2004年J1ファーストステージ予想&分析 13〜16位

13位

ヴィッセル神戸


順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
2003年 J1年間順位 13 30 30 8 6 16 35 1.17 (12) 63 2.10 (16) -28
2003年 J1 第1ステージ 13 16 15 5 1 9 18 1.20 (13) 34 2.27 (15) -16
2003年 J1 第2ステージ 13 14 15 3 5 7 17 1.13 (12) 29 1.93 (16) -12


おもなin
DFホージェル
MF藤本
FWイルハン
おもなout
DFシジクレイ
MFビスマルク、三浦泰年、岡野、山口、西谷
FWオゼアス
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
CCCCBBC

運営会社が会社更生法適用、日本のアブラモビッチこと楽天の三木谷社長が買収、イルハン加入と話題が尽きないオフシーズンだったが、肝心の補強についてはあいかわらずである。過剰気味な攻撃陣は昨年唯一の頼みともいえたオゼアスをあっさり切ったが、故障を繰り返しているイルハンに賭けているんですね。話題つくりや収入を軽視しろとは言わないが、戦力として考えると、日本未経験の20歳レアンドロンが控えに回るようでは戦力低下は免れない。攻撃的MFにしても、ビスマルクの後釜が尾張で阿波踊りを踊れなかった藤本では、年齢を考慮したとしてもダウンになる。

もっと深刻なのは守備陣だ。土屋の控えがいないというここ数年の懸念材料に答えを出していない。北本が成長してきたとはいえ、土屋がいるときといないときでは守備力に差が出る。その上実績のあるシジクレイを放出して新外国人に賭けるのですか。。。

イルハンの話題に見事に隠されてしまったが、メンバーの大幅入替、継続性のないチーム構成から、ヨーロッパでチャンピオンズリーグ本戦出場のハシェック監督が日本に凱旋しても、苦戦は免れないと見る。それでも一時的に攻撃陣が爆発する可能性を秘めているので、昇格してきたチームや昨年降格争いを演じたチームより上位の予想とした。

----------2004J1ファーストステージ順位  12位    (予想比)

ファーストステージの寸評は、セカンドステージ予想の欄に記します。


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14位

アルビレックス新潟

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 1 88 44 27 7 10 80 1.82 ( 2 ) 40 0.91 ( 2 ) 40
(前半戦) 2 43 22 13 4 5 35 1.59 ( 3 ) 16 0.73 ( 2 ) 19
(後半戦) 2 45 22 14 3 5 45 2.05 ( 2 ) 24 1.09 ( 5 ) 21
(第1クール) 3 19 11 6 1 4 18 1.64 ( 2 ) 10 0.91 ( 2 ) 8
(第2クール) 2 24 11 7 3 1 17 1.55 ( 3 ) 6 0.55 ( 1 ) 11
(第3クール) 1 26 11 8 2 1 27 2.45 ( 1 ) 10 0.91 ( 1 ) 17
(第4クール) 4 19 11 6 1 4 18 1.64 ( 3 ) 14 1.27 ( 7 ) 4


おもなin
DF喜多
MF阿部、寺川、鈴木慎吾
FWエジミウソン
おもなout
DF神田
MF熱田
FWマルクス
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
CCCDBBD

ビッグスワンの熱狂と共にJ1に殴り込みをかけたが、率直に言って苦しい。J2得点王を失っても強力なフォワードをJ2から引っ張ってきて残留を果たした某チームのようなしたたかさ(当時)の微塵も感じなかった補強ぶりだ。狙っていた選手はみんな他チームに流れていったのだろうか。それとも今年から参戦するSリーグ(シンガポールリーグ)に流れていったのだろうか。まさか自動降格がないから甘く考えているとは思っていないだろうが、ファビーニョ、上野、船越、深沢が控えているとはいえ、マルクス主義からの転換は容易ではないだろう。FWの補強が21歳エジミウソンだけなのがひっかかる。

他には鈴木慎吾、寺川といった両サイドのアタッカーの復帰、ボランチの桑原、阿部、DFの喜多の加入は年齢がやや高めな点を除けばまずまずの補強だ。それだけにチームの浮沈は得点力次第になるが、これより下位に予想したチームのほうが駒数が少ないと見た。逆に言えば戦前の予想では大きな差はついていない。大歓声のホームゲームでの負け数を最小限に留められるかどうかだ。

----------2004J1ファーストステージ順位  14位    (予想比)

ファーストステージの寸評は、セカンドステージ予想の欄に記します。


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15位

サンフレッチェ広島

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 2 86 44 25 11 8 65 1.48 ( 4 ) 35 0.80 ( 1 ) 30
(前半戦) 1 48 22 14 6 2 36 1.64 ( 2 ) 15 0.68 ( 1 ) 21
(後半戦) 5 38 22 11 5 6 29 1.32 ( 5 ) 20 0.91 ( 2 ) 9
(第1クール) 1 31 11 10 1 0 27 2.45 ( 1 ) 9 0.82 ( 1 ) 18
(第2クール) 5 17 11 4 5 2 9 0.82 ( 9 ) 6 0.55 ( 1 ) 3
(第3クール) 6 15 11 4 3 4 15 1.36 ( 5 ) 14 1.27 ( 6 ) 1
(第4クール) 3 23 11 7 2 2 14 1.27 ( 5 ) 6 0.55 ( 1 ) 8


おもなin
DF吉田、小村
MF佐藤、外池
FWチアゴ
おもなout
DF上村
MF桑原
FWマルセロ、高橋
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
DCCDBBD

当初の目標通り一年でJ1に戻ってきたが、攻守共にガッチリ噛み合った第一クールで勝ち点を粗稼いで、負傷者の出た第二クール以降は貯金を元手に守りきってやりくりしてきた。では弱点の攻撃力を補強できたかというと、負傷前まで大活躍の高橋と途中加入のマルセロを放出している。その代わりが中国リーグ2年連続得点ランク2位のチアゴですか。まさか長身のブラジル人というだけで採ったとは思えないが、未知数としかいいようがない。良くてさしひきゼロといったところだろう。

先の二人だけでなく、DFリーダーの上村、貴重なバックアッパーのボランチ桑原を放出しているのだ。代わりに来たのが小村・外池らベテランばかり。若手中心の路線に変えていく方針のようだが、逆のことを行っているではないか。まさか森ア兄弟らが若いから補強はベテランでもいいと考えたとは思い難いが、それならチームを知り尽くしているはえぬきのベテランで充分ではないか。

こうして見ると選手層を厚くするつもりが、未知数要素が増えた分、むしろ薄くなっている。とりわけ弱点の攻撃力が未知数なので下位に予想した。それでも森ア兄弟に得点力を期待できるのでブービーにした。

----------2004J1ファーストステージ順位  13位    (予想比)

ファーストステージの寸評は、セカンドステージ予想の欄に記します。


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16位

大分トリニータ


順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
2003年 J1年間順位 14 26 30 5 11 14 27 0.90 (16) 37 1.23 ( 4 ) -10
2003年 J1 第1ステージ 14 15 15 4 3 8 20 1.33 ( 9 ) 21 1.40 ( 8 ) -1
2003年 J1 第2ステージ 16 11 15 1 8 6 7 0.47 (16) 16 1.07 ( 1 ) -9


おもなin
DF根本、三上
MF原田、永井、ビチュヘ
FWマグノ・アウベス
おもなout
DF若松
MF浮氣、寺川
FWウィル
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
DBCD?CD

どうにかこうにか残留を果たした小林前監督に代わって、オランダ人のベルガー監督を招聘。攻撃サッカーを標榜しているのはいいが、昨年残留の原動力のになった守備力は現状維持できるのだろうか。DF若松・MF浮氣が抜けて、新加入の三上・根本・ビチュヘに期待をかけることになるが、攻撃だけでなく守備も再構築を迫られることになる。いくら今シーズンは自動降格がないとはいえ、そんなにのんきに戦っていて大丈夫なのだろうか。新加入のマグノ・アウベスや高松ら攻撃陣が目論み通り活躍してくれないとヤバイ。

と、書いてみたのだが、少なくとも開幕前の時点では未知数な要素が多すぎるのだ。過去の例から見てチームが大幅に変わったチームは案外低迷している。経験豊富な監督なら手腕でカバーすることもできるだろうが、その点も未知数だ(Jにやって来た過去のオランダ人監督の実績も含まれるが、、、)。それでいて唯一の長所にメスを入れてきたので最下位と予想した。

----------2004J1ファーストステージ順位  10位    (予想比)

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