2003 J2チーム短評(5)


Jリーグ予想&分析は開幕前に予想を立てて、終了後に結果と検証を述べていく予定です。
いよいよ次節で第一クール(一回り目)が終了します。徐々にチーム間の勢力図が見えてきました。

なんせJ2は1シーズン制44試合の長丁場。よって、このコーナーに思ったことをメモ帳代わりに記していきます。
(でないとあとで分析しようと思っても忘れそうなので。。。)
私なりにわかる範囲で書いていきます。
日付ごとに書いていきますが、なかなか情報が入手できないため、
おやすみになる節が出てくる・一回も取り上げないチームが出てくる可能性がある
ことをお許しいただきたい。
私と違った意見をお持ちの方、詳しい方、実際に観戦された方、補足・蛇足・追加・異論・反論・オブジョクション大歓迎です。
掲示板でもメールでも一行程度でも構いませんので、お寄せ下さい。
このコーナーでも取り上げていきたいと思います。

6〜7月分はこちらのページに移動しました。

(注)第一クール終了時点(2003/05/10)での各チームの寸評は、2003年J2予想&分析(第1次)にあります。
   第二クール終了時点(2003/07/06)での各チームの寸評は、2003年J2予想&分析(第2次)にあります。

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2003/09/27(土) 第35節

湘南ベルマーレ   36試合9勝19敗8分勝点35(10位)
26得点(0.72)44失点(1.22)得失点差−18

9月に入ってから5連敗だったが、このコンサドーレ戦で連敗ストップ。
連敗中はアルビレックス戦で1得点挙げただけだが、今節は8/30サガン戦以来の2ゴール。
守備は酷くなく、連敗中でもアビスパ戦の3失点がワースト。2得点挙げれば勝てる可能性が高くなる。
なんと言ってもDFパラシオスがこのチームの生命線だ。高さがあって、しかもしつこいディフェンスをしてくる。
もっとも、チーム状態最悪のコンサドーレ相手だっただけに、勝てる時にキッチリ勝ち点3を得たのは大きい。
次節は横浜FC(勝ち点32)との10・11位直接対決だ。勝機は十分あると見た。

× サガン鳥栖   36試合3勝25敗8分勝点17(12位)
34得点(0.94)74失点(2.06)得失点差−40

怒涛の8連敗中!勝利は6/8の横浜FC戦までさかのぼる。
そもそも勝ち数がたったの三つですかー(ここはきっちりとコンサドーレ(4/29)も貢献しています)。
しかもすべて鳥栖スタジアムです(のこる一つは5/25アルディージャ戦)。

アレコレ考えても仕方ないので、ここは勝利の法則&得点の法則&無失点の法則をさぐってみようではないですか。

8月以降で見てみると、DF宮川とFWジェフェルソンしか得点を挙げていない。
ただ、9/23フロンターレ戦で宮川が、今節アルビレックス戦でジェフェルソンがそれぞれ1ゴールずつ記録しているので、
さほど悲観しなくてもいいのかも。

守備を見ると、無失点試合はたったの4試合(ここでもコンサドーレ(4/29:1-0)が貢献しています)で、
7/2ベルマーレ戦までさかのぼらないといけない。GKの内訳は藤川2試合、高橋ノリヲー1試合、シュナイダー潤之助1試合。
ただ、9/23フロンターレ戦で7失点をノリヲーが喫して、今節はシュナイダーがゴールマウスを守った。しかも神がかったセーブを見せていた。
ゲンかつぎとはあまり関係なさそうだけど、ころころ代えずにこのままシュナイダーでもいいのではないか。

次節ホーリーホック戦はホームだが佐賀県総合運動場陸上競技場。
今シーズン勝利を挙げた鳥栖スタジアムはのこり4試合。
 10/19 横浜FC
 10/26 ベルマーレ
 11/9  アルディージャ
 11/23 ヴァンフォーレ

ここで勝って、自治体・市民に認めさせないと。。。(参考記事

水戸ホーリーホック   36試合13勝14敗9分勝点48(7位)
33得点(0.92)34失点(0.94)得失点差−1

二試合連続0-1敗戦のあと、二試合連続1-0での勝利。
8/30のサンフレッチェ戦(1-1)以降、勝っても負けてもスコアは0か1だ。
失点数の少なさはアルビレックスサンフレッチェに次ぐ少なさを誇る(両チームとも29失点)。
それでも得失点差がマイナスになるところに特徴が現れているが、点取り屋がいれば。。。と、つくづく感じてしまう。
ただ、後半30分以降の得点が10得点もある。
まさに水戸納豆の如く、ねばり強く守っていけば1-0で勝てるということだ。
9月はサガン(9/3、1-0)、ベルマーレ(9/23、1-0)、今節モンテディオ戦と月間勝ち越し。
次節及び次々節横浜FC戦で4連勝を狙える。

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2003/09/20(土)第34節

× 横浜FC   34試合7勝16敗11分勝点32(11位)
36得点(1.06)67失点(1.97)得失点差-31

それにしても警告・退場が多い。強豪チーム相手とはいえ、ムダな退場が目につく。
前節アルビレックス戦(主審:吉田)では、終了間際には1対1の場面で、GK菅野が得点機会阻止で退場。
1-7で大勢がほとんど決まっていたのに。。。
GK吉田を立てた今節サンフレッチェ戦(主審:牧野)でも、MF臼井が前半11分で、得点機会阻止で一発退場。
防戦一方で守備も攻撃も形を作れない。シュートはたったの4本。逆にゴールキックは20本だ。
前半26分FW城・MF内田、後半34分FW大久保、と、イエローを積み重ねていった。
きわめつけは後半40分でDFマシューが異議(イエロー)と侮辱(一発レッド)により退場。
これじゃサッカーになりません。せめて、警告・退場を食らわないようにしようよ。いくらJ2の審判レベルを考慮してもヒドイ。
それからGK・DFの強化ではないか。それまで、藤原紀香が見捨てずにいてくれるのだろうか。

モンテディオ山形   34試合12勝14敗8分勝点44(8位)
40得点(1.18)41失点(1.21)得失点差-1

柱谷監督復帰後(7/30)ようやく2勝目。10試合で2勝7敗1分。4位まで駆け上がっていていたのにこの順位ですか。。。
この間7得点14失点。しかも勝った2ゲームはどちらも1-0だ。このスコアでないと勝てないのか?
FW松田、サイドDFの太田・井上の負傷長期欠場、FWアレッシャンドレの退団(8/8退団)が痛い。なんだかもっと北のチームに似てますなぁ。
あれほどサポーターに慰留された柱谷監督に解任要求の声が出てこないことを祈りたいが。。。

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2003/09/06(土)第32節

× 川崎フロンターレ   32試合15勝6敗11分勝点56(3位)
57得点(1.78)35失点(1.09)得失点差22

な、なんと、この大事な時期に及んで今季初の連敗
9/3は今年2敗のアルビレックス戦に完敗。
ホベルチの初ゴールはあったが、前半27分までに3点献上するところに、守備陣の不安が拭えなかった。
6日はそのショックを引きずったのかわからないが、後半36分にバレーの一撃で撃沈。
ホベルチは後半24分に我那覇に交代している。
チーム全体でシュート数24本はすごいが、無得点に終わったということはFWに問題があるのではなかろうか。
サンフレッチェとの勝ち点差4は案外重いかもしれない。

大宮アルディージャ   32試合13勝12敗7分勝点46(5位)
38得点(1.19)47失点(1.47)得失点差-9

ここ3試合で2勝0敗1分け。4得点0失点。
第2クールは一時期守備が崩壊して得失点差がマイナスになる原因になったのだが、今やDFラインはトニーニョ・奥野の両CBを中心に磐石だ。
一方的に攻め込まれてGK川島が何度も1対1のピンチをしのぎ、オフサイドトラップを6度も取れれば、82分で奇跡が起こる可能性は高くなる。
この守備力は今後も要注意だ。
村田は右SBで攻守にムラムラとした活躍を見せている。
それにしてもFWバレー(190センチ)・DFトニーニョ(186センチ)はデカイ。特にバレーのヘッドには要注意
やさしそうな顔なのにガタイが良く、プレーぶりはウエスタンラリアートされそうでコワイ顔のやさしいスタン・ハンセンだ。
場外乱闘に持ち込まないよう相手DFは注意が必要。

× ヴァンフォーレ甲府   32試合13勝10敗9分勝点48(4位)
41得点(1.28)36失点(1.13)得失点差+5

あまり気づいていないようだが、今節を含めてここ10試合でたったの2敗
特にホーム小瀬では、6/18アルディージャ戦で負けたのが最後。甲府盆地はまだまだ暑いな〜。9/7でも31度ですよ。
得点シーンが後半に多いのも鍛えている証拠なのだろうか。
ただ、2試合連続で無得点に終わっている。三ツ沢−松本−大宮−広島と遠征続きで疲れが出ているのだろうか。
どちらも守備が堅いチームなだけに、戦いづらいのだろうか。今節はシュート数6本で攻め込めていない。
それとも8/31にジョルジーニョが治療・リハビリ帰国の影響があるのだろうか。
次節は大好きな小瀬でベルマーレ戦。失点は8/3フロンターレ戦での4失点を除けばすべて2失点止まりで、よく徹底されている。
広告料収入など1億3000万円・クラブサポーター会員6500人が目標達成し、ホーム試合の平均観客動員数4800人も、
今季16試合で5366人と目標を大幅に上回っている。
平成の川中島合戦に勝利(8/30アルビレックス戦)し景気のいい話が続くが、今度は攻撃陣が風林火山大噴火する出番だろう。

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2003/08/23(土)第29節

アルビレックス新潟   29試合18勝5敗6分勝点60(1位)
49得点(1.69)20失点(0.69)得失点差29

得点源FWマルクスが出場停止で上野の1トップにもかかわらず、ファビーニョの2得点と、山口の得点で快勝。
相手の調子がイマイチだったとはいえ、MF宮沢、MF深沢を含めて、前半から相手ペナルティエリアに入っていく機会があり圧倒。
オウンゴールで1点を失ったあと、すっかり馴染んでいる山口素弘が突き放すあたりに、勢いを感じる。
これで14試合連続負けなし。サンガよりMF熱田の期限付き移籍が決まり、選手層の補充も怠りない。

× サンフレッチェ広島   29試合15勝6敗8分勝点53(3位)
45得点(1.55)27失点(0.93)得失点差18

持ち前だったはずの守備力が落ちている。8月はこれで4試合で7失点
8/16は横浜FC戦に無失点で勝ったが、MF駒野が全治10ヶ月の重傷 では喜べない。
最終ラインを上げているのにマンマークがゆるゆるでは、簡単に相手に裏を取られてしまう。
実質DFで起用されてきただけに、影響ははかりきれない。
FWマルセロの奮闘、MF真中の加入で攻撃力は取り戻しつつあるが、春先の力強さは戻ってくるのだろうか。
フロンターレと得失点差をめぐる攻防はまだまだ続きそうだ。

アビスパ福岡   29試合10勝13敗6分勝点36(9位)
41得点(1.41)48失点(1.66)得失点差-7

これで5連勝。ベンチーニョが4試合連続ゴールで止まったと思いきや、カウンターからFW福嶋が2得点を決めた。
この連勝中は他にFW林が3得点、MF古賀が2得点を挙げている。13得点(2.60)5失点(1.00)と攻守ともに絶好調だ。
サッカーの質は決して高いとは思えないが、しっかり守ってカウンターの戦術が徹底されてきている。
そこで若手FWが結果を出すようになってきた。勢いが出てきており、上位チームも要注意。

× コンサドーレ札幌   29試合9勝9敗11分勝点39(7位)
43得点(1.48)37失点(1.28)得失点差6

ジョアン・カルロス職場放棄後、0勝1敗2分。6試合連続勝利なしはチームワースト記録更新中。
4バックから3バックに変更するが、未だ効果なし。けが人だけでなく出場停止も多く、未だベストな布陣を組めない。
おまけにビタウ・アンドラジーニャへの依存度が高いため、攻撃はこの2人次第になる。
それでいてチーム得点王が堀井の7得点(J212位)というチグハグさ。イバラの道はまだまだつづく。

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