順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(前半戦) | 1 | 57 | 22 | 19 | 0 | 3 | 48 | 2.18 (1) | 13 | 0.59 (1) | 35 |
(第1クール) | 1 | 27 | 11 | 9 | 0 | 2 | 24 | 2.18 (1) | 9 | 0.82 (1) | 15 |
(第2クール) | 1 | 30 | 11 | 10 | 0 | 1 | 24 | 2.18 (1) | 4 | 0.36 (1) | 20 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | B→A | B | A | ?→B | B | A |
66分の57。勝ち点獲得率86%。昨年優勝アルビレックスの勝ち点88を、残り22試合を10勝1分11敗でクリアできるんですよ。これで3位以内に入れないことがあったとしたら、それは油断のしすぎではないかと。そんな余計なお世話の一つでも言いたくなる結果を残せたおかげは、マルクス、ジュニーニョ、我那覇、アウグストのJ2では反則な攻撃陣(この4人だけで39得点)によるものだけではない。第2クールだけで4点しか取られていない守備陣の健闘があって独走になった。昨年までは守備に安定感を欠いたが、今年は寺田を中心に、伊藤宏・箕輪の3バックと、鬼木、久野、そして二年目の中村らのボランチ陣が磐石だ。
そうなると死角がないように見えるが、不安は夏場を過ぎた頃の疲れとアウグスト不在時の左サイドぐらいか。ただ後者は、現在負傷中の相馬を再配転(ストッパーの予定からボランチに配転しましたネ)すれば埋められる。これは昨年の苦い教訓を生かしている。3敗のうちモンティディオとサガンはマンマークを徹底してしかけてきたチーム。研究し尽くされる後半戦では、前半戦のようなペースで勝ち点を稼げなくなると見るが、最悪1勝1敗で昇格ラインに到達できることを考慮すると、1位の座は揺るぎそうにない。
| 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(2004年成績) | 1 | 105 | 44 | 34 | 3 | 7 | 104 | 2.36 (1) | 38 | 0.86 (1) | 66 |
(前半戦) | 1 | 57 | 22 | 19 | 0 | 3 | 48 | 2.18 (1) | 13 | 0.59 (1) | 35 |
(後半戦) | 2 | 48 | 22 | 15 | 3 | 4 | 56 | 2.55 (1) | 25 | 1.14 (5) | 31 |
(第1クール) | 1 | 27 | 11 | 9 | 0 | 2 | 24 | 2.18 (1) | 9 | 0.82 (1) | 15 |
(第2クール) | 1 | 30 | 11 | 10 | 0 | 1 | 24 | 2.18 (1) | 4 | 0.36 (1) | 20 |
(第3クール) | 1 | 24 | 11 | 7 | 3 | 1 | 29 | 2.64 (1) | 13 | 1.18 (6) | 16 |
(第4クール) | 2 | 24 | 11 | 8 | 0 | 3 | 27 | 2.45 (1) | 12 | 1.09 (3) | 15 |
補強成功度 | 戦力損失度 | 選手層 | 監督 | 第一次予想比 | 第二次予想比 |
---|---|---|---|---|---|
- | - | A | B | 的中 | 的中 |
それにしてもまーっ、よくも取りに取った104得点&勝ち点105。強力外国人トリオで100点取ると大風呂敷広げて本当に取ってしまうのだからたいしたものだ。ジュニーニョ37得点、我那覇22得点、マルクス18得点。あれ、アウグストは8得点だったんですか。しかも9/23を最後に出場していない。そんなこと「どーでもいいですよ」、っと、だいたひかるにかるくあしらわれる程の強さだった。
J1を戦うにあたっての不安要素は守備になるだろう。ロングボールを使うことが多いJ2と、パスをつないでくるJ1とでは対応が変わってくる。また、天皇杯4回戦のヴィッセル戦、5回戦アントラーズ戦ともに2点リードしているところを追いつかれている。寺田・伊藤宏・箕輪の3人の出場試合は33〜36試合であり、故障などもあったが佐原・渡辺・谷口に明け渡すこともあった。3バックはJ2レベルでは水準以上だが、J1で通用するかと言われると疑問符をつけざるを得ない。しかしそんな不安を吹き飛ばさんばかりの勢いのFW陣を有していているので、どれだけゴールネットを揺らすことができるか楽しみである。
| 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(前半戦) | 3 | 34 | 22 | 9 | 7 | 6 | 32 | 1.45 (2) | 22 | 1.00 (3) | 10 |
(第1クール) | 4 | 15 | 11 | 4 | 3 | 4 | 15 | 1.36 (3) | 12 | 1.09 (5) | 3 |
(第2クール) | 3 | 19 | 11 | 5 | 4 | 2 | 17 | 1.55 (2) | 10 | 0.91 (4) | 7 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
B+ | B→A | A | B | B | C | B |
それにしてもよくもまぁ故障者が続出したものだ。春先から守備陣に故障者が出てきて、このためスタートダッシュは出遅れた。3月を2敗1分(4得点6失点)でスタートしたときは、ここ数年見られた快進撃もいよいよ終わりかと思ったが、そのあとよく挽回したと思う。富永・池端の定着、津田琢磨のポジション奪取のおかげで、18節以降は1失点以下に抑えている。ところがその6月から小倉・水越・藤田ら攻撃陣に故障者が続出。石原を含めて前記の3人でつなげてくる攻撃スタイルなので、これは7月に2試合連続スコアレスドローという形で影響が出た。
よって、しばらくは我慢の戦いを強いられるが、ケガの功名でやりくりは上手になっている。故障者(特に攻撃陣)が戻ってきてからが勝負になるだろう。そうなれば得点を荒稼ぎできるバロンのおかげで、得失点差的にライバルよりも有利になると見る。ただ、フロンターレは仕方ないにしても、直接のライバルアルデージャにも2戦全敗はいただけない。8/1のホームと、9/19の熊谷スタジアムの2戦には勝っておかなければならない。この二試合で勝ち点4を確保できれば、3位以上確保の可能性は高い。
| 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(2004年成績) | 7 | 58 | 44 | 15 | 13 | 16 | 51 | 1.16 (7) | 46 | 1.05 (4) | 5 |
(前半戦) | 3 | 34 | 22 | 9 | 7 | 6 | 32 | 1.45 (2) | 22 | 1.00 (3) | 10 |
(後半戦) | 8 | 24 | 22 | 6 | 6 | 10 | 19 | 0.86 (8) | 24 | 1.09 (3) | -5 |
(第1クール) | 4 | 15 | 11 | 4 | 3 | 4 | 15 | 1.36 (3) | 12 | 1.09 (5) | 3 |
(第2クール) | 3 | 19 | 11 | 5 | 4 | 2 | 17 | 1.55 (2) | 10 | 0.91 (4) | 7 |
(第3クール) | 7 | 16 | 11 | 4 | 4 | 3 | 10 | 0.91 (7) | 9 | 0.82 (1) | 1 |
(第4クール) | 10 | 8 | 11 | 2 | 2 | 7 | 9 | 0.82 (8) | 15 | 1.36 (7) | -6 |
補強成功度 | 戦力損失度 | 選手層 | 監督 | 第一次予想比 | 第二次予想比 |
---|---|---|---|---|---|
C | A | B | B | -3 | -5 |
予想大ハズレ。単純にバロンが抜けたからマイナスと考えりゃいいのに、、、って言うと怒られますわな。組織力で補えると確かに言いましたが、41試合出場したボランチ倉貫や40試合出場の小倉もケガに見舞われるようでは手の施し様がありません。シーズン途中に来日したレとカレカは、2人合わせて11試合出場では完全に計算外。後半戦22試合中4割の9試合が無得点。14得点で得点ランク8位の穴は大きすぎた。
損失は大きかったが収穫もあった。2年目の津田琢磨は完全にDFラインに定着。高卒ルーキーの千野が7試合に出場するなど、ケガ人の影響もあったが若手が出場機会を得ることも多くなった。来季は大木監督が復帰して武田信玄を源流とするこれまでの路線が踏襲される。少なくとも戦術的に大きな変化はないだろう。得点力のある選手を獲得できれば昇格戦線に食い込む力はあると見る。
順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(前半戦) | 4 | 34 | 22 | 9 | 7 | 6 | 29 | 1.32 (4) | 19 | 0.86 (2) | 10 |
(第1クール) | 3 | 18 | 11 | 5 | 3 | 3 | 18 | 1.64 (2) | 11 | 1.00 (4) | 7 |
(第2クール) | 6 | 16 | 11 | 4 | 4 | 3 | 11 | 1.00 (6) | 8 | 0.73 (2) | 3 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
A→B | B→A | B | B | B | C | B |
とにかくなかなか点を取られないチームになった。一試合2失点以上がたったの3試合。これはフロンターレの4試合を上回る。藏田と千代反田が出場停止時を除いて不動のCBコンビを組めていることが大きい。ただし藏田はすでにイエローカードを8枚受け取っている。一試合2枚も2回あるが、なぜか勝敗への影響はない。6つの敗戦は4/29ベガルタ戦の2-3を除くと、すべて0-1である。スコアレスドローも4試合あり、ズバリ課題は得点力にある。
3得点の太田の穴は、練習生スタートのMF山形との契約で補填できた。今季4得点のベンチーニョを切ったのは、限界と見たのだろうか。昨季20得点から見れば物足りなく、32歳という年齢とケガを考慮したとしか思えない。そうでなければ未知数になることを承知してのFWエジウソンを獲得した道理が通らない。昨年活躍した林・福嶋・宮崎の3人が合わせて1得点で、チーム得点王が6得点の古賀では、この新外国人の活躍が昇格には不可欠になる。ただ、過去にトリニータやサンフレッチェといった攻撃が少々弱くても守備の堅いチームが昇格していることを思い出すと、守備力のおかげで最後まで残る可能性は高い。
| 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(2004年成績) | 3 | 76 | 44 | 23 | 7 | 14 | 56 | 1.27 (6) | 41 | 0.93 (3) | 15 |
(前半戦) | 4 | 34 | 22 | 9 | 7 | 6 | 29 | 1.32 (4) | 19 | 0.86 (2) | 10 |
(後半戦) | 3 | 42 | 22 | 14 | 0 | 8 | 27 | 1.23 (6) | 22 | 1.00 (2) | 5 |
(第1クール) | 3 | 18 | 11 | 5 | 3 | 3 | 18 | 1.64 (2) | 11 | 1.00 (4) | 7 |
(第2クール) | 6 | 16 | 11 | 4 | 4 | 3 | 11 | 1.00 (6) | 8 | 0.73 (2) | 3 |
(第3クール) | 5 | 18 | 11 | 6 | 0 | 5 | 10 | 0.91 (7) | 10 | 0.91 (3) | 0 |
(第4クール) | 3 | 24 | 11 | 8 | 0 | 3 | 17 | 1.55 (3) | 12 | 1.09 (3) | 5 |
補強成功度 | 戦力損失度 | 選手層 | 監督 | 第一次予想比 | 第二次予想比 |
---|---|---|---|---|---|
B | B | B | B | 的中 | 的中 |
をを、予想的中した。2シーズン制のJ1よりも1シーズン制44試合のJ2のほうが予想がムズカシイと思っているが、入れ換え戦出場チームを的中させたのはちょこっと鼻が高い。ただその過程は険しく、36節(9/26)サンガ戦で3連敗を喫し6位に甘んじていた時は万事休すとと思ったのだが、そこから怒涛の8連勝で一気に3位フィニッシュ。7戦5発でラッキーボーイとなったFW有光と、途中加入したFWエジウソンがチームにフィットしたおかげだろう。この8戦で15得点を挙げており、後半戦開始時点の懸念は一気に吹き飛んだ。
戦い方は第3〜4クールにかけてようやく、千代反田・増川を中心に守って、ホベルト・米田が中央を支配し、アレックスがサイドを駆け上がるパターンが定着。松田監督の続投については賛否が分かれているようだが、主力がほぼ残留し来季の昇格争いには万全の体制になっているように見える。あとは下位チームへの取りこぼしをなくし、ここ一番での勝負強さをつけることだろう。
| 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(前半戦) | 2 | 35 | 22 | 10 | 5 | 7 | 28 | 1.27 (5) | 23 | 1.05 (4) | 5 |
(第1クール) | 6 | 15 | 11 | 4 | 3 | 4 | 12 | 1.09 (8) | 12 | 1.09 (5) | 0 |
(第2クール) | 2 | 20 | 11 | 6 | 2 | 3 | 16 | 1.45 (3) | 11 | 1.00 (5) | 5 |
攻撃力 | 守備力 | 組織力 | 選手層 | 監督 | フロント | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|
B | B | B | B | B | C | B |
ここから始まる4〜6位は、最も順番づけるのが迷ったところである。各チームとも決め手を欠いている面では共通だが、チーム体制が整っている順に上位に予想した。第1クールが終了した時点ではちょうど7試合勝利なしの最中で、その上バレーが点を取っても勝てない状況だった。結局、ダニエルは5試合、盛田は3試合出場しただけで見切りをつけることになる。トゥットの加入はさすがNTTだけに電柱大好きで済むが、盛田の代わりに森田ってネタですか?しかも電柱同士の等価交換ですよ。伝統的に移籍では楽しませてくれるが、そろそろネタ切れになってきました?
4月には2連敗もあったが、同じ月に3連勝もあり、中断期間前は4連勝で終わっている。その4連勝はようやくトゥットを先発で起用し始めてからだ。これを継続できて例年のバレー頼みのバレーボールから脱却できれば、中の中という有難くない順位から浮上できる。奥野、トニーニョの両CBを中心に守備は安定しているだけに、得点力をどこまで上乗せできるかで順位が変わってくる。
| 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 引分 | 敗 | 得点 | | 失点 | | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(2004年成績) | 2 | 87 | 44 | 26 | 9 | 9 | 63 | 1.43 (3) | 38 | 0.86 (1) | 25 |
(前半戦) | 2 | 35 | 22 | 10 | 5 | 7 | 28 | 1.27 (5) | 23 | 1.05 (4) | 5 |
(後半戦) | 1 | 52 | 22 | 16 | 4 | 2 | 35 | 1.59 (2) | 15 | 0.68 (1) | 20 |
(第1クール) | 6 | 15 | 11 | 4 | 3 | 4 | 12 | 1.09 (8) | 12 | 1.09 (5) | 0 |
(第2クール) | 2 | 20 | 11 | 6 | 2 | 3 | 16 | 1.45 (3) | 11 | 1.00 (5) | 5 |
(第3クール) | 3 | 19 | 11 | 5 | 4 | 2 | 17 | 1.55 (4) | 12 | 1.09 (5) | 5 |
(第4クール) | 1 | 33 | 11 | 11 | 0 | 0 | 18 | 1.64 (2) | 3 | 0.27 (1) | 15 |
補強成功度 | 戦力損失度 | 選手層 | 監督 | 第一次予想比 | 第二次予想比 |
---|---|---|---|---|---|
A | C | B | B | +4 | +2 |
ま、まいりました。13連勝のきっかけを作ったのはあのチームです。18節(6/19)時点で8位だったのに、残り25試合を20勝2敗4分の勝ち点64。これだけ追い上げての2位確保は過去に例がありません(同時に大混戦だったことも物語っている)。8月は下位チームにしか勝てず、その上得点はほぼ森田頼みになっていたのだが、9/4のコンサドーレ戦に苦しみながらも勝利したことで一気に突っ走った。
フロンターレと並ぶJ2最小失点は44試合フルタイム出場のCB奥野、ほぼフル出場のCBトニーニョと左SBの冨田の存在だけでも難しいことではなかっただろう。右からの安藤、左の久永のサイドアタックも大きな武器になった。仕上げの得点力がトゥットと森田の補強が成功して、バレー頼みから卒業できたことが大きい。J1を戦う上で選手層はやや薄いが、三浦監督によりチームの戦い方は明確になっており、どれだけ上積みできるかが見所だ。