2003年J2予想&分析(第1次) Aグループ(4チーム)

1位 サンフレッチェ広島

久保・藤本は抜けたが、GK下田、DF上村、森崎兄弟が残留。さらにレイソルからMFサンパイオ、
ベガルタからリカルドが加わった。
J1昇格の法則第一弾としては守備が強固なこと02トリニータ01サンガ00コンサドーレだ。守備力No.1と言える
サンフレッチェがそのまま昇格の第一候補となって不思議でない。ただ、昨期のような得点力では、
徹底マークされたときに苦労するだろう。

----------第一クール順位 1位  (予想比)

ご一行様、J2の旅は楽しいですか〜。
なんせ緒戦の引き分け以外はすべて白星。
初の10連勝などとマスコミは騒いでおりますが、J2とJ1をいっしょにするなっつーの。
27得点はダントツ。9失点もリーグ最少。そのうち6失点が第3節まで。試合を追う毎に内容が良くなっている。
8得点の高橋、6得点の森崎浩司がここまで点を取れるとは思わなかった。2巡目になって研究を掻い潜れるか。

----------第二クール(前半戦)順位 1位  (予想比)

前半戦終了までの寸評は、後半戦開始前の予想の欄に記します。(ココ

----------最終順位 2位  (予想比)

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2位 コンサドーレ札幌

J1昇格の法則第二弾としては、J2反則級のFWを有するかだ02セレッソ01ベガルタ00コンサドーレ
その点ウィルが俺王様復活祭となれば、昇格に近くなる。得点王候補No.1だろう。
ただ、完全崩壊したチームを立て直すと言うことで、第一クールは苦戦が予想される(ただでさえ道内さむいのに…)。
よって、他チームにとって第二・第三クールは要注意だ。

----------第一クール順位 7位  (予想比)

苦戦に関してはほぼ予想の範疇だが、第6節アビスパ戦で5-0と完勝したあと、
ウィル・砂川・平間・今野とケガ人続出&俺王様すすきのご乱心&ベットホームシック事件と、本来の力を出せないでいた。
ただ、11節に苦しい布陣の中ベルマーレ戦に2-0で勝利。これで吹っ切れたような気がする。
当初は大量失点を重ねていたが、最近3試合なら失点1。これはサンフレッチェと同じ数字。
この点だけ見ても、これから恐いチームになるのはまちがいない。

----------第二クール(前半戦)順位 5位  (予想比)

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----------最終順位 9位  (予想比)

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3位 川崎フロンターレ

攻撃大好きなアウグスト、昇格請負人バルデス、石塚の加入で攻撃陣はかなり層が厚くなった。
中盤・守備陣にも元々タレント数は申し分ない(失点数の53はセレッソと同じなのが気になる)。
ただ、上位2チームと比べると、決定的な何かが足りない
昨年も攻撃寄りの前輪駆動型チームだったが、今年はさらに押し進んだ感じが否めない。
アウグスト・バルデス共に飛び道具になるか老化するかのどちらかだろう。

----------第一クール順位 6位  (予想比)

攻撃型のチームなのに16得点10失点では苦しい。このプラス6は5-1になった第5節モンテディオ戦で得失点差荒稼ぎ
したものであり、次回の対戦で同様の結果は望めない。しかもその試合を含めてバルデスが未だ無得点。
6得点ジュニーニョは良しとして、3得点我那覇は先発出場もおぼつかなくなっている。
勝てるゲームを引き分けにされた試合もいくつかあり、石崎監督の選手起用・采配にも疑問符がつく。
J2解任第一号はこのチームからになりかねない。
1敗は見事だが、7つも喫してしまった引き分けは、昇格を狙うチームとしては限りなく敗戦に等しい。
そろそろ監督と点取り屋の求人広告を出すべきか。

----------第二クール(前半戦)順位 3位  (予想比)

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----------最終順位 3位  (予想比)

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4位 アルビレックス新潟

J2で一番いいサッカーをしていたのはウチだ!という迷言を反町監督は言ったが、
そんな言葉が無意味になるのがJ2の特徴。でも得点75(2位)失点47(4位)では説得力がない。
おもな補強もFW上野、MF山口素、MFファビーニョで、得点力の維持とチームリーダーの獲得に留まった。
DFマルクスの穴は大丈夫なのだろうか?
平均点は高いが、ここももう一、二枚飛び道具が必要だろう。

----------第一クール順位 3位  (予想比)

第1節アルディージャ、第2節アビスパにそれぞれ4点ずつ取って大勝したときには、
だれもが昇格の一枠目は決まったものと思った。しかしその後の2連敗で、2位以下大混戦の立役者になったとも言える。
18得点(1.63)10失点(0.90)、得失点差+8は最初の2試合で得た貯金と言っていいだろう。
勝率5割近辺を行ったり来たり、強いのか弱いのかよくわからない展開だったが、
失点数がフロンターレとタイで2番目に少ないことは、昇格争いの資格を得たチームらしい戦いだ。
第11節終了時点で6得点を挙げているマルクスが爆発すると手強くなる。

----------第二クール(前半戦)順位 2位 (予想比)

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----------最終順位 1位 (予想比)

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攻撃力 守備力 選手層 フロント 総合
サンフレッチェ広島 +
コンサドーレ札幌 +
川崎フロンターレ
アルビレックス新潟 B A B

2003年J2予想&分析(第1次) Bグループ(5チーム)

5位 アビスパ福岡

昨季ボロボロに崩壊した守備を立て直すべくDF陣は気合入れて補強した。
セルジオをアルビレックスから強奪できたのは大きい。平島・川島・千代反田も計算できる。
MFアレックス、FWベンチーニョも加わり、OUT18名という総とっかえの意義はあっただろう。
ただ、これが機能するかは別問題で、松田新監督を含め、未知数の部分がまだまだ多い。
期待通りなら上のAグループに加わる可能性はある。

----------第一クール順位 10位  (予想比)

25失点(2.27)。もちろん12チームワーストの数字。
4バックの先発メンバーが固定できていたのは3〜5節までで、それ以降は日替わり状態。
セルジオ以外は全然固定できていない。正直言って、補強の成果はない
フロントにも大いに責任がある(でも、セルジオがいなかったらと思うとゾッとするだろう)。
得点力もベンチーニョ・林頼み。他チームはこの2人さえマークしていればいいのか!?。

----------第二クール(前半戦)順位 9位   (予想比)

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----------最終順位 4位  (予想比)

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6位 湘南ベルマーレ

昨年後半にはなかなか負けない手堅い戦いをしたチームを引き継いだのが、
トルシェジャパンでアシスタントコーチをしていたサミア新監督。
それで安直にフラット3に変身ですかー。守備は結構よかった(43失点はJ2上から3位)のにイジったのは大きなカケだ。
DFパラシオスが昨年と同様に軸となれば不安ないが。しかし、それ以上に、
攻撃のほうは大丈夫なのだろうか(46得点はJ2下から5位)。
MF・FW陣が守備に追われないようにしたい。

----------第一クール順位 11位  (予想比)

7得点(0.63)。もちろんワースト。14失点(1.27)。これだけなら十分昇格争いできる。
なんせ11節終了時点で3得点以上挙げた者がいない。白井とリカルドが2得点では勝負にならない。
中盤の攻撃の組み立ても物足りないが、点取り屋の補強は急務だろう。栗原の穴は大きかった。
守備がさほど悪くないだけにもったいない。

----------第二クール(前半戦)順位 11位   (予想比)

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----------最終順位 10位   (予想比)

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7位 ヴァンフォーレ甲府

新入団の顔ぶれをみると、Aチームエスパルス以外の選手も入ってきている。
昨年躍進の立役者MF鶴見は昇格したが、後任に外池が来た。外国人3人もAチーム出身者2人に大宮から。
解散寸前だったチームでうまくやりくりしていると思いますよー。ホームで13000人集めたゲームもあったんだから。
だが、選手層的にも昨年と現状維持なら大成功だろう。
人材供給による資金を手にしてプリンセス天功イリュージョンにすがりましょうか。

----------第一クール順位 5位  (予想比)

17得点(1.54)はとりわけ多くも少なくもないが、12失点(1.09)はすばらしい。
DF・MFでプレスが強く、ボールを奪ってからの展開が速い。カウンターに気をつけなければならない、との印象を受けた。
奈須をはじめとする右サイド、外池、藤田には要注意。
ただ、この勢いがどこまで続くかは懐疑的だ。ただ、研究されてもチーム全体としての組織力はあるので、
引き続き中位で旋風を起こすだけの力はある。

----------第二クール(前半戦)順位 7位  (予想比)

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----------最終順位 5位  (予想比)

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8位 大宮アルディージャ

とにかく点が取れない。。。守備はいいのに。。。(42失点は大分に次ぐ2位)
それでいてバルデス放出ですかー。これは敵に塩にも等しいと考える。FWバレーの復帰は頼もしいが
フィナージ、黒崎、盛田、みんなキャラがかぶるではないですか。
過去の安藤に代表されるように、放出選手が行き先で活躍しているのはフロント・編成的には問題。
DF奥野・トニーニョの孤軍奮闘が光るようでは昇格はおぼつかない。

----------第一クール順位 4位  (予想比)

白鳥にニラまれたリス。この一言に尽きます。アルビレックスと別リーグだったら、、、
と思わせてしまいます。第1節1-4の大敗。それだけならともかく第二クール初戦でまたも0-4の大敗
得失点差が結果マイナスなのはこのためです。
そして、もっと謎なのはいいFWをそろえているのに、何で11得点しか取れないんだ?
バレーの4得点はばずまずとして、3得点の伊藤以降は何をやっているんだろう。
最近出場していないフィナージは期待はずれっぽい?

----------第二クール(前半戦)順位 8位  (予想比)

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----------最終順位 6位  (予想比)

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9位 モンテディオ山形

うわっ、点とってない。。。(44試合29得点はダントツの最下位。ブービーのサガンでさえ41得点)
それに隠れて失点も01年39失点から59失点に激増していた。FWアレッシャンドレ、MFニヴァウド、
DF古川先生と、センターラインのテコ入れは正解。三年目の柱谷あんちゃん(おとうとの話を
してはいけませんよー。コンサドーレファンのみなさん)も今年は持ち駒をちゃんと得たと言える。
このBグループ(特に下位の3チーム)は差がほとんどないため、順位が入れ替わる可能性あり。

----------第一クール順位 8位  (予想比)

順位こそ8位だがあなどってはいけない。第7節サガン戦で初勝利を挙げると、1分けを挟んで3連勝
しかもその中にはアルビレックス戦での勝利もある。4/19が開幕日だったらよかったのにね〜。
その4試合は9得点4失点。これで台風の目になる可能性を秘めているとおもいきや、第二クールの出だしは2連敗。
得点力が上がってきた証拠だが、ベルマーレコンサドーレに負けたところから見ると、
ディフェンスの良いチームには研究されて抑えられていたようだ。

----------第二クール(前半戦)順位 4位 (予想比)

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----------最終順位 8位  (予想比)

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攻撃力 守備力 選手層 フロント 総合
アビスパ福岡 +
湘南ベルマーレ - +
ヴァンフォーレ甲府 -
大宮アルディージャ - -
モンテディオ山形 - -

2003年J2予想&分析(第1次) Cグループ(3チーム)

10位 サガン鳥栖

クラブ首脳陣がゴタゴタしていたオフだが、補強はまじめに行っていた。
64失点の守備陣(01年は82失点だった)にDF井手口、GKノリヲー高橋、
新潟へ行ったFW森田、ビスコンティが抜けた攻撃陣は、FW服部、FW鳴尾(磐田より)を補強。
オフィシャルに出ていた年間予算三億円では、十分すぎる補強だろう。

----------第一クール順位 12位  (予想比)

得点10(0.90)、失点18(1.63)。どちらも極端に悪い数字ではないのに(得失点差−8)なぜか最下位。
そこで11試合追っていくと、ありました。明らかな原因が。
一試合を除いて、すべて一点差以内
これがほとんど勝ちゲームなら守備陣は評価されるが、かないしいかな、メンバー編成に苦労し効果なし
なにより、例外の一試合はモンテディオに1-4と大敗。
平均すると1ゲームごとに得失点差がひとつずつ広がっている計算だ。攻撃・守備ともにチグハグということではなかろうか。

----------第二クール(前半戦)順位 12位   (予想比)

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----------最終順位 12位   (予想比)

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11位 水戸ホーリーホック

広島からDFトゥーリオの獲得は大きい。経験豊富で守備に関してはレベルアップするだろう(01年93失点・02年73失点)。
ただ、攻撃陣が脆弱だ(01年41点・02年45点)。14得点チーム得点王の小野に次ぐ選手が出てこないとつらい。
J1経験者はそこそこいるのに、コレといった選手がいない
去年は存続問題やGLAY騒動で話題になったが、ジャイアントキリングできるようにもっとFW強化しようよ

----------第一クール順位 2位  (予想比)

見事に予想大外し!しかも10位分も!(第11節終了時)
得点15(1.36)、失点13(1.18)。正直言って得点も失点もサガン大差ない!
ただ、決定的に違うのは、6勝のうち4勝が一点差勝ち。ちゃんと守れている証拠だ。
トゥーリオ効果だけでなく、小川、森と組む3バックはほぼ不動のメンバー。
だが、昇格するかというと別問題。
サンフレッチェには3点差、アルディージャに2点差で敗戦。2分けはアルビレックスフロンターレ戦。
ダメダメだったコンサドーレには2点差をつけて勝ったが、直接対決に勝たないと上位に上がれない。
ただ、J2戦線のカギとなるチームであることは間違いない。

----------第二クール(前半戦)順位 6位 (予想比)

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----------最終順位 7位 (予想比)

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12位 横浜FC

43点しか取れなかった(01年は58得点)超攻撃的2−4−4のシステム放棄して、4−4−2で再起を図る。
だが、補強が城に大柴ーっ!!。単純に2枚DF増えるのに、新外国人のルディくらいしか計算できそうな
DFを取っていない。こんなアンバランスな補強では上位チームの餌食になるのは目に見えている。
ただ01・02年ともに81失点で代わり映えないことを考えれば、攻撃陣の補強は正解かもしれない。。。

----------第一クール順位 9位  (予想比)

サガンと同じ得失点差−8でも、3勝したおかげで9位。得点13(1.18)、 失点21 (1.90)の見事なハイバランスぶりだ。
ただ、負け方が気になる。第6節ヴァンフォーレに1-5、第7節サンフレッチェに1-6と、大量失点が目につく。
さらに城・大柴の欠場は痛かったらしく、
第3節(3/29(土))アルビレックス戦から、約一ヵ月後の第8節(4/ 26日)ベルマーレ戦まで勝利なし。
第1節ダメダメだったコンサドーレ戦の勝利を含めても、チーム状態の良くないチームしか勝てない展開はつづくのだろうか。

----------第二クール(前半戦)順位 10位 (予想比)

前半戦終了までの寸評は、後半戦開始前の予想の欄に記します。(ココ

----------最終順位 11位 (予想比)

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攻撃力 守備力 選手層 フロント 総合
サガン鳥栖 -
水戸ホーリーホック
横浜FC -


2003年J2 予想&分析