそも明らかに勝利への執念を見せていたのは3トップになった曽田と中山と清野だけだったのではないでしょうか。他の選手からは突然の布陣・戦術変更に戸惑いを感じたのか疲労なのかそれとも単にフレームインしていなかっただけなのかわかりませんが、勝利への強い気持ちがあまり感じられなかったのが残念に思います。
第2クールの首位を守れなかったのは残念ですが、このクールで勝てなかったチームは東北・四国勢と首位だけなのは素晴らしいことです。3位につけているのは事実ですが、この順位から上がる可能性もあれば下がる可能性もあります。実際、03年は4位浮上で前半戦を終えたのに、最終順位は9位です。まだまだ入れ換え戦のことを考えるべきではありません。今節のようなゲームをまぐれで1回勝つだけでなく、幾度も勝てるようになれば考えてもいいでしょう。そうは言っても中断期間は気分よく過ごせるのが現実なので、しばしの休息を楽しみましょう。
(18日 12:25)
実は3位になっていた。アラびっくり。
サガン鳥栖0-1コンサドーレ札幌
得点者
順位 | (第21節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | サガン鳥栖 | 28 | 21 | 7 | 7 | 7 | 27 | 1.29 (5) | 24 | 1.14 (5) | 3 |
3 | コンサドーレ札幌 | 33 | 21 | 9 | 6 | 6 | 26 | 1.24 (6) | 23 | 1.10 (4) | 3 |
順位 | (第2クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
7 | サガン鳥栖 | 12 | 10 | 3 | 3 | 4 | 15 | 1.50 (5) | 13 | 1.30 (6) | 2 |
1 | コンサドーレ札幌 | 22 | 10 | 7 | 1 | 2 | 17 | 1.70 (3) | 9 | 0.90 (1) | 8 |
中山 相川 (清野) 砂川 上里 (三原) 和波 金子 岡田 (田畑) 池内 曽田 西澤 林
今年初のナイターです。しかも平日開催です。前節から中3日、次節とは中2日の日程になります。選手のスケジュールはもちろん、私のスケジュールもタイトになっているので、要点だけ簡単に見ていきます。
開始早々の前半3分に上里のCKから池内がヘッドで先制しました。開始直後からこちらが押していて、ワンチャンスをモノにしています。相手のゲームの入り方のまずさにつけこんでの得点で、しかも相手がGKシュナイダー潤之介を出場停止で欠いていたことも幸いだったのかもしれません。
ただしその後は凡ミスの繰り返し。前半35分に上里が退いて三原が投入されました。負傷退場なのか相当出来が悪かったのかオフィシャルの速報だけではわからなかったのですが、悪い流れを変えるためだったようです。その上里の出来はほとんど報じられていないのでわかりませんが、そろそろ相手に研究されたり疲れが出てきているのはないでしょうか。プロである以上必ず通る道なので、壁を乗り越えられるのか注目しておきましょう。この交代の直後の前半39分に相手もDF奈良崎からDF八田に交代して3-5-2にシステム変更を図っているので、お互いに早い時間から手を尽くそうとしていました。おかげで見かけ上では、上里の交代は上里自身の評価を下げることにはなっていません。
その策が当ったらしく、こちらは攻撃の芽が摘み取られました。特に後半は攻められっぱなしです。こちらのシュートはやっと2本なのに相手は7本でした。林と3バックで集中を切らさず相手の猛攻を押さえ込みました。こんな展開ができるなんてたいしたものです。4試合ぶりの無失点に抑えました。次節、池内の出場停止は痛いですが、加賀と攻撃陣の奮起に期待しましょう。
第2クールに入って良いゲームはないかもしれません。しかし、東北と四国のチームを除いてすべて白星を挙げているのですよ。これで自信を持たずにいつ自身を持つのでしょうか。今節の勝利でなんと第2クール首位になりました。報道では昇格圏内の3位になったことを大きく報じていますが、最終順位が肝心なので心の片隅にしまっておきます。
(14日 23:05)
夢のようですが、夢ではありません(笑)。
コンサドーレ札幌3-1ヴァンフォーレ甲府
得点者
順位 | (第20節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | コンサドーレ札幌 | 30 | 20 | 8 | 6 | 6 | 25 | 1.25 (6) | 23 | 1.15 (4) | 2 |
2 | ヴァンフォーレ甲府 | 30 | 20 | 8 | 6 | 6 | 38 | 1.90 (1) | 30 | 1.50 (11) | 8 |
順位 | (第2クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
2 | コンサドーレ札幌 | 19 | 9 | 6 | 1 | 2 | 16 | 1.78 (3) | 9 | 1.00 (2) | 7 |
4 | ヴァンフォーレ甲府 | 12 | 9 | 3 | 3 | 3 | 18 | 2.00 (1) | 15 | 1.67 (10) | 3 |
待望のオフィシャルパートナーが決まりました。株式会社ハウスメイトパートナーズと締結しました。期間は来季までで広告料は推定6000万円とのこと。財政問題のドン底を脱したのではないでしょうか。今節より看板が掲示され、8月下旬には練習着に「ハウスメイト」のロゴが入る見込です。オフィシャルのニュースリリースに社長のコメントが出ていましたが泣けてきますネ。何せ道内にはまだ店舗がありません。その上「関東などで試合がある時は、社員を引き連れ、応援にいきたい」ですよ。すでにアゥェーゴール裏で道産子以外の方々の生息を確認していますが、企業単位でアゥェーからのサポートなんて普通なら考えられません。これで生観戦の楽しみが一つ増えました。でも、クラブの収入に直結してこないことはナイショです。今回の意外な方面からの獲得には水沢佳寿子取締役が“アシスト”しました。約一年前に井関社長と経営者の勉強会で知り合ったことなどがきっかけでした。人脈はあらゆる方面から作っておくべきですな。
中山 相川 (清野) 砂川 (三原) 上里 和波 金子 岡田 池内 曽田 西澤 (加賀) 林
アゥェー側からホーム側へ風速5メートルの中、風上に立ったヴァンフォーレが立ち上がりからサイドを使って攻撃を仕掛けてきます。追い風を利用してボールを奪ってから素早く裏への攻撃が徹底されていました。こちらのゲームの入り方は悪くありませんでしたが、03・04年に1勝もできていない対戦成績や、03年4月に生観戦した時の運動量の多さやスピードに衝撃を覚えた私としては、とりわけ驚くべきことではありませんでした。9分に長谷川のシュートがわずか右に外れた時から、徐々に危ない場面を作られていきます。岡田の右サイドは面白いように何度も突破され、今節から復帰した和波の左サイドから攻撃を仕掛ける場面がありません。反撃に転じても2トップにボールが到達するまでに相手に跳ね返されてしまいます。こんな展開だと相手の執拗な攻撃にこちらがどれだけ耐えられるかガマン比べになります。11分に長谷川から決定的なラストパスをバレーが空振りした場面は、曽田のマークの甘さによるものでした。13分のバレーのヘッドは曽田がきっちりクリアしていましたが、数打てばゴールに入る的な攻撃では、失点は時間の問題でした。18分の失点シーンは、中盤から藤田が長谷川にロングパスを送りました。曽田が抜かれて、シュートを林がはじいたところに、こぼれ球をバレーに押し込まれました。ゲーム全体の流れとしては情状酌量の余地がある失点です。一枚上手だとしておきましょう。
この後も相手がずっとゲームを支配し続けていきます。前線からのプレスと中盤でボランチの藤田の献身的な動きやカットで攻め込めません。コーナーキックを得てもバレーに守られてしまいます。これが現在2位のサッカーだと言わんばかりのゲームを展開していきました。ようやく攻勢に転じられたのは前半30分の砂川が裏を使って抜けていくあたりからで、左サイドからの攻撃ができるようになってリズムをつかめました。そこまで耐えていたから反撃の糸口があったのでしょうね。前半25分に倉貫のミドルシュートがクロスバーに当たりかろうじてゴールラインを割りませんでしたが、ゴールインになっていたらわかりません。その延長線上に前半43分のプレーがあったのでしょう。池内が藤田に倒されましたが、2枚目のイエローカードになることを予測して誘い込みましたね。ヴァンフォーレにとってこのゲームメーカーの退場はタダの退場と訳がちがいます。最大の功労者を失いました。
これを受けて後半は風上になることもあり優勢になりました。立ち上がりから左だけでなく右サイドも有効に使えて攻めに行けます。そうなるとこれまた得点は時間の問題です。後半4分に岡田の中への攻めからCKを得て、左側で上里のボールを受けた池内が決めてくれました。難敵相手にこれだけでも大喜びですが、その後は波状攻撃を仕掛けます。さすがに後半10分に長谷川に代わって奈須が投入されてボランチでプレーしたところで小休止になりましたが、相手の長所がさらに消えました。正直言ってバレーだけ気をつければいい状態です。前半ほとんど仕事のできなかった金子や砂川が積極的に攻撃に絡んできました。最後の決めのところが甘くてフォワードの力不足を感じましたが、今日はセットプレーの日なんですね。後半25分に砂川のFKをゴール前中央の混戦の中で受けた池内が決めて逆転。あとはフォワードの得点が欲しかったところで、上里のFKから相川がヘッドでゴールを決めました。嬉しいというよりは信じられないというのが正直なところです。
2000年9月以来、降格後は初めてヴァンフォーレに勝利できました。しかも3節ザスパ戦に次ぐ2試合目の逆転勝利です。得点はすべてセットプレーで流れの中からの得点がないと不満を嘆く方もいるかと思いますが、今回はどんなパターンでもいいです。前半の展開から0-4で完敗になっていても不思議ではなかったのですよ。それを数的有利があったにせよ逆転勝ちを収められたのですから、嬉しさを通り越していまだにオドロキです。でも、前回の日誌の最後で残り3試合を負けなしで乗り切ることも難しくありません、と言ってしまいましたが、まだ可能性が残っています。次節サガン戦は13日水曜日です。鳥栖スタジアムに行かれる方々よろしくお願いします。
(10日 21:52)
そんなにあまくない。
コンサドーレ札幌0-2モンテディオ山形
得点者
順位 | (第19節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | コンサドーレ札幌 | 27 | 19 | 7 | 6 | 6 | 22 | 1.16 (7) | 22 | 1.16 (5) | 0 |
3 | モンテディオ山形 | 29 | 19 | 7 | 8 | 4 | 24 | 1.26 (5) | 16 | 0.84 (1) | 8 |
順位 | (第2クール) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||
2 | コンサドーレ札幌 | 16 | 8 | 5 | 1 | 2 | 13 | 1.63 (3) | 8 | 1.00 (2) | 5 |
6 | モンテディオ山形 | 10 | 8 | 2 | 4 | 2 | 8 | 1.00 (7) | 9 | 1.13 (4) | -1 |
中山 相川 砂川 上里 (清野) 西嶋 田畑 岡田 (三原) (徐) 池内 曽田 西澤 林
気がついたら前節終了時点で5位です。アゥェー2連戦を連勝で乗り切ったことが大きいですが、相手の出場停止や絶不調に助けられたものであって、決して実力を反映できたとは言えません。今節は加賀が累積警告で出場停止。しかも東北のチーム相手にはここまで全敗なので、この対戦で本当の実力が測れるのではないかと思われます。
昨年は4戦全敗、第1クールもいいところなく完敗した相手に先制点を奪えるかは重要です。こちらは砂川・上里のダブル司令塔、相手は佐々木の右サイドと攻撃の軸が明確でどちらが持ち味を出せるかで勝負の行方は見えてきます。立ち上がり1分に右サイドからFKを得て相手ゴールを脅かしますが、その後はしばらく相手のペースです。西嶋が何度も相手の突破を許しています。無失点に抑えつづけていたのは池内や曽田や田畑の粘り強いプレーのおかげです。左が防戦一方ならば右サイドで反撃を狙いたいところですが、数少ないセカンドボールの機会も相手に拾われてしまいます。前半18分に右サイドからの攻撃から上里がヘッドで狙ったシーンが前半唯一のシュートではどうにもなりません。もっとも相手にしてみりゃダブル司令塔、特に上里に仕事をさせなければ好機をほとんど潰せるので、前半を0-0で終えれば自分達のものにできるという自信が垣間見えました。
相手のパス回しに主導権を取られる傾向は後半に入ってからより強くなります。なかなかボールを奪えない。攻撃に転じられないなりに後半4分の砂川のミドルシュートで局面を打開しようと試みます。CKでチャンスを掴みましたが、相手の守りにはね返されました。そうなると似たようなパターンで相手がチャンスを掴むものです。後半8分、本橋の右サイドからのCKをクリアしたところまではいいのですが、そのこぼれ球をつながれ、ボールは逆サイドへ。西嶋が内側につり出されていたところに、佐々木へのグランダーのパスが簡単に通ってしまいました。クロスが中央で走りこんでいた内山に通り先制されてしまいます。ゴール前に人数がいたのにダイレクトなボレーシュートを簡単に決められてしまいました。その前の対西嶋のプレーでほぼ勝負あったところでしょうか。
得点の気配が見えたのは、後半14分に西嶋に代わって三原が入ってからでした。それまで両サイドを生かした攻撃がほぼ皆無でしたが、ようやくサイドチェンジを使って攻撃の起点ができました。前述のように上里がほとんど仕事をさせてもらえない展開なので、ここは4月頃に戻ってサイドを使うことも必要です。三原自体は調子よくチャンスを作り出していたものの、もはやサイド攻撃を忘れたのでしょうか。中央でのサポートがなかったことが惜しまれます。
チャンスを逃したあとにはピンチありという格言はありませんが、よくあるパターンです。後半31分にレオナルドからの浮き球を池内と曽田がマークしきれずに根本が受け、そのままループシュートを決められてしまいました。2人いるところを個人技で突破されたわけではありません。守備も個人技だのみで、組織的な決め事の詰めの甘さを露呈しました。
もっとも一人で2点ビハインドをひっくり返せるだけの力量を持つ選手がいるなら組織的な守備・攻撃を心配する必要はありません。誰が出ても遜色ない3バックや上里の成長を見ると個々のレベルアップは達成できつつありますが、攻撃で誰かが仕事をさせてもらえなかったとき、あるいはサイドの攻防のときのフォローなどチーム全体で行う作業についてはまだまだこれからです。それができるなら昇格の期待を抱いていいですが、現状ではまだまだです。その点に気づいてくれるなら、今節の敗戦は決して無駄にならないでしょう。
第2クールも残り3試合。ヴァンフォーレ、サガン、パープルサンガと上位との対戦が続きます。負けなしで乗り切ることも難しくありません。ひとクセもふたクセもあるチームを相手に、チームとしての成長を期待しましょう。
(4日 23:40)