順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004年 J1年間順位 | 16 | 25 | 30 | 5 | 10 | 15 | 29 | 0.97 (16) | 49 | 1.63 (11) | -20 |
2004年 J1 第1ステージ | 15 | 12 | 15 | 3 | 3 | 9 | 14 | 0.93 (16) | 22 | 1.47 (6) | -8 |
2004年 J1 第2ステージ | 15 | 13 | 15 | 2 | 7 | 6 | 15 | 1.00 (15) | 27 | 1.80 (11) | -12 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
C | C+ | C | C | C | C | C |
随分と選手を入れ換えてきましたね。下平、渡辺、加藤といったあと一歩でステージ制覇に届くところまでたどり着いたメンバーが去り、過去の遺産はGK南、DF薩川、MF明神、MF大野くらいのもの。outは10人もいるのにinが7人しかいないのは単純に収支バランスは赤字であり、強化をあきらめているのではないかとつっこみたくなる。もっとも昨年のFW山下が大ハズレで、移籍獲得した成功例が西野政権下の薩川とコリアントリオ(ホン・ミョンボ、ファン・ソンフォン、ユ・サンチョル)以外ほぼ皆無なことを思い出すと、獲得下手なのは今に始まったことではないが。
名前だけで見るとレアル・マドリードに捕られそうになったクレーベルや右SBの波戸、故障明けのリカルジーニョや玉田など、レギュラークラスの駒は決して悪くない。最大の問題は監督である。ただ、今期はシーズン当初から指揮を執れるだけに攻撃の形がつくれないとか個人の能力を組織的にできないといった言い訳は許されない。取り得は入れ換え戦で見せたような勝負強さだけじゃないかと本気で思ってしまうが、その点だけで自動降格のラインよりは上に行けるのではないかという読みである。
順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004年 J1年間順位 | 14 | 29 | 30 | 7 | 8 | 15 | 37 | 1.23 (13) | 53 | 1.77 (12) | -16 |
2004年 J1 第1ステージ | 11 | 16 | 15 | 3 | 7 | 5 | 20 | 1.33 (10) | 27 | 1.80 (14) | -7 |
2004年 J1 第2ステージ | 14 | 13 | 15 | 4 | 1 | 10 | 17 | 1.13 (14) | 26 | 1.73 (10) | -9 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
C | C | C | C | ? | C | C- |
アルディレス−ペリマン路線の終焉後毎年のように新生を掲げているが、有力OBとはいえ初采配の長谷川監督で大丈夫なのだろうか。反町監督や柱谷監督(もちろんおにいちゃんです)のように、J2の中堅チームから監督業を始めて時間をかけてチームを育て上げていくなら成功を収めやすい。しかし今回は昨季降格争い寸前のチームを3年契約で立て直していくことになる。手腕未知数の監督がJ1残留とチーム基盤づくりの二兎を追うという期待をかけるのは考えが甘い。
システムは慣れ親しんだ3-5-2から4-4-2に変更し、移籍の左SB山西、右MF佐藤を生かしサイド攻撃を活性化させようとしている。しかしこれ以外に有効な攻撃パターンが見当たらない。サイドを封じ込まれたら、あとはチョ・ジェジンとチェ・テウクの個人技に頼るしかない。J2ならこれだけの武器で十分通用するが、J1のレベルではすぐに研究されてしまう。個々のタレントは斉藤・森岡・市川・伊東・沢登・北嶋と日本代表経験者が揃うが生かすも殺すも監督の力量次第であり、それについては守備面での明るい話題が聞こえてこないだけに不安を感じずにはいられない。
順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
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2004年 J1年間順位 | 13 | 30 | 30 | 8 | 6 | 16 | 35 | 1.17 (15) | 56 | 1.87 (14) | -21 |
2004年 J1 第1ステージ | 10 | 17 | 15 | 5 | 2 | 8 | 21 | 1.40 (7) | 27 | 1.80 (14) | -6 |
2004年 J1 第2ステージ | 16 | 13 | 15 | 3 | 4 | 8 | 14 | 0.93 (16) | 29 | 1.93 (13) | -15 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
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C | D | C | D | ? | C | D |
初采配のファンボ・カン新監督の就任、補強戦線の不調と昨季2nd最下位に落ちたチームから上積みがないだけでなく、むしろ不安要素を抱えている。とりわけ小林監督時代の遺産を食いつぶした守備陣は深刻で、パトリックの強さに頼りっきり。左に有村・上本、右に三木が守る予定だが、正直言って選手層が薄い。大卒ルーキーの深谷をあてにするようでは心もとない。
これに対して前監督の攻撃サッカーを継承するだけあって、攻撃陣はそこそこタレントを有している。左サイドの根本、昨季唯一の頼みのマグノ・アウベス、高松、吉田、阿部。監督の目指すサッカーを具現化できるだけの人材はある。しかしそれ以前に失点を繰り返すようでは攻撃陣が揃っていても追いつかないのではないか。1〜2点取る力はあるが、2〜3点を取り返す力があるかと言うと甚だ疑問だ。加えてオランダ人ベルガー前監督の3-4-3システムも継承する。トライアングルの数が多く、その上両サイドから迫力のある攻撃を仕掛けられるメリットはあるが、チーム生え抜きとはいえ監督未経験のファンボ・カン監督が生かせられるかは不安だ。J1でこのシステムの成功例はサンガ時代のエンゲルス監督くらいのもの。そのときは両サイドに強力なアタッカーと安定したDFラインがあった。現時点では観客動員でがんばっている大分ビッグアイで残虐ショーにならないことを祈りたいが、今季もリーグ最下位の運営資金ではシーズン中の補強も厳しいのではないか。