2005年度J2順位予想&分析 Bグループ(3〜5位)

3位

ヴァンフォーレ甲府

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2004年成績) 7 58 44 15 13 16 51 1.16 (7) 46 1.05 (4) 5
(前半戦) 3 34 22 9 7 6 32 1.45 (2) 22 1.00 (3) 10
(後半戦) 8 24 22 6 6 10 19 0.86 (8) 24 1.09 (3) -5
(第1クール) 4 15 11 4 3 4 15 1.36 (3) 12 1.09 (5) 3
(第2クール) 3 19 11 5 4 2 17 1.55 (2) 10 0.91 (4) 7
(第3クール) 7 16 11 4 4 3 10 0.91 (7) 9 0.82 (1) 1
(第4クール) 10 8 11 2 2 7 9 0.82 (8) 15 1.36 (7) -6


おもなin
FWバレー
おもなout
GK阿部
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
BBB+BBCB

昨年は後半戦の失速によって中位に甘んじることになったが、その原因ははっきりしていた。バロンの移籍によって得点力が低下しただけでなく、故障者の続出で穴埋めがままならなかったことである。おかげで控え選手の層は厚くなったものの、今や飛び道具抜きでJ2上位に食い込むことは無理である。その点バレーの加入は前線に起点を作り、運動量が多くスピードのあるチームに大きなインパクトを与えるだろう。もっともシュートのヘタさには定評があるので、バレーボール(オイまたかい)を展開していくなら小倉や藤田や倉貫らとのコンビネーションは不可欠になる。

大木武監督が戻ってきて3シーズンぶりに指揮を執るが、今日の躍進を築き、なおかつその当時から一貫したサッカーを展開しているので交代による影響はなし。バレーを得たことによって攻撃パターンは増えている。その他主力の入れ替わりはなく、解散危機からはい上がってきたたけし軍団が3位以内に入っても驚きに値しない。

----------最終順位  3位    (予想比±0)

4位

ベガルタ仙台

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2004年成績) 6 59 44 15 14 15 62 1.41 (4) 66 1.50 (11) -4
(前半戦) 7 30 22 8 6 8 28 1.27 (5) 36 1.64 (10) -8
(後半戦) 6 29 22 7 8 7 34 1.55 (4) 30 1.36 (9) 4
(第1クール) 9 13 11 4 1 6 13 1.18 (6) 22 2.00 (12) -9
(第2クール) 5 17 11 4 5 2 15 1.36 (4) 14 1.27 (7) 1
(第3クール) 6 17 11 4 5 2 20 1.82 (2) 15 1.36 (7) 5
(第4クール) 7 12 11 3 3 5 14 1.27 (6) 15 1.36 (7) -1


おもなin
DF三田、木谷
MF磯崎
FWバロン、シュウェンク
おもなout
DFセドロスキー
MF西谷
FW佐藤寿人
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
BCCBCB

結論から先に行くが、単純に昨年の順位から昇格した2チームを抜いただけの順位である。昇格はムリと明言しているわけだが、S級ライセンス取立ての若葉マークな監督で大願成就を狙おうというのが甘い。甘すぎる。それは同じドーハ組の迷監督が証明している。反町監督や柱谷兄監督のように、最初から結果を求めずにチーム造りから入るなら少々の時間がかかっても成果を得られやすい。ところが即J1昇格を求めるのであれば、ユースチームの監督の経験はあるとはいっても都並監督では荷が重いのではないだろうか。

佐藤寿人は当然のように売りに出されたが、代わってバロンの加入で補填。タイプは違うがJ2であれば大きな戦力になる。開幕前にシルビーニョが長期離脱になったため、中盤戦以降に盛り返すという読みで予想したが、開幕戦のGK小針ショックにつづいて、2節で肝心のバロンが全治4〜6週間の離脱ですか。予想順位を替える気は毛頭ないが、どの監督の手腕によってこの順位になるかに興味は移っている。

----------最終順位  4位    (予想比±0)

5位

モンテディオ山形

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2004年成績) 4 71 44 19 14 11 58 1.32 (5) 51 1.16 (6) 7
(前半戦) 5 32 22 8 8 6 25 1.14 (7) 27 1.23 (7) -2
(後半戦) 4 39 22 11 6 5 33 1.50 (5) 24 1.09 (3) 9
(第1クール) 2 20 11 5 5 1 15 1.36 (3) 10 0.91 (3) 5
(第2クール) 8 12 11 3 3 5 10 0.91 (9) 17 1.55 (10) -7
(第3クール) 2 19 11 5 4 2 17 1.55 (4) 9 0.82 (1) 8
(第4クール) 5 20 11 6 2 3 16 1.45 (4) 15 1.36 (7) 1


おもなin
MF外池
FWチッコ、阿部、原
おもなout
MF星、宮沢
FW大島、松田
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
B-B-B+CBDB-

昨年の躍進の立役者の星、大島、宮沢らがプロビンチアの悲しい性(さが)で売られていったり戻って行った。これだけでも大きなマイナス。代わりに阿部、原、外池を移籍で獲得したが、チームの再構築作業は免れない。新外国人FWとしてチッコを獲得したが未知数。この点だけ見ても、バレーやバロンといった実績のあるFWを有するヴァンフォーレベガルタよりも見劣りする。

このオフ最大の補強は鈴木監督を留任させられたことだろう。選手起用・システムを臨機応変に対応し、しかも高い組織力を監督業一年目で成し遂げたことは大いに評価できる。そのため大崩れすることはないと思うが、選手の入れ替わりの大きさで昇格争いを繰り広げるチームの中で下の順位とした。そう思ったら、ルーキー佐々木が右サイドで昨年の星の役目を果たし、原が絶好調ではありませんか。いつまで快進撃が続くか難しいところだが、今年もザンゲの用意をしておきましょう。

----------最終順位  5位    (予想比±0)