2004年J2第一次予想&分析 1〜4位

1位

川崎フロンターレ

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 3 85 44 24 13 7 88 2.00 ( 1 ) 47 1.07 ( 5 ) 41
(前半戦) 3 41 22 11 8 3 39 1.77 ( 1 ) 21 0.95 ( 3 ) 18
(後半戦) 3 44 22 13 5 4 49 2.23 ( 1 ) 26 1.18 ( 6 ) 23
(第1クール) 6 16 11 3 7 1 16 1.45 ( 4 ) 10 0.91 ( 2 ) 6
(第2クール) 1 25 11 8 1 2 23 2.09 ( 1 ) 11 1.00 ( 6 ) 12
(第3クール) 5 18 11 5 3 3 21 1.91 ( 3 ) 16 1.45 ( 9 ) 5
(第4クール) 2 26 11 8 2 1 28 2.55 ( 1 ) 10 0.91 ( 3 ) 18


おもなin
DF相馬
FWマルクス、町田
おもなout
MF茂原
FWホベルチ
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
ABBA?BA

1・2位と11・12位の予想は、迷いに迷ってコレを書く直前に入れ換えました。そー書き始めると、予想理由の前にいいわけかいなコラ、っと怒られますが、正直言って開幕前の段階ではサンガの方が上です。関塚新監督の初采配(しかもJ2自体が初体感)、アントラーズコーチ時代にはほとんど経験していない3バックの採用(チーム・選手にとっては継続である)、その中央に相馬の起用といった不安要素があるのは事実だ。しかも昨年を含めて前半戦はエンジンのかかりが遅いきらいがある。

こうしてネガティブな要素ばかりをならべると「オマエはひねくれもんかーっ」ってツッコミを入れられかねないが、J2は44試合での戦いということを忘れてはならない。第1クールを終えるまでに解消できる項目ばかりだ。そもそも昨年の悪さはFWの脆弱さと試合ごとに波のあったDFラインにあり、それぞれてこ入れを図っている。前者はJ2得点王を仕入れてマルクス主義完成。ジュニーニョ完全移籍。アウグストがコケても相馬を配転して、昨季DF中央の渡辺を据えられる。忘れてならないのは、J2のゴン中山隊長の異名をとる岡山だ。CBもFWもスーパーサブも等々力Gスポット前オンステージもこなす千両役者である。昨年あと一つに泣いた勝ち点の経済学理論を遂行する準備は整った。持ち駒は質量共に強力なだけに、あとは関塚監督の腕さばきにかかってくる(特に第1クール)。

----------2004J2前半戦終了時点順位  1位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。


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2位

京都パープルサンガ


順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
2003年 J1年間順位 16 23 30 6 5 19 28 0.93 (15) 60 2.00 (15) -32
2003年 J1 第1ステージ 16 10 15 3 1 11 14 0.93 (15) 34 2.27 (15) -20
2003年 J1 第2ステージ 14 13 15 3 4 8 14 0.93 (14) 26 1.73 (11) -12


おもなin
DF萩村、鈴木悟
MF熱田
FWチェ・ヨンス、原
おもなout
DF角田
MF鈴木慎吾
FW町田
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
ABBABCA

天皇杯制覇、A代表FW黒部、U23MF松井、韓国代表FWチェ・ヨンス、、、なんでJ2にいるのですか。正直言って、迷惑です(by残り11チーム)。こんな嘆きが聞こえてくるでしょう。まちがいない。

それでいてなんで1位に推さないのかい、と、聞きたくなりますよネ。よくぞ聞いてくれました(ほんとかよ)。GK平井、手島を中心に萩村・鈴木悟・辻本らのDF陣、石丸・斉藤・ビジュのボランチ、中払・森の両サイドと実力者は多いのだが、チームリーダーになる選手が見当たらない。昨シーズンで言えばアルビレックス山口素に相当する存在が不可欠だ。昨年は黒部と手島の負傷欠場から勝てなくなり、若手中心の選手が立ち直れないままシーズンが終わってしまった。今年は山あり谷ありの44試合になる。昇格を果たした2チームでさえ不調時があったのだから、そんなときにチームをまとめられる人物がいれば、好不調の波を小さくできると思うのだが。若手中心の路線に切り替えたとはいえ、経験豊富な歴戦の勇者も必要だ(ミニラ中村はレギュラー格ではなく、中払でもまだ甘い)。実力者の移籍などJ2への慣れなら、試合数を重ねれば解決できる問題だが、リーダー育成については長い年月が必要になる。核になる選手はいるが、この点を重く見て1位に推さなかった。

西村監督はセレッソを一年でJ1に復帰させた実績がある。当時と今回のチームスタイルが似ているのでよい人選だと思う。とはいえ就任一年目なので、第1クールは選手の力量を見極めつつ5分5分の成績をキープしたい。耐えてしのげれば、第2・3クールで大爆発する潜在能力は十分ある。

----------2004J2前半戦終了時点順位  6位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。


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3位

アビスパ福岡

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 4 71 44 21 8 15 67 1.52 ( 3 ) 62 1.41 (10) 5
(前半戦) 9 20 22 5 5 12 26 1.18 ( 8 ) 40 1.82 (10) -14
(後半戦) 1 51 22 16 3 3 41 1.86 ( 3 ) 22 1.00 ( 4 ) 19
(第1クール) 10 10 11 3 1 7 12 1.09 ( 9 ) 25 2.27 (12) -13
(第2クール) 10 10 11 2 4 5 14 1.27 ( 6 ) 15 1.36 ( 9 ) -1
(第3クール) 2 23 11 7 2 2 22 2.00 ( 2 ) 12 1.09 ( 4 ) 10
(第4クール) 1 28 11 9 1 1 19 1.73 ( 2 ) 10 0.91 ( 3 ) 9


おもなin
MFホベルト

おもなout
DFセルジオ
MF久永
攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
ABBBBCB

J1にいた頃から毎年とっかえひっかえで、ベテランばかりで若手を育てないと思っていたアナタ!今年は大きな選手の入れ替わりはありません。ついにカネが尽きたか、っていうわけではありません。ベテラン藏田と千代反田がCBを組むようになってからボロボロだった守備が安定。それ以上にFWの林・福嶋、全試合出場した右MFの宮崎のブレイクは、20得点のFWベンチーニョ、左SBにコンバートする完全移籍したアレックスよりもインパクトが大きかった。ボランチの米田も若くまだまだ伸びしろがある。

こうなれば立役者の松田監督を含めて後半戦首位のチームをいじる必要はない。入れ替わりは最小限で十分である。しかし更に上を狙う補強をしたわけではないので、昇格本命に次ぐ勢力と見るのが妥当だろう(1・2位に予想したチームが強力すぎるとも言うが、、、)。後述する4位以下に予想したチームとの差はほとんどなく、夏場に3位以内を狙える状況であれば選手層を厚くしておきたい。各ポジションに有力なレギュラーを擁するが、控えの選手層はまだまだこれからといったところか。それも昨年の躍進を思い出すと克服できそうな期待感を抱かせる。

----------2004J2前半戦終了時点順位  4位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。


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4位

ヴァンフォーレ甲府

順位 勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
(2003年成績) 5 69 44 19 12 13 58 1.32 ( 5 ) 46 1.05 ( 4 ) 12
(前半戦) 7 30 22 8 6 8 29 1.32 ( 6 ) 25 1.14 ( 6 ) 4
(後半戦) 4 39 22 11 6 5 29 1.32 ( 5 ) 21 0.95 ( 3 ) 8
(第1クール) 5 17 11 5 2 4 17 1.55 ( 3 ) 12 1.09 ( 4 ) 5
(第2クール) 6 13 11 3 4 4 12 1.09 ( 7 ) 13 1.18 ( 8 ) -1
(第3クール) 3 21 11 6 3 2 14 1.27 ( 6 ) 11 1.00 ( 3 ) 3
(第4クール) 5 18 11 5 3 3 15 1.36 ( 4 ) 10 0.91 ( 3 ) 5


おもなin
DF富永
FWバロン
おもなout
FW外池

攻撃力守備力組織力選手層監督フロント総合
B+BABBCB

とにかく中央新幹線リニア試験線のごとく速くてスピードがあり、プレスが強い。個の力に頼るのではなくチーム全体としての意思統一がなされている点では、ジェフの快進撃を支えた速いプレス・スピードと共に衝撃的であった。とりわけ左MF石原、右MF水越、左SB奈須、右SBアライールらの両サイドからの攻撃は迫力満点。3月になってからは小倉と同じ四日市中央工同期のベガルタ中田が加入して、さらに層は厚くなった。FWなのにボランチを務めた外池の穴に、本来司令塔の藤田を据えるところもニクイ。小倉のキープ力が生かし易い中で、バロンの高さという武器も手に入れた。攻撃のバリエーションは昨年よりも多彩になる。

GKとDF陣にはケガ人が多いのが気になる。CB仲田・池端の控えは移籍してきた富永くらいのもの。ただ、前述のようにチームとして前へ前への意識で覆い隠す可能性もある。ここらの層が厚くなれば、3位以内は見えてくる。 1mm1cmの努力で、3季連続の単年度黒字、前年度の約2.4倍の経常利益を叩き出しのだから、次はそろそろ小瀬スポーツ公園陸上競技場のゴール裏を改修しましょうよ。観戦に向くようにして、さらに1000人分ずつ増やせばJ1基準ですよ。

----------2004J2前半戦終了時点順位  3位    (予想比)

前半戦の寸評は、第2次予想(後半戦開始前時点)の欄に記します。