2004年J2第一次予想&分析 9〜12位

9位

水戸ホーリーホック


順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 7 56 44 15 11 18 37 0.84 (11) 41 0.93 ( 3 ) -4
(前半戦) 6 32 22 9 5 8 24 1.09 ( 9 ) 23 1.05 ( 4 ) 1
(後半戦) 8 24 22 6 6 10 13 0.59 (11) 18 0.82 ( 1 ) -5
(第1クール) 2 20 11 6 2 3 15 1.36 ( 7 ) 13 1.18 ( 6 ) 2
(第2クール) 7 12 11 3 3 5 9 0.82 ( 9 ) 10 0.91 ( 5 ) -1
(第3クール) 10 10 11 2 4 5 7 0.64 (11) 10 0.91 ( 1 ) -3
(第4クール) 6 14 11 4 2 5 6 0.55 (12) 8 0.73 ( 2 ) -2


おもなin
DF川前、伊藤
FW磯山、小林

おもなout
DF田中マルクス闘莉王
DF冨田、小川
FW小野
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
DCBCBDD

闘莉王の移籍はもはや痛いと言う次元ではない。攻守の大黒柱で脆弱なチーム環境となれば、サンフレッチェから期限付き移籍してきただけでも奇跡に近いだけに、引き抜かれて当然なのだが、決して穴を埋めようと思ってはいけない。問題は他の選手も結構入れ替わっているところにある。ただでさえ得点力が弱いのに得点数2位の小野が去り、DFも冨田・小川らが去った。FW磯山・小林の加入で攻撃に関しては現状維持できそうだが(それでも得点力が弱いことに代わりない)、川前・伊藤・柴小屋と、キャプテンの木澤を除いて一新されるDFラインには不安が残る。

しかしこのチームの最大の補強は前田監督が留任したことだろう。昨年水戸で見たときは、運動量の豊富さ、意思統一された動き(特にカウンター)、体当たりの強さ(おそらく一部の選手のみ)に驚いた。その立役者を留められたことは大きい。そう考えると、大黒柱が抜けても急激なチーム崩壊には繋がらないと見て、前年比2位ダウンの順位と予想した。

----------2004J2前半戦終了時点順位  10位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。


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10位

モンテディオ山形


順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 8 55 44 15 10 19 52 1.18 ( 7 ) 60 1.36 ( 8 ) -8
(前半戦) 4 33 22 9 6 7 31 1.41 ( 5 ) 26 1.18 ( 7 ) 5
(後半戦) 10 22 22 6 4 12 21 0.95 ( 9 ) 34 1.55 (10) -13
(第1クール) 8 14 11 4 2 5 16 1.45 ( 4 ) 19 1.73 (10) -3
(第2クール) 3 19 11 5 4 2 15 1.36 ( 5 ) 7 0.64 ( 3 ) 8
(第3クール) 11 8 11 2 2 7 8 0.73 (10) 15 1.36 ( 8 ) -7
(第4クール) 7 14 11 4 2 5 13 1.18 ( 6 ) 19 1.73 (10) -6


おもなin
MF大塚
FWデーニ

おもなout
DF鷲田
MFニヴァウド
FW羽地
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
CCCC?DC

昨年は急激に順位を上げてきたかとおもいきや、スイカップ騒動に巻き込まれて、一段落ついたら急降下する山あり谷ありなシーズンだったが、なんのことはない。単純に失点を抑えられたら順位が上がって、普段よりも点を取れなくなったら落ち込むだけのことだ。昨年でいえば第1クール・第4クールあたりが実力通りなのだろう。ただ、肝心のDF鷲田が移籍して行った。古川先生のキャンプテンシーは健在だが、CBの相方を昨季9試合出場の小林か新加入のレオナルドに求めなければならないのは苦しい。

その一方で攻撃に関しては展望は明い。FW大島・中村が健在で、新加入のデーニも期待できる。昨年春先に得点を荒稼ぎしていたFW松田が重傷から復活してくると魅力あるフォワード陣になるだろう。それでも順位が昨年より2つ下になると予想したのは、鈴木監督がプロのトップチームの監督が初めてで、チームを作っていくのは困難な道を歩むだろうと読んだためである。前半戦は大量失点を食らわないように持ちこたえたいところだ。

----------2004J2前半戦終了時点順位  5位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。


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11位

サガン鳥栖


順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 12 20 44 3 11 30 40 0.91 (10) 89 2.02 (12) -49
(前半戦) 12 15 22 3 6 13 27 1.23 ( 7 ) 44 2.00 (12) -17
(後半戦) 12 5 22 0 5 17 13 0.59 (11) 45 2.05 (11) -32
(第1クール) 12 6 11 1 3 7 10 0.91 (11) 18 1.64 ( 9 ) -8
(第2クール) 11 9 11 2 3 6 17 1.55 ( 3 ) 26 2.36 (12) -9
(第3クール) 12 2 11 0 2 9 5 0.45 (12) 20 1.82 (11) -15
(第4クール) 12 3 11 0 3 8 8 0.73 (11) 25 2.27 (12) -17


おもなin
GK富永
MF竹村、伊藤、本橋
FW羽畑

おもなout
GK高橋範夫
DFペリクレス
MF川崎、ジュニーニョ
FW服部、ジェフェルソン
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
DDCDBED

昨年の存続危機問題が表面化してから経営方針が二転三転して、一部国有化政策プリンセステンコーイリュージョンによって執行猶予を与えられた。これで安定したわけではなく、テルコさんのサジ加減次第で安定化にも追放にもどちらにもころびかねないオール・オア・ナッシングな状態がつづく。そんな中でプレーしなければならない選手や監督はとっても気の毒だが、火中の栗の中に松本育夫を新監督に迎え入れた。実績は地球環境高だけでなく豊富なので、チーム創り全般に期待できる(もっともあのトロイカ体制はひどすぎたが)。昨年のような年間3勝といった醜態をさらすことはないだろう。ただし、テルコイリュージョン発動によってケンカにならなければ、という条件がつくが。

メンバーは大幅に入れ替わった。佐藤大実と共に6得点でチーム得点王のジェフェルソンは横浜FCに移籍したが、前所属で出場機会が少なかった選手を多数獲得。FW羽畑、MF本橋・竹村・伊藤彰(イクヲつながりでもある)は十分期待できる。そう考えると昨年並みの戦力は維持できたと思えるが、それだけではなんで順位が一つ上がったのか答えがない。この予想は松本新監督と、消滅危機チームの火事場の馬鹿力によるものである。実際、プレシーズンマッチでトリニータに大勝し、セレッソに善戦した。監督の力量が大きいが、危機感も少しは含まれていると思われる。上位相手には厳しいが、下位同士の対戦では金星を挙げることも珍しくないのでは。

----------2004J2前半戦終了時点順位  9位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。


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12位

横浜FC


順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 11 42 44 10 12 22 49 1.11 ( 9 ) 88 2.00 ( 11 ) -39
(前半戦) 10 19 22 4 7 11 22 1.00 (10) 42 1.91 ( 11 ) -20
(後半戦) 9 23 22 6 5 11 27 1.23 ( 7 ) 46 2.09 ( 12 ) -19
(第1クール) 9 12 11 3 3 5 13 1.18 ( 8 ) 21 1.91 ( 11 ) -8
(第2クール) 12 7 11 1 4 6 9 0.82 ( 9 ) 21 1.91 ( 10 ) -12
(第3クール) 8 13 11 3 4 4 14 1.27 ( 6 ) 23 2.09 ( 12 ) -9
(第4クール) 10 10 11 3 1 7 13 1.18 ( 6 ) 23 2.09 ( 11 ) -10


おもなin
GK小山
DFトゥイード
FWジェフェルソン
おもなout
GK水原
DFルディ
MF後藤、高木
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
CDCD+CDD

昨年はGKをケガや一発退場になって、全員を使い切ってしまったこともあったが(その直後の試合に勝てなかったチームはもっとヒドかったが、、、)、今年も大きく体制に変化はない。昨季がベースであると言いたいところだが、大きな上積みはない。しかし、一昨年から懸案の守備にほとんど手を加えていないって、どういうことでしょうか。リーグワーストの退場数やリーグ2の位警告に現れてきますよ。CBにトゥイードを加えて少しはヤル気を見せたが、一人だけではどうにもならない。

対して攻撃に関しては、城を目がけてボールを集めて、背後から小野信義や横山が飛び出してくるパターンが定着。サガンから移籍したFWジェフェルソン(昨季6得点)も期待できる。こちらは継続路線でもそこそこ戦えるだろう。

にもかかわらず、まよったあげく最下位と予想したのは危機感が感じられないことだ。サポーターの想いをのせて旗揚げしたチームなのに、そのスピリットを忘れてしまったのだろうか。資金的・ハード的には厳しくても、表立ってチーム消滅の危機に立っていない。フロントのゴタゴタが一段落して(決着していないと思うが)、今の地位でおなかいっぱいのようにしか感じられない。昨年最終節でサポーターの少なさを強く感じたが、危機感のなさと無関係ではないだろう。もはやリトバルスキー監督は最後の切り札と化したが、初心に戻らない限り、このままでは来季昇格チーム(該当チームがあった場合)に追い越されかねない。

----------2004J2前半戦終了時点順位  8位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。