2004年J2短評(1)

Jリーグ予想&分析は開幕前に予想を立てて、終了後に結果と検証を述べていく予定です。
しかし、いざ分析しようとしても、忘れてしまう可能性大なので、このコーナーに思ったことをメモ帳代わりに記していきます。日付ごとに書いていきますが、全チームは毎回フォローできません。一回も取り上げないチームが出てくる可能性があることをお許しいただきたい。(それどころか1チームも取り上げない節があるかもしれないが。。。)
私と違った意見をお持ちの方、詳しい方、実際に観戦された方、補足・蛇足・追加・異論・反論・オブジョクション大歓迎です。掲示板でもメールでも一行程度でも構いませんので、お寄せ下さい。このコーナーでも取り上げていきたいと思います。

2004年度版より一部構成を変更します。リーグ全体の総評を追加します。ただしチーム毎の寸評は減ることがあります。あらかじめご了承下さい。

第2クール最終結果

順位
勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
1 (1) 川崎フロンターレ 30 11 10 0 1 24 2.18 (1) 4 0.36 (1) 20
2 (2) 大宮アルディージャ 20 11 6 2 3 16 1.45 (3) 11 1.00 (5) 5
3 (3) ヴァンフォーレ甲府 19 11 5 4 2 17 1.55 (2) 10 0.91 (4) 7
4 (6) 京都パープルサンガ 18 11 5 3 3 15 1.36 (4) 11 1.00 (5) 4
5 (7) ベガルタ仙台 17 11 4 5 2 15 1.36 (4) 14 1.27 (7) 1
6 (4) アビスパ福岡 16 11 4 4 3 11 1.00 (6) 8 0.73 (2) 3
7 (8) 横浜FC 13 11 3 4 4 11 1.00 (6) 15 1.36 (8) -4
8 (5) モンテディオ山形 12 11 3 3 5 10 0.91 (9) 17 1.55 (10) -7
9 (9) サガン鳥栖 12 11 3 3 5 9 0.82 (10) 16 1.45 (9) -7
10 (10) 水戸ホーリーホック 10 11 2 4 5 6 0.55 (12) 9 0.82 (3) -3
11 (11) 湘南ベルマーレ 8 11 2 2 7 11 1.00 (6) 17 1.55 (10) -6
12 (12) コンサドーレ札幌 5 11 1 2 8 9 0.82 (10) 22 2.00 (12) -13

昨年は第2クールの成績でJ1を狙えるチームと厳しいチームと分かれたが、今年もその例にならっている結果になっている。1〜3位はそのまま現時点の1〜3になっている。また、9〜12位も同様である。

順位表によると、2位アルディージャから9位サガンまで勝ち点差は8。ここまではJ1昇格の可能性を充分に残している。個々のチームの特徴ははっきり分かれているので、それは第2次順位予想(後半戦開始前時点)で見ていく(これから執筆していきます)。


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第2クール第6節結果(第17節終了時点)

順位
勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
1 (1) 川崎フロンターレ 18 6 6 0 0 12 2.00 (1) 2 0.33 (1) 10
2 (5) ベガルタ仙台 11 6 3 2 1 11 1.83 (2) 10 1.67 (9) 1
3 (4) 横浜FC 10 6 2 4 0 7 1.17 (5) 5 0.83 (2) 2
4 (8) 京都パープルサンガ 9 6 2 3 1 9 1.50 (3) 6 1.00 (4) 3
5 (2) アビスパ福岡 9 6 2 3 1 6 1.00 (7) 5 0.83 (2) 1
6 (7) 大宮アルディージャ 8 6 2 2 2 8 1.33 (4) 8 1.33 (7) 0
7 (6) ヴァンフォーレ甲府 8 6 2 2 2 7 1.17 (5) 8 1.33 (7) -1
8 (3) モンテディオ山形 7 6 2 1 3 6 1.00 (7) 10 1.67 (9) -4
9 (11) 湘南ベルマーレ 5 6 1 2 3 6 1.00 (7) 7 1.17 (5) -1
10 (9) サガン鳥栖 5 6 1 2 3 6 1.00 (7) 10 1.67 (9) -4
11 (10) 水戸ホーリーホック 4 6 1 1 4 4 0.67 (12) 7 1.17 (5) -3
12 (12) コンサドーレ札幌 2 6 0 2 4 6 1.00 (7) 10 1.67 (9) -4

タダの勝敗表ならJリーグ公式サイトの順位表やスポニチアネックスなどのJ2勝敗表を見たほうがいいと思うので、そちらをご覧下さい。なが〜いJ2戦線は4分の1ずつクールに分けているので、それを基準に見ていきたいと思います。

6戦全勝のフロンターレは、ご覧の通りでしょう。攻守共に文句つけようのない結果です。注目は負け数が少ないチームでしょう。横浜FCがしぶとく戦っていることがわかります。アビスパは苦しみながらもここ2戦は連勝。失点数が2番目に良い数字になっていて本来なら要注意チームの一つなのだが、後述の理由によりしばらくの間は苦戦が予想される。

4 (8)京都パープルサンガ

今節チェ・ヨンスが戻ってきたが、第2クール初黒星。田原・黒部がようやく点を挙げられるようになったが、他にも松井などタレント豊富なのに効率悪い。GK平井はどうしたのだろうか。佐藤寿人に挙げられた決勝点はGK西村の不注意だ。これが原因かどうかわからないが、西村監督解任、木村総監督辞任、、、今年もまたですか?どうやら前モンテディオ監督の柱谷おにいちゃんが地元がい旋してくるが、シーズン途中で監督交代して昇格したのは99年のフロンターレしかないことをフロント陣は気づいているのだろうか?

5 (2)アビスパ福岡

5月のフロンターレサンガ横浜FCヴァンフォーレといった上位チームとの対戦はすべて無得点。ただし原因は故障者続出とはっきりしている。昨年ブレイクしたFW林が負傷。4/24に脾臓(ひぞう)を損傷したFW太田は全治3〜6カ月の見込み。これだけでも痛いのに、5/29にはDFアレックスが右足首のねんざで全治4週間だ。不動のメンバーになった千代反田、藏田、平島ら守備陣の踏ん張りだけでは限界があるだけに、強力なフォワードを欲しいところか。6月に入ってからは2連勝しており、故障者が戻ってくるまでこのペースで行きたいところだ。

8(3)モンテディオ山形

本当に2〜3位につけているのが不思議なほど、第2クールに入ってから失点が増えだした。5月はコンサドーレ戦を除くとすべて2失点以上。もっとも戦前の予想通りと言えばそれまでなのだが、星や大島ら攻撃陣が好調で攻めまくっているのに拙攻が目立つ。やりくり上手な鈴木監督のサッカーも研究され始めているということなのか。6月に入ってからの2試合は共に1失点で抑えたが、引き分けが多い横浜FCと下位のホーリーホック戦なだけに、真価を問うのはまだ早い。

6 (7)大宮アルディージャ

良くもなく悪くもない第2クールに見えるが、私から見ればやっぱりまたかの印象だ。得点力不足にはダニエルに見切りをつけてトゥットを獲得。この時期の外国人入れ換えも定番化しつつある。その効果はまだ出ていないというよりも、電柱ばっかり集めてどーすんの?まさかNTTだけに大好きなのかい?

7 (6)ヴァンフォーレ甲府

5月は4勝2分け1敗。バロンが一試合4得点を含む7得点の荒稼ぎ。調子が上がるにつれてチーム順位が上がってきた。この調子なら、と期待が膨らんだ矢先に、FW小倉、MF水越、MF藤田と主力が相次いで負傷リタイヤ。今年は開幕してから一度としてベストメンバー組めました?小倉の15試合1,136分に出場して無得点という事実も不思議だが、今年はたたられている。そろそろ補強の準備に入るのだろうか。このままでは苦戦は免れられないだろう。


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第1クール最終結果

順位
勝点 試合 引分 得点
失点
得失点差
1 川崎フロンターレ 27 11 9 0 2 24 2.18 (1) 9 0.82 (1) 15
2 モンテディオ山形 20 11 5 5 1 15 1.36 (3) 10 0.91 (3) 5
3 アビスパ福岡 18 11 5 3 3 18 1.64 (2) 11 1.00 (4) 7
4 ヴァンフォーレ甲府 15 11 4 3 4 15 1.36 (3) 12 1.09 (5) 3
5 サガン鳥栖 15 11 4 3 4 13 1.18 (6) 13 1.18 (8) 0
6 大宮アルディージャ 15 11 4 3 4 12 1.09 (8) 12 1.09 (5) 0
7 横浜FC 14 11 2 8 1 12 1.09 (8) 9 0.82 (1) 3
8 京都パープルサンガ 13 11 3 4 4 15 1.36 (3) 12 1.09 (5) 3
9 ベガルタ仙台 13 11 4 1 6 13 1.18 (6) 22 2.00 (12) -9
10 水戸ホーリーホック 11 11 2 5 4 11 1.00 (10) 19 1.73 (10) -8
11 湘南ベルマーレ 8 11 1 5 5 8 0.73 (11) 20 1.82 (11) -12
12 コンサドーレ札幌 7 11 1 4 6 8 0.73 (11) 15 1.36 (9) -7

例年出足が鈍いフロンターレが飛び出した。山あり谷ありの昇格戦線でまず一歩リード。2位モンテディオから6位アルディージャまで勝ち点5の間に5チームがひしめく。9位ベガルタも十分射程圏内だ。第2クールまでは下位のチームもジャンプアップする可能性は十分にあり、7月にどんな順位になっているか予断を許さない。得点力の弱いチームが順当に下位に位置しているが、まだまだ巻き返しのチャンスあり。。

(1) 川崎フロンターレ

マルクスを重傷で欠いていても圧倒的な攻撃力を有する。岡山離脱中でも守備の破綻はないが攻撃に比べるとやや不安。一試合2失点が4試合もある。ちなみに2敗はいずれも東北地方で喫したものである。

(2)モンテディオ山形

大島が7得点の大爆発。他にデーニ、高橋もよい。攻撃のよさにつられて守備も良くなった。唯一の敗戦は3失点を喫した4節サンガ戦。それ以降5勝2分0敗と絶好調だ。

(3)アビスパ福岡

連勝は2つまでだが連敗しないのはよい。得点者が8人に及んでいるのも安定感を感じる。ただ、3敗のうち、フロンターレベガルタの昇格を争う可能性があるチームに負けていることが気になる。苦手意識を抱かないよう戦っていけるかがカギ。

(4)ヴァンフォーレ甲府

負け数が先行していたが11節で5分に帳尻を合わせてきた。ただバロンの8得点はいいが、前得点の約半数というのが気になる。マークが厳しくなるこれからは、小倉や石原らの奮起が不可欠。奈須・中田・仲田とDF陣に故障者が相次ぐがよく守っている。

(5)サガン鳥栖

最大の驚きだ。イクヲイリュージョンで6節を最後に負けなし。7節を最後に2失点がなく、守備陣は自信をつけている。これにつられて佐藤大実、竹村、伊藤らが思いっきりいいプレーをしている。

(6)大宮アルディージャ

現時点での尻すぼみチームの一つ。勝利は6節が最後で、それ以降は5試合で3得点。得点力不足が課題だが、私の記憶が正しければ、攻撃陣のテコ入れをしたんでしょ。バレー、高橋、ダニエル、盛田らFWの起用が安定化しないと第2クールも苦しい。

(7)横浜FC

敗戦が8節フロンターレ戦のみ。その上2失点がたったの2試合なのは立派。昨年最多失点のチームにDFトゥイード加入は大きい。むしろここ7試合で4得点の攻撃陣が不安か。今のところ1-0で勝てる力はある。昨年のように守備が破綻しないことを祈りたい。

(8)京都パープルサンガ

チェ・ヨンス離脱が痛すぎる。得点を挙げた4試合でチームは10得点だが、無得点の7試合は4得点しか挙げていない。黒部や松井などタレント豊富なのに効率悪い。第2クールに復帰してくるが、依存度を低くしないと取りこぼしを増やしかねない。

(9)ベガルタ仙台

7節まで1勝6敗の虐殺ショーのときは、どうなることやらと思った方も多いだろう。8節からの4試合で3勝1分9得点3失点の荒稼ぎ。DFガスパルが攻守に調子を上げてきた。ベルデニック監督はジックリチームを作ってくるので、第2クールは要注意。

(10) 水戸ホーリーホック

勝ち星は7節コンサドーレ戦と10節アルディージャ戦と絶不調のチームから。調子のよいフロンターレヴァンフォーレベガルタには大敗している。磯崎ら攻撃はよくなったが、守備は闘莉王の穴が大きすぎる。

(11)湘南ベルマーレ

昨年守備だけはよかったが、ただいま3連敗中。しかも2-3-4と試合を追うごとに失点が増えている。DF陣はメンバーが固定できていない。攻撃はアマラオが2得点を挙げても、弱さは相変わらず。

(12)コンサドーレ札幌

左サイド三原が今季絶望の重傷で勢いを失った。経験不足の若手ばかりで、一度失敗すると歯止めが利かない。DF佐藤尽が復帰して左サイドも和波が期限付き移籍から戻ってくる。流れを変えることときっかけをつかみたい。