順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004年 J1年間順位 | 2 | 59 | 30 | 17 | 8 | 5 | 47 | 1.57 (7) | 30 | 1.00 (1) | 17 |
2004年 J1 第1ステージ | 1 | 36 | 15 | 11 | 3 | 1 | 26 | 1.73 (5) | 13 | 0.87 (1) | 13 |
2004年 J1 第2ステージ | 6 | 23 | 15 | 6 | 5 | 4 | 21 | 1.40 (11) | 17 | 1.13 (2) | 4 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | A | B | A | A | C | A |
久保、アン・ジョンファンら故障者を多く抱えているが、決して大きなマイナスにならない。選手層的に他チームでは充分にレギュラークラスの大島、塩川、熊林を攻撃陣に加え、坂田を含めて攻撃の控え陣は一層厚くなった。それだけなら単なる足し算に過ぎないが、1シーズン制34試合の長丁場になり総合的な戦い方を要求されることを念頭に置くと、FW陣に故障者を多く抱えていても1-0で勝ち点3、あるいはスコアレスドローで勝ち点1を着実に取って最悪五分の戦いができれば充分と考えられる。幸い守備陣中核の中澤、松田が健在。河合、栗原、ボランチと兼任できる中西、那須もおり、得点力が低下しても守備力でカバーできるだけの陣容は揃っている。勝ち点3を取りこぼすことは少ないだろう。
アジアチャンピオンズリーグ(ACL)制覇も視野に入れており、少なくともグループリーグが終わる5月下旬までは我慢の戦いを強いられる。その頃にはレッズから引き抜いた山瀬功治が戦列復帰しているだろう。その頃に一気にスパートをかけて主導権を握りたい。それができるだけのチーム体制は充分に整っている。岡田体制も3年目になり、戦い方に迷いはない。
順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
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2004年 J1年間順位 | 5 | 48 | 30 | 14 | 6 | 10 | 54 | 1.80 (4) | 44 | 1.47 (7) | 10 |
2004年 J1 第1ステージ | 2 | 34 | 15 | 11 | 1 | 3 | 31 | 2.07 (1) | 16 | 1.07 (3) | 15 |
2004年 J1 第2ステージ | 13 | 14 | 15 | 3 | 5 | 7 | 23 | 1.53 (8) | 28 | 1.87 (12) | -5 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | A | B | A | B | B | A |
大型補強と言われるが、むしろ見事な補強と言いたい。川口能活は手の骨折で出遅れるものの、昨年2ndで負傷した佐藤洋平からゴールマウスを奪い、ジェフからは村井、茶野、チェ・ヨンス(昨年はサンガに期限付き移籍)を強奪した。昨季上位チームの戦力の弱体化にも成功。世界に通じるクラブを目指し3ヶ年計画の初年度を圧倒しようかという勢いである。
ただ、昨年2ndや天皇杯で見せた戦い方の不安定ぶりや、山本監督がどんなチーム作りをしていきたいのか不明瞭な点で不安要素がある。チェ・ヨンスや中山、グラウの個人能力のおかげで得点能力が低下することはないが、N-BOXを標榜した頃のようにチーム全体で押し寄せる攻撃が影を潜めつつある。加えて山本監督自身もJでの采配は就任したても同然であり、ここ数年世代交代が叫ばれていた中でリーグ王座奪回や世界クラブ選手権出場といった二兎ならぬ三兎を追うのは厳しいのではないか。F・マリノスとの差はほとんどないが、懸念材料が大きい分下の予想になった。
順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
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2004年 J1年間順位 | 1 | 62 | 30 | 19 | 5 | 6 | 70 | 2.33 (1) | 39 | 1.30 (3) | 31 |
2004年 J1 第1ステージ | 3 | 25 | 15 | 7 | 4 | 4 | 30 | 2.00 (3) | 24 | 1.60 (11) | 6 |
2004年 J1 第2ステージ | 1 | 37 | 15 | 12 | 1 | 2 | 40 | 2.67 (1) | 15 | 1.00 (1) | 25 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
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A | A | B | B | B | C | B |
昨年は年間成績で勝ち点70で1位。優勝候補の筆頭に挙げる方も多いかと思われるが、ステージ制覇とナビスコ杯優勝を一回ずつしか達成していないことを忘れてはならない。過去に常勝チームを目指して敗れ去っているエスパルス、レイソル、グランパスの例を思い起こせば今季は挑戦権を獲得しただけに過ぎない。開幕ゲームで鈴木の挑発に乗ってしまったアルパイのように、ゲームの進め方にはまだ稚拙さがある。そこがアントラーズ、ジュビロ、F・マリノスといった王者と言われるチームとの差である。
今季の補強は坪井の復帰で実質終わったように、現有戦力で充分に優勝を狙える力はある。山瀬の移籍については優勝した2ndを実質抜きで戦っており、長谷部の成長や山田の配転で対応できる。ただ、上位に予想したチームは昨年よりも大幅にレベルアップを果たしており、相対的な上積みの少なさが3位に甘んずる予想になった。しかし3チームの決定的な差はなく、冒頭の懸念にしても主に選手の平均年齢の若さに拠るもので、勝てば勝つにつれて強さを発揮できるだけのポテンシャルを秘めている。
昨年の売上げは54億円で世界クラブ50傑入りし、親会社の三菱自動車との損失補てん契約を解除。名実共に日本のビッグクラブに仲間入りできるか、真価を問われる一年になる。