順位 | (第11節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | 最大勝点 | 一試合平均勝点 (予想勝点) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 京都パープルサンガ | 29 | 11 | 9 | 2 | 0 | 20 | 1.82 (1) | 7 | 0.64 (1) | 13 | 128 | 2.64 (116) |
2 | モンテディオ山形 | 19 | 11 | 5 | 4 | 2 | 16 | 1.45 (3) | 7 | 0.64 (1) | 9 | 118 | 1.73 (76) |
3 | アビスパ福岡 | 18 | 11 | 4 | 6 | 1 | 15 | 1.36 (4) | 8 | 0.73 (3) | 7 | 117 | 1.64 (72) |
4 | ヴァンフォーレ甲府 | 18 | 11 | 5 | 3 | 3 | 20 | 1.82 (1) | 15 | 1.36 (8) | 5 | 117 | 1.64 (72) |
5 | 湘南ベルマーレ | 17 | 11 | 4 | 5 | 2 | 12 | 1.09 (7) | 10 | 0.91 (4) | 2 | 116 | 1.55 (68) |
6 | サガン鳥栖 | 16 | 11 | 4 | 4 | 3 | 12 | 1.09 (7) | 11 | 1.00 (5) | 1 | 115 | 1.45 (64) |
7 | 徳島ヴォルティス | 12 | 11 | 2 | 6 | 3 | 15 | 1.36 (4) | 15 | 1.36 (8) | 0 | 111 | 1.09 (48) |
8 | ベガルタ仙台 | 11 | 11 | 3 | 2 | 6 | 14 | 1.27 (6) | 16 | 1.45 (10) | -2 | 110 | 1.00 (44) |
9 | コンサドーレ札幌 | 11 | 11 | 2 | 5 | 4 | 9 | 0.82 (10) | 14 | 1.27 (6) | -5 | 110 | 1.00 (44) |
10 | 水戸ホーリーホック | 11 | 11 | 3 | 2 | 6 | 12 | 1.09 (7) | 19 | 1.73 (11) | -7 | 110 | 1.00 (44) |
11 | 横浜FC | 10 | 11 | 2 | 4 | 5 | 9 | 0.82 (10) | 14 | 1.27 (6) | -5 | 109 | 0.91 (40) |
12 | ザスパ草津 | 4 | 11 | 1 | 1 | 9 | 7 | 0.64 (12) | 25 | 2.27 (12) | -18 | 103 | 0.36 (16) |
1位と2位との勝ち点差は10になり、サンガがJ1昇格に向けて独走態勢を着々と築きつつある。過去2年と同様に逃げ切れるか。2位に上がったモンテディオから6位サガンまでの差は勝ち点3。5チームがひしめいている。2〜11位で見ても勝ち点差9の間に10チームが入っている。この隊列がどのように崩れてもおかしくない。調子に乗り切れないチームにも充分チャンスがある。
2トップお任せサッカーという説も聞こえてきたが、9節でアレモンが退場し12節まで出場停止なのに勢いが止まらない。現在片割れのパウリーニョに厳しいマークが集まっており、スーパーサブの田原や秘蔵っ子の松田が漁夫の利を得ている。否が応でも2トップに注目が集まるが、現在屋台骨になっているのはリカルドの攻守の切り替えやアビスパから移籍してきた米田の献身的で豊富な運動量である。昨年のフロンターレのように、強力2トップと献身的ボランチがJ1昇格への必要用件になってきたようだ。その仮説が当っているならば、独走状態に加速がつくものと見る。
今年のキーワードがほぼ出揃っている。4連敗を受けたかどうか知らないが、1トップに変更してからはまずまずの成績。しかし肝心のデルリスは7節ザスパ戦を最後にゴールなし。出場すると周りのサポートが乏しく、かえって欠場している時のほうがいいサッカーを展開できているのはどういったことか。単純に研究されているのか、引きこもりな戦法に合わないのか定かではないが。ただ、デルリスが相手を4人も引きつけているのに両サイドの選手ととトップ下の選手がみんなフォローにも行かずに見ているだけ、ってどーゆーことよ。2トップにするとかサポートを速くするとか、監督の腕裁きひとつでなんとかなりそうなものだが。良くも悪くもデルリスを中心にどうするかで成績の上下が決まると言って過言ではない。
5節(4/2)ベガルタ戦以降勝ちなし。しかも3連敗中。失点は決して多くないチームなのだが、なぜか前半の失点が多い。45分までの失点が10失点、しかも14分までに限っても4失点。3連敗中の計6失点はすべて前半に喫したものだ。ケガで欠場しない限りトゥイードと山尾のCBコンビは不動である。サイドの対処に不安をかかえているのではないか。それでも得点力があれば返せるが、チーム得点王が城とジェフェルソンでたったの2得点では心もとない。ジェフェルソンは7試合、しかも168分しか出場していない。開幕戦以外はすべて後半からの出場だ。開幕戦以外の城のFWパートナーには本来ボランチのシルビオ、久保田、北村が組んでいるが、新人久保田の1得点しか成果が出ていない。ジェフェルソンと城のコンビネーションは悪くないと思うのだが、FWだけでなく全般的に、明確な選手起用ポリシーが感じられないのは気になるところである。
順位 | (第7節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | 最大勝点 | 一試合平均勝点 (予想勝点) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 京都パープルサンガ | 19 | 7 | 6 | 1 | 0 | 14 | 2.00 (1) | 6 | 0.86 (3) | 8 | 130 | 2.71 (119) |
2 | アビスパ福岡 | 15 | 7 | 4 | 3 | 0 | 12 | 1.71 (2) | 4 | 0.57 (1) | 8 | 126 | 2.14 (94) |
3 | 湘南ベルマーレ | 12 | 7 | 3 | 3 | 1 | 8 | 1.14 (7) | 5 | 0.71 (2) | 3 | 123 | 1.71 (75) |
4 | モンテディオ山形 | 10 | 7 | 2 | 4 | 1 | 10 | 1.43 (5) | 6 | 0.86 (3) | 4 | 121 | 1.43 (62) |
5 | ヴァンフォーレ甲府 | 9 | 7 | 2 | 3 | 2 | 12 | 1.71 (2) | 10 | 1.43 (8) | 2 | 120 | 1.29 (56) |
6 | 徳島ヴォルティス | 9 | 7 | 2 | 3 | 2 | 11 | 1.57 (4) | 10 | 1.43 (8) | 1 | 120 | 1.29 (56) |
7 | サガン鳥栖 | 9 | 7 | 2 | 3 | 2 | 9 | 1.29 (6) | 9 | 1.29 (6) | 0 | 120 | 1.29 (56) |
8 | 横浜FC | 9 | 7 | 2 | 3 | 2 | 6 | 0.86 (10) | 7 | 1.00 (5) | -1 | 120 | 1.29 (56) |
9 | 水戸ホーリーホック | 7 | 7 | 2 | 1 | 4 | 8 | 1.14 (7) | 13 | 1.86 (10) | -5 | 118 | 1.00 (44) |
10 | コンサドーレ札幌 | 6 | 7 | 1 | 3 | 3 | 6 | 0.86 (10) | 9 | 1.29 (6) | -3 | 117 | 0.86 (37) |
11 | ベガルタ仙台 | 4 | 7 | 1 | 1 | 5 | 7 | 1.00 (9) | 13 | 1.86 (10) | -6 | 115 | 0.57 (25) |
12 | ザスパ草津 | 3 | 7 | 1 | 0 | 6 | 5 | 0.71 (12) | 16 | 2.29 (12) | -11 | 114 | 0.43 (18) |
ついにサンガの連勝が止まった。2位アビスパとの勝点差4に目を奪われていると、2位と3位ベルマーレとの勝点差が3であることを忘れがちだ。3位から10位までの勝点差は6なだけに、該当チームは早く昇格争いの挑戦権を得たいところだ。
失点シーンはGK小林が前に出すぎていたためなのだが、普段はあまり前に出ないようなので素直に相手を誉めたほうがよい。どうにもできなかった一失点だ。戦い方は全般的にポゼッションが高くてしっかりプレスかけている。ひとりひとりの守備力高いので、FW柿本がどんどん勝負しに行ける。その反面、後半は運動量が落ちてカバーリング遅くなり、相手にスペースを与えるディフェンスになっている。今節は判定と相手の拙攻に助けられたが、今後試合を重ねるにつれて影響が出てこないか心配である。
先制点は右サイドハーフウェイラインから、佐々木の約50メートルのロングクロスが得点。実はねらっていたところがスゴイ。右足とスピードが武器で新人ながら右サイドの定位置を獲得し、今後も要注目だ。ただしチーム自体は柏原ジョージ主審による計5枚のカードやジャッジに泣かされた。後半は更にオマケにゴールポストやオフサイドに阻まれてしまった。失点は先制した直後にPKを与えてしまい、勝ちきれない印象がある。これで3試合連続引き分け続行中で最も多い4引き分けになった。ただ、今節のように相手を圧倒していたのに接戦をモノにできないと、昇格争いは厳しくなるのではないだろうか。
順位 | (第6節終了時) | 勝点 | 試 | 勝 | 引 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | 最大勝点 | 一試合平均勝点 (予想勝点) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 京都パープルサンガ | 18 | 6 | 6 | 0 | 0 | 14 | 2.33 (1) | 6 | 1.00 (4) | 8 | 132 | 3.00 (132) |
2 | アビスパ福岡 | 12 | 6 | 3 | 3 | 0 | 11 | 1.83 (2) | 4 | 0.67 (1) | 7 | 126 | 2.00 (88) |
3 | 湘南ベルマーレ | 11 | 6 | 3 | 2 | 1 | 7 | 1.17 (6) | 4 | 0.67 (1) | 3 | 125 | 1.83 (80) |
4 | モンテディオ山形 | 9 | 6 | 2 | 3 | 1 | 9 | 1.50 (5) | 5 | 0.83 (3) | 4 | 123 | 1.50 (66) |
5 | 横浜FC | 9 | 6 | 2 | 3 | 1 | 6 | 1.00 (10) | 6 | 1.00 (4) | 0 | 123 | 1.50 (66) |
6 | ヴァンフォーレ甲府 | 8 | 6 | 2 | 2 | 2 | 11 | 1.83 (2) | 9 | 1.50 (6) | 2 | 122 | 1.33 (58) |
7 | 徳島ヴォルティス | 8 | 6 | 2 | 2 | 2 | 10 | 1.67 (4) | 9 | 1.50 (6) | 1 | 122 | 1.33 (58) |
8 | サガン鳥栖 | 6 | 6 | 1 | 3 | 2 | 7 | 1.17 (6) | 9 | 1.50 (6) | -2 | 120 | 1.00 (44) |
9 | コンサドーレ札幌 | 5 | 6 | 1 | 2 | 3 | 6 | 1.00 (10) | 9 | 1.50 (6) | -3 | 119 | 0.83 (36) |
10 | ベガルタ仙台 | 4 | 6 | 1 | 1 | 4 | 7 | 1.17 (6) | 11 | 1.83 (10) | -4 | 118 | 0.67 (29) |
11 | 水戸ホーリーホック | 4 | 6 | 1 | 1 | 4 | 7 | 1.17 (6) | 13 | 2.17 (11) | -6 | 118 | 0.67 (29) |
12 | ザスパ草津 | 3 | 6 | 1 | 0 | 5 | 5 | 0.83 (12) | 15 | 2.50 (12) | -10 | 117 | 0.50 (22) |
開幕から6戦全勝でサンガが飛び出した。パウリーニョの7得点、アレモンの3得点が効いているが、5節サガン戦で逆転された試合展開をロスタイムでようやく逆転できたように安定感に乏しい。03年サンフレッチェ、04年フロンターレを思い起こさせる快進撃を止めるのはどのチームだろうか。
もう一つの無敗チーム。最下位ザスパ相手に0-2から4点挙げて逆転できたのは大きい。前半は簡単に中央突破を許し先制点を取られたが、後半開始と同時にDF千代反田とFW太田の投入で流れが変わった。前半は持ち味を生かせなかったFW有光が右サイド突破できるようになって攻撃が活性化。太田・有光ともに得点を挙げ、前半で下がった福嶋とともにポジション争いは激化の様相だ。4節ベルマーレと5節モンテディオの上位チームに2試合連続スコアレスドローという不安な展開を一掃し、昨年第4クールのような快進撃も期待できる。
ボールを支配して常に主導権を握る、ある意味このチームらしさが出ていた前半だったが決定力に欠け、ロスタイムに失点。まだ無失点試合がない現状を象徴している。DFアライールが腰痛の治療のため一時帰国している影響もあるのだろうか。相手に流れが傾いているところに小倉はFK、バレーはPKによる得点(どちらもびみょーな判定)、きわめつけは松本イクヲ監督退席直後のセットプレーの得点(FKのこぼれ球を押し込む)なので、今節は主審:長谷のおかげで勝てたと言っていい。負けゲームの流れになっていたので、この試合が本来の力ではない。ただ、藤田をボランチに下げて倉貫とダブルボランチを組み、二列目左の石原、右に先発に復帰した水越の中盤はよく機能していた。
退場者2名に加えて松本イクヲ監督退席。そりゃ混戦の中でのボールの奪い合いなのにファールを取られたら怒りたくなる心境はわかるけど。3失点すべて判定がらみでしかもFK・PK・FKのこぼれ球なので、その分を抜いたら実質6失点。サンガ・横浜FCと同レベルの守備力はある。引きこもりがちでカウンター頼みといったイメージが強い攻撃は、初先発の右MF長谷川にボールが経由した時にチャンスが生まれていた。ボールを繋げていたが1人少なくなって同点にされた時点でゲームプランは終わり、新居を目掛ける展開に戻っていた。ボランチの落合が2試合出場停止の上、ビジュ、村主の故障者(どちらもボランチ)もかかえたところで、次節ベガルタ戦に今節のようなサッカーが展開できれば見通し明るいのだが。
5節にようやくヴォルティスから初勝利を挙げたが、昇格組同士の対戦なので実質J2未勝利状態。FW吉本の左サイドから手数をかけない攻撃と、山口の個人技(特にセットプレー)に象徴されるように、攻撃パターンは確立されつつある。ただ、高い位置からの守備はサボっているのか無視しているのかわからないが無きに等しい。右SB依田、DFリーダー小田島、CB籾谷と5節で無失点で抑えたようにDF陣のタレントは決して悪くない。ようやく4バックで定まってきたがシステム・戦術的問題は抱えたままだと思われる。